カテゴリー:ヴィンテージのメガネ

イギリスから
ヴィンテージのメガネ

18.02.04

イギリスからメガネが届きました。20本ほどです。写真のようなテレビジョンカットの施してある、レンズが内側に窪んだフレームがぼちぼち含まれております。おそらく、デザインから察するに60年代ごろでしょう。久々に、この辺りの年代のメガネを見ました。サングラスにすると、やっぱりカッコいいです。人類が宇宙を目指していた時代です。

イギリスで活動されていらっしゃる、日本の方から譲って頂きました。メガネのデザインをされているそうです。現在のメガネの為に活躍されている方の力にもなりますから、私としては販売にも力が入ります。

 

ツァイス
ヴィンテージのメガネ

18.02.04

ヴィンテージ、ツァイスのメガネ。サングラスで検討された方がいらっしゃったので、イメージしやすいように色のレンズを入れております。

横も良い感じです。ツァイスのロゴが入っています。これくらいのさり気なく同化している場合だと、自然に掛けられそうです。

 

入荷
ヴィンテージのメガネ

18.02.03

100本くらい入れました。今からぼちぼち直していきます。

先日のドイツ分、あとはもう一発この後に海外から入ります。取り敢えずこの入荷たちで、すってんてんになりました。

お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ

18.01.27

一年ぶりの再会です。豊橋時代に販売したメガネです。色々あって、その時は珍しくレンズ無しの伊達メガネで販売しました。基本は、度無しでも型崩れ防止でプラスチックレンズを入れてお渡しします。

くすみの除去と、鼻盛り、あとはブラウン50%のレンズを入れてサングラスで仕上げました。もちろん裏面マルチです。

このフレームは、自分が欲しかったのでよく覚えています。セルの柄が美しいです。茶色ではなく、カーキの様な色味です。柄の入り方は鼈甲風ではなく、ストライプっぽい柄の入り方です。それが、野暮ったくなりがちな大きめの四角のフレームを、スッキリとかっこ良くしているのでしょう。

また、フロントからテンプルにかけての角の落とし方が綺麗です。ゴツさを中和しています。

今見ても、相当ぐらっと来ます。いいフレームでした。

今回は、デモレンズの傷が入ってきて使い辛くなったカザールのレンズ入れ替えも行いました。変色してきたシリコンパッドも交換しています。

この振り幅があってメガネを楽しんでいらっしゃる、そういう方に渡って良かったなと思いますし、それのおかげで自分の欲求は抑えられています。行くべきところに行くという感じです。

OG風
ヴィンテージのメガネ

18.01.23

OG風という表現は、OGにもこのフレームにも失礼なんでしょうけど、それしか思いつかないのでお許しください。

スウェーデンのフレーム。個人的には、今回の中で一番かもしれません。久々にメガネで衝撃が走りました。物としてカッコ良く、似合うかどうか分からんですが、関係なしに掛けたくさせるデザインでした。サイズは48◻︎16-145で、テンプルに刻印が無ければ、60年代のOGで通りそうな雰囲気が出ています。

面の取り方、ボリュームの緩急のつけ方が綺麗です。特に智の部分が綺麗です。

検品完了しました
ヴィンテージのメガネ

18.01.23

ドイツからの荷物の検品が終わりました。

ペルソールです。レイバンもペルソールも、そんなに乗り気では無いのですが、このモデルは好きなのでやります。一本じゃ寂しいので、他に型違いで3本くらいあります。もちろんRATTIです。

レスカとペルソールがくっついた、欲張りセットみたいでいい感じです。鼻幅が広い、且つレンズがデカイのでガラスは諦めた方が無難です。形状的には、鼻盛りせずに、ゴーグルみたいにピッタリくっ付くくらいで掛けるとカッコ良いのでしょうが、殆どの日本人が無理っぽいです。鼻がパス出来ても、頬が当たりそうです。それにめげずに、何とかする予定で取っています。

根強い人気です
ヴィンテージのメガネ

18.01.19

レスカのお持ち込み。元々はG15系の、グリーングレーのレンズが入っていました。写真はレンズ変更済みです。グレーの50%、ハードコート、フラットレンズです。フレームカーブを落とすのに苦労しました。

実寸のレンズサイズが43ミリで、濃度80%くらいのレンズが入ると、シャネルズ感がどうしても出ます。良いか悪いかというよりは、好みです。一般的には、濃さを落とした方が使いやすいと思います。

鼻盛り前。実寸で24ミリ。日本人だと、18ミリ〜20ミリくらいまで詰めないと、かけられないでしょうね。

鼻盛り後です。19ミリまで詰まりました。これなら鼻に乗るでしょう。

テンプルの開き。一旦150ミリまで開いています。男性なら150ミリ〜160ミリくらいで収まることが多いです。初期値は120ミリでした。これだとおそらく、掛けた瞬間から下がっていたと思います。

野暮ったい感じが薄まって、程よいです。ミラーまでいかない、自然な光の反射です。

それにしても、どうやって販売しているのか気になりますね。それに、買ってちゃんと使えていない人が多そうです。皆さんどうしているのでしょうね。それが原因で、メガネが煩わしい物という認識になってしまうと悲しいです。作業しながら、いつも思います。

ツーブリッジ
ヴィンテージのメガネ

17.12.27

ツーブリッジ。ローデンストックのヴィンテージです。珍しく、黒の塗装で剥がれも無いです。

カッコよすぎるのがダメな風潮なので、ハズしのツーブリッジなのでしょう。ダサいイメージを払拭出来ていない眼鏡です。むしろその野暮ったさのイメージは変化しないまま、評価のみが変化したのは面白いと思いました。まさか、ツーブリッジが欲しいと人々が言い始めるとは、2年前には想像出来ませんでした。

ちょっと追加しました
ヴィンテージのメガネ

17.12.22

ローデンの金張りのツーブリッジ等々、ちょっと入りました。あとはモレルとかです。

トロの黒のつや消しは、塗装の剥がれが無く、ノミネジもちゃんと付いています。ブリッジがカッコいいです。でも、それよりも個人的な感動は、一番上のニコンのサーモントです。

眉部分の2段面取りによる立体感と、カットリムの存在感が堪らないです。

そして、これは「TITEX-B」です。チテックスとは、ニコンが1981年に初めてフルチタンでフレームを組んで発売した時の、チタンフレームのカテゴリーを指します。

これの品番が800番代であり、初期のチテックスは480番の品番ですから、ちょっと後のモデルではあります。ですが、ニコンのサーモントのデザイン性と、チタンの加工の精密さに驚きました。全く古さを感じさせません。日本のメガネは、フルチタンのフレーム製造を世界に先駆けて成功させてから、主導権を握り始めます。その辺りの歴史を踏まえて眺めますと、より一層精悍に見えます。

ちなみに、”-B”というのは、チタンにニッケルを薄く巻いて、ロー付けをしやすくしてから組み上げたフレームを指します。当時、チタンのロー付けや複雑な加工、メッキ処理が困難だった為、表面を慣れ親しんだニッケルで覆うことで、前述の加工等々がしやすく、綺麗に仕上がるようにしていたようです。もちろん、”-A”も存在し、そちらは純チタンです。次はチテックスのAを拝見したいですね。

特に、凄く価格が高いとか、その他のヴィンテージ界隈で注目されているとかではありません。今の日本のチタンフレームの礎となったフレームが、結構カッコよくてビックリしたというだけの話です。

参考文献

「福井産地に於けるチタン眼鏡枠開発技術革新史 2014年」

新入荷
ヴィンテージのメガネ

17.12.19

日本製 K18 無垢 90年代です。

デザインが良く、無垢ものにしては珍しいなと思います。もっと、普通なデザインで出ることが多いです。いくらなんでも、ファッションとして取り入れにくい感じの物が大半です。

今ですと、金の量を減らす意味もありますし、顔に乗せたときの華やかさを抑えるために、フレームの形式として例えばナイロールにすると思います。下が無いフレームのことです。それか枠無しのツーポイントで、ウシジマくんみたいに大きくするパターンでしょう。

90年代は金の価格が落ち着いていました。平均価格を調べますと、10年間で2,000円を超えたことが一度も無いです。田中貴金属の金価格年次推移を見てみると面白いです。

それも時代背景にあり、48◽︎20-140という金無垢ながら大ぶりなフルリムのメガネが、量産品としてあったのだと考えられます。

90年代に入りますと、さすがに金属の鍛え方もしっかりしており、弾力性があります。コシみたいな、反らせたときのしなやかさが出ています。眼鏡として、ちゃんと使える物になっています。それもピックした理由です。

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