調光の新しいの
目のことレンズのこと

25.06.24

HOYAの調光で、白マルチコートが出ました。ヴィンテージの店としましては、待ち望んでいた調光レンズという気持ちです。

今回のご注文は、累進の調光でした。削る前にも撮っています。表面がヴィーナスガードのパールっぽい白系反射光で、裏面はヴィーナスガードのメイリョウっぽい反射です。メイリョウは、HOYAのローリフレクション系のコーティングになっています。いたせり尽せりです。反射光が重なっていることが確認出来ますが、紫っぽいのは裏目での反射光です。

例えばこの前ご紹介の、小さめのペルソールに組み合わせたらかなり良さそうです。

今回のフレームのように、特段古いフレームってことではなくても、レンズが白い反射光でスッキリしているだけでも、ヴィンテージっぽく見えて、カッコよくなると思います。

ローデンストックのカットリム
ヴィンテージのメガネ

25.06.20

ローデンストックのエクスクルーシブです。ローダフレックスというバネ蝶番のモデルです。

片側だけに刻印というところに美学を感じます。どっかのタイミングで、それ以降は左右両方に“RODAFLEX”と刻印が入ることになります。

レンズサイズは左側裏面にこっそり。この感じもカッコ良いです。

 

このフレームに関しては、エクスクルーシブだから即ち良いという要素も含みつつ、綺麗なカットリムであるという点が素晴らしいです。

カットリムということで、ただレンズ周りに幅を持たせている訳ではありません。断面に造詣を加えています。紡錘型に角で収束をさせています。ちゃんと角の位置で断面の収束がくるように削ってあります。この作業は相当難しいと思われます。不良率ヤバそうです。

おっちゃん型のフレーム且つカットリムで、重たい雰囲気に重たい雰囲気をさらに加えているわけですが、正面以外にはちゃんと軽やかな抜けを作っておりまして、絶妙なバランスがとられています。

ローデンストックのカットリムの他のモデルでも見たことがありますが、光沢有り無しの違いを正面に同居させています。それによって、ややサーモントフレームっぽい雰囲気も足せています。

在庫が数本、まとまってありましてシールや台紙やデモレンズが無いものを載せてみます。なぜ”RODAFLEX”が片側なのか、何となくメガネを畳むと予測がつきます。必要最低限の記載で畳んだ姿も静かに美しくということで、ローデンストックに宿るミニマルな美意識がここに垣間見えます。

ペルソールの使用例
雑記

25.06.16

自分で使ってみているペルソールです。以前も載せたと思います。

デッドストックのタグ付きで発見されました。残念ながら標準装備のガラスレンズが突っ張ってしまい、裏面には亀裂が入っておりました。不幸中の幸いで、表は首の皮一枚で繋がっています。とりあえず溶剤でくっつけまして、他人から見て瑕疵が無いような雰囲気にしています。使用してまだ1年くらいです。パツンと、はち切れずに使えています。

先ほどの記事に関連して、このフレームも強烈にブリッジとリム上端の幅が広いです。

それでいてフロントの厚みが極限まで抑えてあります。今の時代のセルがステーキなら、これはしゃぶしゃぶみたいなフレームです。

私はある程度の近視で、どう足掻いても前面のカーブが浅くてレンズ縁の厚みがでます。ということで早々に諦めてコバがはみ出しまくっています。その感じもちょっと歪で良いなと感じていまして、なかなか気に入っております。

今日は休みになってしまいました
ヴィンテージのメガネ

25.06.16

今日は急遽休みなってしまいました。

 

ヴィンテージの入荷がざっくり100本くらいありまして、そのうちペルソールが10本くらいあるのが嬉しいです。ある程度まとまった量のペルソールが入るのは初めてです。

取り急ぎ掲載したのは、ペルソールの中では小ぶりな、ウェリントンのような、タレ目感の少ないティアドロップにも見えるフレームです。

有名なペルソールとなりますと、Steve McQueen 着用の649が挙げられます。あれはレンズサイズが54ミリの鼻幅20ミリです。これはレンズサイズ51ミリの鼻幅20ミリなので、あれで何だか大きいなあと諦めた方にもおすすめです。

 

洗浄で剥がれたシールは保存してあります。

修正時の手応えやデッドストックで出くわした時の状態を踏まえますと、ガラスレンズの枠入れがキツいのか、セルの縮みが著しいのか、はたまたその両方なのか。ペルソールはとにかく変形が大きく、初めのレンズ外しがやや難儀な印象です。

他もだいたいこんな感じです。これで歪みが少ない方だと思います。

ペルソールのデザインの良さとして、リムの太い細いの緩急の付け方が激しいところが、理由としてひとつあるなと思っています。それゆえ迫力があるのに軽快だったり、エレガントさとラフさが両立出来ていたりするのでしょうが、その細い部分からリム切れしていることも多々です。今回の入荷は、今のところ全てリム切れしていないです。とりあえずこの調子でガラスレンズのリサイズだけでも早急に着手する予定です。(ちなみに手応えとしましては、ガラス素材であの力加減でグルッと2〜3周砥石に当ててちょうど良い感じとなりますと、横幅で0.3ミリ〜0.5ミリくらいレンズが大きい感じがします。)

今のところ5本修正が終わって、あと半分です。残り半分は、太セルの怒った雰囲気のフレームです。個人的にはそういうペルソールが好きなので、後にとっております。

6月10日(火)は休みです
営業案内

25.06.09

6月10日(火)は月例の眼科さん出張のため、店は休みです。

6月8日(日)は休みます
営業案内

25.06.06

明後日6月8日(日)は休みます。

ハマる
雑記

25.06.04

DYMO買いました。

もっとハイグレードで良いやつ買っても良かったかも。とりあえず1880には、0(ゼロ)と-(ハイフン)が無いです。ゼロはオーで代用とのこと。アンダーバーはあります。浮き出た文字がかわいいから、ひらがなが打ちたくなってきました。

何でダイモかと言いますと、この前のアルミケースですね。あれをもう少し味付け出来ないかなと考えてです。

ダイモ自体の歴史が1957年(販売は1958年)ということで、そこから変わらないプラスチックのラベルのレトロな感じが、アルミ素材のケースに相性が良いかなと思ったんですよね。

実験1

とりあえず、イニシャル以外でということでケースの品番を貼ってみました。特にケースを買ってしまったあとは、意味のない情報かもしれませんが、それくらいがカッコいいかなと思いまして。

備品の管理番号みたいな雰囲気が出て良いです。

実験2

正面にもスペースがあります。例えばJANコードとかも良いかも。軍物のコントラクトナンバーみたいな雰囲気を出していますが、ただのバーコードの番号です。

実験3

色々な店で買った色々なメガネやサングラスが入るので、中身を特定しない中身とチグハグにならない、ざっくりスーパーメガネくらいがカッコいいのかもしれないということで。

あとは、黒ラベルで全部大文字でフルネームを入れて、パッと見で謎のハイブランド風にしても良さそうです。

サンプラチナ ツーポ 手彫り
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

25.06.03

サンプラチナのツーポ、ラウンド45ミリです。ゆるやかな弧を描くブリッジに、曲線による模様を手彫りで埋めました。曲線の模様の方が、そのカーブに沿わせやすく綺麗に納まります。

テンプルは、ヴィンテージのボシュロムフレームから採用したダイヤ柄です。

ヴィンテージのフレームも、全部が揃いの柄では無くて、適模様適所だったりします。ブリッジにこのダイヤ柄を手彫りで入れられないことは無いのですが(過去には彫金した事例もあります)、模様からブリッジに沿った選択をすることで、よりバシッと美しく仕上がります。

ラウンドのツーポは今の時代に、めっちゃ良いですね。程よく時流に乗りつつ、程よくこれまでのクラシック路線で。半歩先くらいな感じです。そもそもラウンドもツーポも、メガネ的には昔から存在しており、オーソドックスとか普遍のカテゴリーに振り分けられると思います。流行っていなければ、クラシックでオーソドックスを押さえていますよと、硬派なオーラを出せば良いのです。流行っているならオシャレで良いでしょというノリの良いオーラを纏えば良いだけだったりします。

巷のメガネがガラッと変わっていきなりツーポ、何なら細めのツーポという時代には突入しておりませんし、そもそも突入するかどうかも分からなかったりします。そんな中、たまたま自分は好きで掛けていただけなのに、周りの評価がガラッと変わって急に褒められるようになったときの嬉しさと言ったらもう。けっこうな充足感だったりします。

手彫りのキラキラにしても、グランジやポストグランジにおいても根強く残る粗野がカッコいいという土俵に対して外す、逸れる、逃走する機能として永らく作動してきました。今年になってからは、ジェントルモンスター的なメガネによる転換があり、キラキラしてカッコいいと、割と直球で言っていただけることがあります。かなり嬉しい反面、褒められ慣れていないのでやや複雑な心境だったりもします。

明日は14時ごろに検眼しているかもです
営業案内

25.05.30

明日5月31日(土)は、14時ごろから検眼しているかもです。

価格改定
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

25.05.26

無垢のメタルフレームですが、最近のフレーム以外の値段が上がります。ベーシックな一山シリーズやクリングス付きのタイプを中心にですね。925シルバーもサンプラチナも上がります。

K18を一部使用したこれも値上げします。

7月から変更します。

創業より、参考上代の税抜き価格でずっと販売しておりました。値引きしないと言いつつ、今までずっと実質10%オフ状態でした。ということで戻して上がります。

最近の商品や、スタンダードシリーズより手が込んでお高い商品群は、こちらもなんだかんだで参考上代より1〜2割下げた価格を販売価格にしておりました。7月からは参考上代のちょい下げくらいまで価格を戻します。

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