本日、銀無垢のオーダー通しました。お伝えした通り、おそらく年末、12月の予定です。ありがとうございました。
もう年末の話ですし、ということはすぐ、また一つ歳をとります。人生における一年の体感は、年齢分の一(1/(年齢))でどんどん早く?短く?感じる説を耳にしたことがありますけど、あながち間違っていないなと感じる今日この頃です。
楽しみですね。届いた瞬間が圧巻でしょうね。
19.07.10
本日、銀無垢のオーダー通しました。お伝えした通り、おそらく年末、12月の予定です。ありがとうございました。
もう年末の話ですし、ということはすぐ、また一つ歳をとります。人生における一年の体感は、年齢分の一(1/(年齢))でどんどん早く?短く?感じる説を耳にしたことがありますけど、あながち間違っていないなと感じる今日この頃です。
楽しみですね。届いた瞬間が圧巻でしょうね。
19.07.10
リアルワインガイドのカレンダーなんですけど、サインページを額装してみました。青のそれです。いままでは、既に額装してあるものを買ったことしかありませんでした。ちゃんとお願いしたのは初めてです。結局、依頼と受け取りで2回行って2回とも迷子になって、地理関係がわかっていませんが、おそらく池下の純真堂さんです。あれは今池なのかもしれません。
壁が美女だらけになりました。メガネと女性に囲まれて、私は幸せです。
額装というものが、わりと細かいところまで選択の連続だとは思っていませんでした。直観でトントントンっと決めていくと、結構楽しいです。骨董市でも、そろそろ紙物を気にしてみようという気分になりました。
19.07.08
ファッションに近い距離感で、しかも、ヴィンテージのメガネという響きからオシャレさを醸し出そうとプンプンな物を販売しているのにも関わらず、ゴダールの映画を一本も観たことが無いことに負い目を感じていました。別にそれはそれでいいのかもしれませんが、アパレル関係の方とか、お洒落なひとは結構通っていますよね?なんか観ていないことに負い目を感じています。教科書感ありませんか?
そうとは言えども、とりあえず観とかなきゃいかんなー、くらいな感覚で観るのも、作品に対する姿勢として、しかもおそらく神聖なゴダール作品に対してどうなんだと、言われそうな気がして今まで観ていませんでした。
というような話をしていましたら、お客さんが「いい映画ですよ」ということで、4つくれました。ありがとうございました。
なんか、既に良かったです。コンビニの袋に入っているということが。鷲田清一の本で介護の例で度々出てくる、『ただ一杯のお茶を差し出す』みたいな、スーパーフラットに物を継承するという、稀有な体験をしました。大袈裟ではなくです。
これから観ていきますが、もう好きになれそうな予感がビシビシします。
19.06.21
特に、苦手なものは積極的に克服しようぜ!みたいな人間では無かったんですけど、いまは一箇所だけ、その機運です。
それというのも、村上春樹さんの小説です。あぁ、本人と元々好きだった人々ごめんなさい。ノルウェイの森の10ページくらいと、騎士団長殺しの4ページくらいを読んだことがあっただけなんですけど、あぁもうごめんなさい。謝っているんですけど、まだ好きかどうかは分かっていない状態で書いています。それはそれでごめんなさい。昨日、ハードボイルドの第一章を読んだくらいです。
いまのところ、感想を述べますと、ハードボイルドという物語の第一章と捉えなくても、街でエレベーターに乗ったときに考えたことみたいなエッセイとして成立するなと感じました。
それで、今までは「物語が全然始まらんやんっ」と、諦めていました。今はそういうことか!という捉え方です。楽しいかどうか、好きか嫌いかはまだ分かりませんが、そういうことか!という発見のほうが心の中で大きい体積を占めています。
そもそも現実に溢れているアレコレは、大体すぐに分からないことばかりですしね。なんで物語の主人公は、帯の部分、背表紙云々でバックボーンから身に起こりそうなこと、その結末の予感も含めてスタートから、あまりにもあからさまなんだと。ハードボイルドの第一章は、そういうあからさまなことに対しての展開ないし導入に全くなっておらず、本筋と全然関係なさそうな、でも関係ありありな、やや冗長な逸れ方をしています。まさに、ブルバキのブログみたいだなと。それは自分のブログを高く見積もりすぎですが。
それに、確かに小説に展開だけを求めるのもどうなんだと、自分自身にも問いかけができます。でも小説ですから、それは正当な要求だよなぁと逡巡もします。そして書く側も、小説を小説然と書かずに小説として成り立たせてやるみたいな気概がありそう、もはや勝手にあると仮定しますと、読む側は何となく持ち合わせている一般的な小説という概念を、まず捨てることが要求されます。私は、これがはじめに出来なかったから、今までは10ページ程で読むのを諦めていたんだと思います。
そんなことや、その他あれこれ考えました。それにかなり前にも書きましたが、これってメガネ屋がメガネをメガネの方向から喋る時代が終わったのとも似ていますね。もとは、カレー屋さんの言った、カレーをカレーの方向から喋るのは終わったという独白です。
ちなみになぜ、今になって村上春樹さんの小説を読もうと思ったのか。それはちょっと前に書いたエッセイがめちゃくちゃ面白かったからです。心の底から面白かった訳です。そしたら次は、もう決まっているじゃないですか!その人の書く小説を読んで、もっとその人を知りたい、知ろうと努めようとなりますよね。それだけです。その瞬間に、interestの対象になった訳です。前はfunの対象だったから、あっさりバッサリ吟味せずに蓋をしていたのだと思います。
一般的には、エッセイの方がその人らしさが出そうな気もしますが、小説家ですし、小説に全部込めそうな気配がしたので、小説を読もうと決心がつきました。服で言えば、デザイナーが喋ったことを聞いたり読んだりするよりも、服着た方が何となく全体的にザクッと分かりそうな予感がすると思うんですけど、それです。書いていて、いま思いつきましたが料理人と料理の関係もそうですね。ブルバキもそうですね。なら、全部そうか。
この前の大きなかぶのエッセイに、小説へのヒントが書かれていたのも、一から読んでみるにあたって大きな手助けとなりました。第一章だけで、もう一日まるっと、ことあるごとに頭の中で転がしているので、やはり楽しいのでしょう。楽しさの感じ方も、今までの小説とは違うのですね。
19.06.18
店を始めてから、この手のものは買うようになりました。サラリーマンだったら、立ち読みでパラパラして買わなかったかも。ランチェスター戦略の具現化ですね。強者は、弱者のマネをして徹底的に出た芽を摘むことを最善としますから。ブルータスが地方特集、しかも名古屋ですか。
ブルバキは載らなかったんで、不正解でした。悲しいなあ。コツコツ頑張ります。
19.06.13
サピエンス全史をようやく読み終えました。なんかマトリックスだなと感じたのは私だけ??仮想世界のバージョンアップが、サピエンス全史における、それぞれの〜革命に対応していて…みたいな感じで読んでいました。小学生のときは、マトリックスの内容は意味不明でアクションがスゲーたのしーで終わっていましたが、サピエンス全史のお陰で今さらマトリックスの深さに気づけました。マトリックスが観たい。
これがビジネス書のカテゴリーというのが、一番分からなかったですね。海外でもそうなんでしょうか。
19.06.10
とても良いことがありました。初めてご来店の方で、無垢の商品の説明になった時に、ちょっと高いんですけどね的な前フリをして、価格をお伝えしたところ
「メガネのことはよく分からないし、どの価格帯がどんな感じかも分からないけど、車の方が高いよね」
みたいな返答をして頂きました。あーもう、失礼しました。既にスーパーフラットでした。ブルバキみたいな若輩者が出る幕は無かったです。まだまだ世間に隠れて居ますよ。それが励みです。
19.06.10
花椿マガジンのおまけ。この方の文章、面白い。ハマりました。
「…ピンク色のゾウについて語るなら、ゾウ色のゾウの素晴らしさについても語りませんか。ゾウは大きくて、心の優しい、本当に素晴らしい動物です。想像力なんか働かせなくたって、そのままで完璧なんです。その事実をまずはしっかり見つめませんか」(ページ数がないので。だいたい真ん中くらいから抜粋)
久々にゾクッとしました。他の小説も手当たり次第読んでいこうかなと。
分析が鋭すぎてメッタ刺し。もちろん私も無傷なわけありません。
19.06.08
昨日、店を休んで病院行ってました。意外に早く終わってしまい、結局暇だから店でも開けようかなと考えていましたが、本当にこういうことってあるんですね。車が水溜りをはねて、下半身ずぶ濡れになりました。そこで意気消沈し、予告通り休みました。
で、頂いたコレを読んでいました。ちなみに、村上春樹さんはグレートギャッツビーの翻訳と、どっかのカフェで読んだ、僕らの言葉がウィスキーだったら的なエッセイしか読んだことが無いです。
この本も、「ナイキの本社に呼ばれたのに、持って行った靴とウェアがニューバランスだったというエッセイが至高」というので、もう既に面白いなと思って、ありがたく頂戴しました。とにかく全部面白かったです。
とくに前書きが良かったです。ビールは嫌いだけど、ビール屋の作る烏龍茶は好きな人もいて、それでもいいかな的な、自身の書くエッセイの立ち位置の説明があり、この部分で既に心を掴まれた気分はしていました。
最近つくづくダメで、メガネ以外は全部他人からの提案だったりします。メガネは本業ですし、自分なりに究めるという姿勢でやっておるつもりですから、楽しいかどうかは良く判っていないけど自分からのスタートということに満足出来ています。ちなみに、楽しいかどうか判っていないというのは、他人から「好きなことを仕事にして、楽しそうですね」的なことを言われると、そう言われればそうかもしれませんねぇという気分になるからです。
そうなりますと他のことは究める気もそぞろで、むしろ程々の心地良さを求めている以上、詳しいひとに教えて貰ったそれが、やっぱり総合的に良いよねという考えが染み付いてしまっています。それで困ったことも無いので、いまはその方針のまま生きております。
この前のスニーカーも、そのブログで書いたか忘れましたが決め手は店員の若い男性の「お兄さんはそっちっスね」でした。おそらく20代だったら、それに何となくイラッとしてどっちも買わないという捻くれをかましていたはずです。いまは捻り過ぎてブチっと千切れまして、少しでも優しくされるとそれで良いかなーという風になりました。本当はヴェイパーマックス2019を買うつもりでした。
予想以上に今週は銀無垢の話をしていました。さすがに驚き。
あと検眼の話も。その小休止に持ってこいの本でした。
19.05.30
昨日は、無事に聴講出来ました。
眼の力の抜きにくさ、ピント調節が残りやすいことを握り拳で説明する方法が、実感を伴った理解を提供できるので絶品でした。真似します。
拳に力を入れようと意識します。グッと力一杯握ります。しばらくして、緩めようと意識します。拳の力を抜きます。するとどうでしょう。初期状態に、瞬時に戻りましたか?おそらく戻っていなくて、拳に力を込めた時の感覚が残っているはずです。力を抜いたのにも関わらず、力を込めた余韻が残っている状態に移行したということでして、しばらく、拳全体がジワッとしているはずです。その状態からさらに経つと、初期状態に戻れるはずです。
これが眼でも起こっています。拳を握るという行為を、例えばスマホを見ると置き換えるだけです。んーなるほど。