雨の連休に思い出したこと
雑記

19.07.14

去年はめちゃくちゃ暑かった記憶が。最高気温35度を既に超えていた気がします。

とりあえず読み終えました。終わらせないと、次の眼鏡を売れないなぁという謎の脳内の言い訳兼、予感がありまして。

東京に半年ほど居たときに、わたしの様子をちょくちょく見る感じで面倒を見て下さった方が居ました。通算3回くらい、新宿の決まった店で飲んだ記憶があります。その方は、もう75歳超えてるかそれくらいです。かつて、個人で眼鏡ブランドの代理店や並行輸入をしていたはずです。尊敬混じりで恐縮しながら会っていた記憶が残っています。

会えば2時間ほど話をしたと思いますが、何を話したのかほとんど覚えていません。ただ一つ、教えとして覚えているのは、「本を読め、特に小説を読め」でした。

なんでそんな話になったのか忘れましたが、「小説は、例えフィクションであっても、人生の大事な要素がギュッと込められている。むしろ人生そのものだから。」みたいなことを仰ってたはずです。それからというもの、たとえばいつもは白米だけど外食のタイミングでは玄米を選択しようかなくらいの感覚で、原書じゃないミドル哲学書のようなものを読みがちな、それはそれで普通の男だったわけですが、店頭ポップが良い雰囲気醸し出していたなら、その小説読んでみようかなとか思うようになりました。昨今は、小説読んで無いなぁそろそろ読まないといけないなぁという、心の声が聞こえる時があります。

そのときに、初めて新宿の目を横切りましたね。あれはいま、訳あって壊れているらしいですけど、あの人は元気かなどうかな。

前も載せたかもしれません
ヴィンテージのメガネ

19.07.14

売れたので、また載せます。名残惜しいですからね。

全体の妖艶さと美しさがどこからくるのかと考えてみますと、目尻の部分の削りの複雑さ、リム上部のボリュームの落とし方、ブリッジの起伏の鋭さだと思います。

ライトブルーの色見本や、鼻盛りの見本、濃度20%のレンズ見本として用いてきた中で、私の予想を超えていたのは、過去4・5名ほど、男性にいいねと言ってもらえたことです。今回も男性に販売となりました。仕入れのタイミングで、あざとくなるギリギリの可愛らしさで最高だなと思ったことは覚えています。

良いですよね。勝手にしやがれ観た後だからかもしれませんが、女性らしいエレガンスさを男性がメガネでガツンと取り入れるのは、最高にカッコいいです。

良い瞬間でした、いい一日にして頂きました。

再メッキ
ヴィンテージのメガネ

19.07.12

在庫品です。デッドストックなんでしょうけど、表面にブツブツとメッキの浮きが生じていたので、日本で再メッキかけました。検品で弾くには、あまりにも惜しい、良いレンズシェイプでした。ブリッジもカッコいい。

あと特徴としては、鎧タイプの智です。ブルバキとしては鎧でツーブリッジは、流石に80年代の何てことは無い普通のフレーム過ぎて、ファッションに持ち込むことをやめています。ただこれは、鎧の作り方がかなりミニマムで、カッコ良さを損なっていません。リム留めネジと蝶番のコマがくっつきそうなくらいコンパクトに、鎧の内側で取り付けが行われています。

正面から見たときに、レンズの形に集中できたのは、おそらくこのお陰です。鎧智なのに、野暮ったさが少なく、そこに注意が向かない為でしょうね。気づいたら、あぁ鎧だったわ、くらいな感じです。

残念ながら再メッキの際に、England の刻印は消えてしまいました。

ほんとに雑記
雑記

19.07.12

私のなかで村上春樹ブームは加熱の一方でして、まずはハードボイルドを読み終えています。

さらに、昨日は『村上朝日堂 村上春樹/安西水丸 新潮文庫 昭和62年』を読み終えています。小説は、やはり書いたその人が、本の中で凝縮されていてヘビーウェイトでしたから、もう一回エッセイを挿もうという気分でした。やや軽めに。

ということで写真のエッセイを読んでみました。表紙の可愛らしさによるジャケ買い感も否めませんが、前回の大きなカブのエッセイより10年以上前のはずで、何か根幹に変化が感じ取れるかなと思ったのも理由です。ブルバキですら、たった3年で変わった変わった言ってもらえますし。自覚して変えた部分と、無自覚な部分がありますが、指摘されるのは無自覚な部分が多いです。そういうもんですかと、嬉しく言葉を頂戴しています。

で、こちらのエッセイは、面白さは変わらずなんですけど、より鋭く鋭利だと思います。トッキントッキンに尖っています。ズバリ言うわよって感じです。

それで、一番グサグサくるのがこのお題でした。ブルバキのスタイルとは何なんだろう?みたいなことは未だ暗中模索の真っ只中です。

Amorざんまい
雑記

19.07.12

そういえば、この映画からAmor が欲しくなったみたいな方が多いはず。確かそう、こんな題名だった気が!自分の中で繋がった気がします。特典の映画解説でも述べられていましたが、1959年の夏のフランスがそのまま映っているという点でも、大変貴重ですね。この時代のフランスは、本当にわりとAmorでした。驚きだったのは、バタフライシェイプを男性が掛けていたことでした。

パッケージ右の女の子が劇中掛けているフォックスアイのフレームに、ミラーレンズが入ったサングラスも良かったです。ボーダーの可愛らしいワンピースに、トレンチコートだったか、フワッと可愛らしい合わせで、いきなり宇宙っぽいサングラスがゴツんと、顔面にきちゃうもんだから、60年経った今でもそりゃオシャレで敵わないなぁという感想です。特に、男がハットを被せるシーンがあるんですけど(一旦ハットを女の子に預ける)、それがカッコよくそして愛らしく最高にご馳走様な感じでした。

少し前に、82年のananのメガネ特集をブログに載せた記憶があります。定かではないので、もう一回載せておきますね。

大事なんで、大きく載せておきます。スマホではページが崩れると思います。資本不足です。勘弁して下さい。パソコンかタブレットでみてください。

川久保玲のコメント箇所を、短く要約すると「ナチュラル系な格好にゴリっゴリなモード系サングラスを合わせるのが気分だネ」と、宣っております。ただし、メガネに対して積極的では無いとのことで、取材に対して適当に返答したのかもしれません。私が銀無垢のオーダーに際し、何本注文入ってますか?と、お客さんに質問されるのに近いですね。毎回適当に答えてました。

このananから40年ほど経って、LOEWEがまさにこんな感じでサングラスを用いていてグッときます。メガネで違和感を投入している感じです。自分もマウンテンバイクを乗るからなんでしょうけど、アクティブに、ちょっとファニーな感じで夏を満喫する全体観が良いです。そういえば昔は冬が好きでしたが、30歳過ぎてから夏の方が好きになりました。

今さらですし、みんな知ってると思いますけど、映画って良いもんですね。

ガラスの茶
ヴィンテージのメガネ

19.07.12

ガラスの1.52が終わって、1.60のマルチしか無いとなりますと、別の遊び方に切り替えるしか無いわけでして、今回はカラーコートのブラウン15%にしました。私個人としては懐かしく、金無垢をメインで使っていたときは、茶色のガラスを使っていました。銀は、何となく透明にし続けています。

プラと違って、染色ではなくコーティングで色を乗せます。基材と着色方法の違いから、透明感が高いです。

処方が2△B.I.なので、s-5.50といえども、鼻側が分厚く耳側がリムに収まるぐらいな厚みです。鼻側も大目に面取りを施せば、全周リムに収まって仕上がりがスッキリです。

屈折率あげると、ガラスは比重の問題も考慮に入れないとダメで、そこまで薄く出来なかった割に重くて金額も高いということになりかねないので、選定も難しいですよね。

鼻パッドの面積が大きければ、テンプル130ミリでも意外に下がらないですね。アッベ数の関係で、プリズムを入れた際、ガラス1.52と使用感に違いがあるかなと思っていましたが、それも感じず。プラよりスッキリ見える実感はちゃんとありました。

オーダー通しました
雑記

19.07.10

本日、銀無垢のオーダー通しました。お伝えした通り、おそらく年末、12月の予定です。ありがとうございました。

もう年末の話ですし、ということはすぐ、また一つ歳をとります。人生における一年の体感は、年齢分の一(1/(年齢))でどんどん早く?短く?感じる説を耳にしたことがありますけど、あながち間違っていないなと感じる今日この頃です。

楽しみですね。届いた瞬間が圧巻でしょうね。

額装完了
雑記

19.07.10

リアルワインガイドのカレンダーなんですけど、サインページを額装してみました。青のそれです。いままでは、既に額装してあるものを買ったことしかありませんでした。ちゃんとお願いしたのは初めてです。結局、依頼と受け取りで2回行って2回とも迷子になって、地理関係がわかっていませんが、おそらく池下の純真堂さんです。あれは今池なのかもしれません。

壁が美女だらけになりました。メガネと女性に囲まれて、私は幸せです。

額装というものが、わりと細かいところまで選択の連続だとは思っていませんでした。直観でトントントンっと決めていくと、結構楽しいです。骨董市でも、そろそろ紙物を気にしてみようという気分になりました。

プッチ
ヴィンテージのメガネ

19.07.09

パパッとインスタに載せただけになってしまっていました。ようやく磨けました。どっからどう見てもプッチです。語らずも、プッチ感がびしゃびしゃに溢れ出ています。その真っ直ぐさが最高です。

表面に光沢が出ると、柄と合わさって顔面が滑らかなスカーフみたいになります。とても良いです。エミリオ・プッチは、プリントの王子という異名があるらしいですが(ウィキペディア調べ)、この時代のサングラスはそこに対して敬意が払われているのを強く感じます。敬意そのものが、サングラスとして形になっています。

図鑑によく載るタイプです。また一つ、所有欲が満たされました。よくよく見ますと、今回のものはフロントにリベットが無いです。それはそこまで大事ではなくて、手元にある物をじっくりねっとり調べてみます。ベースの黒生地に、薄い白を貼り合わせた後、実際のプリントを施した布を敷いて、最後透明の生地で挟んでいます。おそらく白い生地を中間に挟んでいるのは、生地の色を綺麗に出すための一手間です。

近づくと、繊維が見えます。

図鑑の方は、おそらく黒いセル生地にプリントなのか?生地の発色を良くする白い生地の層が確認出来ません。また、布特有の凹凸も確認出来ないので、ひょっとすると作りに差があるのかもしれません。また一つ好奇心が刺激されました。そして、正確な考察のために、リベットのプッチも集めないといけなくなってしまいました…。メガネが終わらない。

このサングラスで改めてわかったことに、プッチの柄の強さが挙げられます。いくら太めにリムやテンプルをデザインしても、限界がありますし、やはり用意できる平面は、服より圧倒的に小さいです。そして写真から分かるように、フロントにはレンズがありますから、どうしても柄が分断されます。

でも、冒頭の通りどう見てもプッチですし、プッチと迷うことなく認識出来ちゃってます。だから、凄いブランドなんでしょうね。

1サイズのみ
ヴィンテージのメガネ

19.07.08

リチャード、何故か50□16のみ集まってきます。昨日は真ん中との眉がブルーグレーの、ホワイトの金張が入ってきました。個人的には、一番精悍で好きなカラーです。馴染みが良いのはイエローで眉が茶色でしょうね。

この頃のローデンは腕が短いです。表記は130ですが、それは蝶番ネジからテンプル終端にかけて130ミリです。フロントからだと大体135ミリです。それでもやや短いです。たしかこの頃のローデンは54サイズくらいから、様々なモデルでも表記でテンプル長が135ミリだった気がします。

自分でも、名作を使っちゃおうかなという気分です。とりあえず、ガラスのカラーマルチ、15%のブラウンを頼んでみました。この時代のサーモントに関しては、それこそFPD=PDこそ正解の掛け方というのは疑わしいです。私のPDは65ミリですが、52ミリか54ミリでも、良いのだろうなと思っています。ぴったりなら、それはそれで、特に今回はガラスなので軽くなって良いですけどね。

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