カテゴリー:ヴィンテージのメガネ

YSL
ヴィンテージのメガネ

18.04.11

80年代のイヴ・サンローランです。製造は日本です。羨ましいくらいに、其処彼処にデザインが詰め込まれています。何でも形になってちゃんと売れた、80年代の良さに溢れています。デザインする人も作る人も掛ける人も、皆楽しかったんだろうなと想像出来ます。

リムのデザインも強烈です。s-1.00くらいの弱い近視であれば、ギリギリ度付きも出来そうです。レンズを外したら、爪の部分が折れそうで怖いです。

この時代によくある、ウネウネのテンプルです。ウネウネさえしていれば、とりあえずカッコいいという感覚があったのでしょうか。個人的にはかなり好きなデザインでして、例えば現代でマイキータやアイシーベルリンのような、シートメタルのフレームでウネウネしていたらちょっと欲しいと思っています。

あとは、前も書きましたが、ロゴのデザインがカッコいいです。

メタルのツーブリッジは確かに流行っている実感がありまして、男は年末から、ほとんど販売はツーブリッジです。ただ、セルとなると難しいでしょうね。

今日気づきましたが、おそらくベンジャミン・ボーナスがこれを掛けているようです。これで、絶対売れないなと観念しております。ちょうど、完成度の高さから販売するかどうか迷っていましたので、迷いが消えました。

普通の
ヴィンテージのメガネ

18.04.11

奇天烈メガネだけではなくて、ちゃんと普通のヴィンテージメガネもあります。イギリスから届いていましたが、3月中は手がつけられなくて、今ようやくレストア中です。

黒枠の方は、元々サングラスっぽいです。レンズ無しで入ってきましたが、レンズ溝が、薬研ではなくてただの線でした。レンズは、度付きもはめられます。

 

廃棄
ヴィンテージのメガネ

18.04.08

残念ながら廃棄です。フロント全周、ダメっぽいです。

ぱっと見は綺麗で、亀裂も無いですがやっぱりダメでした。ポイントは臭いです。酸っぱいか銀杏臭か、それらは疑わしいです。

臭っても、中身が生きている場合もあります。今回はダメっぽいです。水に10秒ほど浸けて、爪でこするとめくれます。痕が残ります。

紙ヤスリで水研ぎするときに、削る感覚よりも溶けてねちゃねちゃする感覚があるのも同じく残念な状態です。今回は思い切って棒ヤスリで0.5ミリくらい削ってみましたが、それでもダメでした。

デザインが良かっただけに名残惜しいです。

握り
ヴィンテージのメガネ

18.04.08

オーバルのブラックが入りました。これで、3型3色揃いです。80年代の傑作です。

デザインも笑えますが、ちゃんと握り拳になるようにしています。デザインと、メガネのパーツとしての機能が合致しています。それによるコストの増加が無視されている点で、このメガネは傑作です。

拳の裏にネジがあって、それで固定しています。リムが割れており、レンズの枠入れ等々に困ることはありません。

ファミコン世代には伝わるかも。畳むとツインビー感が出ます。

かわいい
ヴィンテージのメガネ

18.04.07

レストアが久々に進んでいます。イギリスから届きました。物はフランスです。

特にカタカナで表現されるカワイイは、時代に適していることを指すような感じがします。今回のフレームは、そう言う意味でのカワイイ感じは無いですが、小さくて個人的にはかわいい部類です。

サングラスにした方が、今は売れる可能性がありそうですけど。やっぱりメガネで掛けた方が美しいだろうなと思ってそうしております。

50年代か60年代か分かりかねますが、錯視アートから直結するデザインであることからすると、60年代くらいかもしれませ。アートとメガネが直結するというのも、ちょっと古の良さですね。

ジウジアーロ
ヴィンテージのメガネ

18.04.03

メガネもジウジアーロの手にかかれば、車みたいになります。とにかく、物としてカッコいいです。この際、掛けてカッコいいかどうかは関係ないです。ジウジアーロをメガネで取り入れたいかどうかでしょうね。時計では物足りないとか。

写真はレストア後。残念ながら、肝心の先セルから臭いにおいが出ていましたので、交換しました。経年変化でダメになっていました。銀杏みたいな、樹脂製品特有のあれがプンプンでした。

デモレンズがない場合も、加工はもちろん出来ます。今回も、型板を用いて、フリーハンドで何となく形を決めた後にレンズを削り、それを砥石で整えて嵌め込みました。

カザールもそうですが、80年代のデザインでよくある、やたらブリッジ部分を空洞にする、このアクセントが好きです。他だとディオールとかサンローランのライセンス物でも見かけます。

オプチル
ヴィンテージのメガネ

18.04.02

70年代の日本のメガネ。オプチル素材による立体的な曲線と、透き通る色の綺麗さが特徴です。フレームのオレンジ色に合わせて、レンズカラーはネイビーにしました。黄色と青の補色の関係を用いています。クリスマスの緑と赤みたいな感じです。

オプチルは鼻盛りが出来ません。出来ないと言いますか、プラスチック片を融着出来ないために、プライマーの塗布をして瞬間接着剤でくっつけることで鼻盛りをします。

今回は日本の設計のフレームでして、鼻幅14ミリでした。鼻盛りをせず、フレームの透明感を活かしたまま掛けることが出来ます。デザインとメガネとしての設計のどちらも欠いていない、良いフレームだったと思います。

レストア
ヴィンテージのメガネ

18.03.26

オリバーゴールドスミスの次は、これを直します。レンズの形がどキモいです。最高です。

相当綺麗になりました。砂の汚れの除去、磨きあげ、型直しのみ。あとはこだわってガラスのG15を入れておしまいです。

想像より、かなりカッコよくなりました。かけた感じも、割とスッキリした見た目になるので不思議なものです。

蝶番の作り、デザイン、パーツの選定等々から60年代の中頃でしょうか。程よく気品みたいなものも残っていて、いいメガネです。

とりあえず外れました
ヴィンテージのメガネ

18.03.21

レストア中。レンズがキツイかつ、生地が縮んでいます。外すのに苦労しました。ガラスが熱々で、指先にやけどの手前のチクチク感が残っています。

これで、古いバイクに乗ったら最高だなと思います。久々に行灯カブに乗りたくなりました。

レンズは、当時のガラスレンズが入っています。度付きの場合は、サイドガードと色を合わせるために、プラスチックレンズで、見本染色をすれば、ほぼ同じ見た目になるでしょう。もちろん裏面マルチのコーティングがおすすめです。

クワガタみたいなフレーム
ヴィンテージのメガネ

18.03.20

オリバーゴールドスミスの、この感じの物が手に入るとは思っておらず、相当な嬉しさです。全ての仕事を保留にして、とりあえず本日はこのレストアのみ。

イギリスから商品が入りました。ちゃんと販売するものは、明日以降に順次直していきます。とりあえず、嬉しすぎて仕事の順番間違えました。

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