カテゴリー:雑記

形から入って心に至る
雑記

18.06.15

サラリーマンのときに、よく言われました。懐かしいなと、書いていて思います。

植物を置きたい欲は元々ありますが、枯らすことが得意です。オープン時に頂いた観葉植物も、この半年、瀕死よりもちょっとマシな状態が続いています。むしろ、瀕死よりもちょっとマシの状態を維持出来ていると、自己暗示しております。

そんなこんなで、植物から遠ざかっていましたが、写真の多肉を買いました。オシャレ。

相変わらずなんですが、はじめは鉢が目に飛び込んで、この綺麗さに惹かれました。銅のヘラ絞りで製作されているという肉付けの情報も良かったです。YouTubeでへら絞りの動画を見ると面白いです。

スペースエイジ感のある物体をとにかく店に置けるだけ置きたい、この銅の鉢が良いから買って帰ろう、ということは中身も買わないと、、、という事の運びです。おそらくですが、鉢が無かったら買わなかったかもしれません。

もちろん、枯らさない決意を心の中で諳んじましたが、30年で培われたスキル(枯らす)がありますから、どうなるか分かりません。ただ、いい鉢も買ってしまいましたし、いずれにしても続けてみようと思っています。

とりあえず、日の当たりやすい場所に設置です。植物は、清潔感出ていいですね。

 

 

閲覧用
雑記

18.06.10

最近、古本ソムリエが出入りして下さっています。木曜の定休も、結局店で加工等々をほとんどしておりまして、大須や鶴舞の古本屋に巡れていない状況ですから助かります。

それに、自分ではいつもは買わないゾーンを持ってきてくださっています。それでいて、私の好みから外れすぎない絶妙なポイントを持ってきてくださる、その匙加減がいい感じです。受動的に自我が拡張されるのが、一番心地よくて面白いですね。

ということで、閲覧用です。映画のポスターの図鑑が特に面白いです。お客さんとも話になりましたが、そもそも図鑑なら大体何でも面白いですね。そんな気がします。

時計の雑誌は、皆さんで見てください。最近、あらゆる角度から、あらゆる方面から私の時計欲が刺激されて困っています。

非売品
雑記

18.06.09

ヴィンテージの眼鏡屋も、メガネ業界の土台で商売させてもらっています。先人が培ってきたものがあって、その上に成り立っています。穢すことは許されないと考えております。

いい本が手に入りました。私もまだまだ勉強です。

店内閲覧可です。

1日で読破
雑記

18.06.09

NHKのドキュメンタリーで、ナイキの創業の話がやっていました。撮りためていたものの中にあり、いつの放送かは分かりません。放送のキッカケは昨年に出版された「シュードッグ」という本みたいです。ナイキの創業者が書いた自伝です。

放送が良かったので、本も読んでみました。ここ最近、本を読み切ることが少なかったですが、昨日の丸1日を使い切って読みきりました。暇ならひまで、伝票処理やら次のイギリスのリストを確認するやら、入荷分を綺麗にするやら、沢山やることがありますが、これは後回しに出来ない、退っ引きならないことだなと感じまして、あくまで仕事として読みました。言い訳です。

自分のちっさな人生と、偉大な人の人生を重ね合わせて考えること自体が畏れ多いことですので、何とも感想が言えません。ただ、まだまだこれからだなと、発奮しました。

現在の興味
雑記

18.05.28

名古屋から新栄まで歩いている時に、途中で日動画廊さんを横目にします。何故か、今日は絵が眼に飛び込んできました。

写実絵画、風景画です。建物等の輪郭が、ぼかしているのか何なのか、幻想的までいかなくとも、妙に浮遊感が漂っており、その表現も好きでした。それともタッチが特殊なのかイマイチ判別出来ませんでした。

価格をみて、2019年なら…という感じです。先日の銀のメガネといい勝負でした。もっとするかと思っていました。昨日、一昨日と終電が続きまして、頭にモヤがかかっていましたが、拝見して一瞬でモヤが晴れました。気分が乗ってきたので、ようやくこれを書いています。

穴畑三千昭さんという絵描きさんでした。私より10コほど上です。いまから10年経ったときに、この絵に匹敵する美しさを生み出さないと同じ地点に立てないと考えますと、いまの足場もまだまだですし、辿りつけるのか不安にもなります。ただ、絵は美しく、何も考えなければ癒されます。

いまの店に何か絵を飾るとなると、抽象画の方が合うかなオシャレかなカッコいいかなと考えていました。ですが、自分がメガネを販売するときと同じですね。その制約条件は取っ払えば良くて、美しいと感じるかどうか、その条件で判別すれば良いわけです。むしろ、例えば銀のフレームと感覚をリンクさせるのであれば、美しいかどうかという、その基準で選ぶべきだなと思い始めました。

おかげさまで、ある程度什器も揃いましたし、来年は頑張って絵でも買うかもしれませんし、やっぱりビビってやめるかもしれません。

今日の帰りも、横目で見るのが楽しみです。

意外に困った
雑記

18.05.25

コピ・ルアックの豆を頂きましたが、私にコピ・ルアックの芳醇さを全開にさせる腕が無くて困っています。そろそろ2週間経つので、ガスが抜ける前に飲まなくては…。

コーヒーと考えると高いですが、無垢のメガネのてっぺんや、ヴィンテージメガネのてっぺん(何がてっぺんに値するのかは置いといて)を経験するよりかは断然安いので、そう考えますとメガネは高いですね。銀色の鼻パッドのてっぺんは、6万円くらいですからね。

新聞記事から
雑記

18.05.18

店に置いておきます。形なきものを吟味するという副題です。

匂い、嗅覚を話の手掛かりに、形なきものを形なきままに精確に捉えて吟味することについて書いてあります。

何か、絶対的な良さが色々な分野でそれぞれにあればいいのですが、どうやらそういう訳でも無さそうです。例えば数学であれば、無矛盾なルールがあったとして、そのルールは自分の無矛盾さを、そのルール内では証明出来なかったりします。完全に潔白な人間でも、他者から見たらグレーという感じでしょうか。ちょっと違いますけど、大体そんな感じです。

メガネで言えば、検眼とその値がまずは該当します。なにか一つ正しい値があって、それにどれだけ近づけるか?そういう構造は、未だに存在しておりますが、それでは不十分です。測定値に加えて、お客さんの生活があって、メガネとの関わり合い方があって、主訴があって、その上でレンズとして物理的に無理なく左右に度数が組み込めるかがあって、レンズカーブとフレームカーブの問題があって、さらにそれが慣れられるかどうかがあって、、、ようやく‘良い度数’みたいなものが立ち籠めてきます。絶対的では無いです。

ただ、絶対的な、安定した基盤みたいなものが無いという状況から、何かを探求するというのは不安なことです。何となく分かっても、実際にそのように振る舞うのは大変難しいです。

自分の話で申し訳ないですし、それは結局、普段の店と同じことですけど、その不安をかき消すために、ほぼ毎日同じ時間に起きています。同じ時間に準備をして、同じ時間にほぼ同じ昼飯を食べ、店を開け、閉め、家に帰り、同じ時間に寝ます。生活を機械的に、絶対的にしようと無意識にしていますし、それの方が安心します。安心していると言いますか、その機械化は無意識ですから、そこから逸れるとはじめて不安を覚えるという方が精確です。

ですから、ざっくりと形なきままに捉えることは理想ですし、それに近いことは多々ブログにも書いてきましたが、その実現は中々難しいなと、未だに唸っています。

近くの映画館
雑記

18.05.15

日曜日は休ませて頂きました。ありがとうございました。

店から歩いて5分くらいの映画館に行きました。名演小劇場です。ブルバキのついでか、映画のついでか、どちらかで店に寄っていただけると有難いです。ぼちぼち新栄も、食う所、喫茶店、映画等々の時間を潰すところがぽつぽつとあります。

『ラジオ・コバニ』という映画を観ました。70分くらいの短い映画ですが、あの内容で120分だと重すぎるので、ちょうど良いです。

人間の力強さに、ただただ感心しました。何でもかんでも自分に重ね合わせて感傷に浸るのもどうかと思っていますが、でもやはり、東京で全部が無くなったことを思い出しました。どうやって今の店が出来るまでに至ったのか、詳細は忘れてきましたが、それも再生の一環なんだろうと思います。

次に観るのは『29歳問題』でしょうね。久々に映画熱が高まってきています。

椅子の修理
雑記

18.05.15

薄々感じていましたが、ゴールデンウィークに完全に露呈しました。いよいよ、店内で待つ時の椅子が足りていないです。

ということで、重い腰を上げて買ってみました。背中のアールが心地よいです。一昨日から置いています。これの年代は分かりかねますが、デザインが産まれたのは60年ぴったりだそうです。脚から脚へとしなやかに延びる、曲木の曲線に惚れました。スペースエイジ感があります。

肘かけが破損しておりますので、直しました。元々はビニール素材で釘留めをしておりましたが、ここはこだわって皮籐で巻いてみることにしました。ここ最近、鼻盛りが続いているので気晴らしです。

はじめは、解けたのを糸で留めてありました。何とかしようとした形跡がありました。長く大事に使っていたことが伺えます。

反対は巻きが生きています。年代的に、プラチックとか樹脂の地位がそんなに低くなかったのでしょう。拘っていないとかではなく、肘かけ部分だけ樹脂が使用されています。塩ビみたいなテープで、終端は釘留めしてあります。

 

そもそもこれが皮籐という名称であると知るところからスタートでした。

水に浸けます。張りがあって、曲げてもピンと真っ直ぐになる皮籐も、水が染み渡ると癖付けが出来るくらいにしなやかさを得ます。それで巻くだけです。

終端の処理は、巻き込ませて引っ張ります。木工用ボンドを噛ませて、緩み留めもしておきます。目一杯引っ張っても、全然ちぎれる様子が無いです。あとは、乾燥すれば締め付けが一層強くなり、一層しっかりとするみたいです。明日が楽しみです。

メガネもそうですが、修理は面白いです。長く大事に使っていると、物の特性みたいなものが滲み出てくる気がします。それを観察して、実際に触れることが今は何よりも楽しいです。やれる範囲の様相であれば、ジャンル問わずに節操なく修理に挑戦していたりします。

お知らせ
雑記

18.05.04

本日、そう言えば掃除機が壊れました。モップをかけて水拭きしておりますが、出入りも多く埃っぽいかもです。伝え忘れていました。ご容赦ください。

_170831bk

pageTopLink