鼻盛り
修理とメンテ

19.06.21

暑くなってきたので、やはり駆け込みが増えてきました。

鼻盛り完成の画です。このタイプは難しいですね。智の部分でフロントの角度が変えづらい、むしろほぼ無理っぽいです。トムフォードのウェイファーラーみたいな雰囲気です。他の型よりも、傾斜が強い気がします。そこもウェイファーラーに寄せているかもしれません。なので、今回も手間ですがパットの乗る台座を斜めに削って、仕上がりでパッド先が鉛直方向に向くようにしました。それが大きい写真です。あのテンプルまで伸びた”T”のラインに対して、パッドの先が成す角が、ほぼ垂直ということです。

下からはこんな感じです。

元のレンズがきつきつで、色々難儀でした。フィッティングを行なった形跡として、ブリッジ部分で曲げて側頭幅140ミリになっていましたが、これが逆効果でした。下がるから締め付けるというのは、対処として誤りの場合が多いです。

とりあえず型戻しついでに男性平均の160ミリに拡げましたが、予想は165ミリです。ちなみに側頭幅140ミリは、例えば身長150センチ以下の女性とかが、そんなもんのことが多いです。

教えていただきありがとうございました
雑記

19.06.18

店を始めてから、この手のものは買うようになりました。サラリーマンだったら、立ち読みでパラパラして買わなかったかも。ランチェスター戦略の具現化ですね。強者は、弱者のマネをして徹底的に出た芽を摘むことを最善としますから。ブルータスが地方特集、しかも名古屋ですか。

ブルバキは載らなかったんで、不正解でした。悲しいなあ。コツコツ頑張ります。

あすは通常通り
営業案内

19.06.17

本日は失礼しました。私は付き添いだったんで、明日は開けます。

窪田正孝も本田翼も居なかったなー。結局のところ原因不明で、「〜ということにしましょう」という謎の決着でした。

眼鏡屋としてどこまでやるべきか、みたいな話が出たときに主訴ありき、主訴の解決が全てでそれが眼鏡屋としての答えなのは分かってはいます。ですが、やはり今回のようなケースを目の当たりにしたり、自分がお店をやっていてメガネにも眼にも真剣なお客さんと真に対峙しますと、主訴からのスタートではなく予防という観点からのスタートをしてあげたいという考えはどうしても湧いてきます。予防でも無いな、いま考えられる範囲での最大の回避ですね。

眼鏡屋は半医半商です。いまの予防とかその周辺の言葉に、独自性を生みたいという商売のスケベ心が無いわけではないんですけどね。まあでも、痛がっている本人からしたら、もっと診てもらうにはあとどれくらい酷ければいいんですか?みたいな疑問の発露に繋がりますから。そうなる前に、そうならないように、尽くしたいですね。

生きてましたよ
修理とメンテ

19.06.16

お持ち込み。初めはこんな感じ。このくらいの状態だと、やってみるまで使えるかどうか分からんです。中が生きていれば何とかなります。めっっっっちゃ時間かかりますけど。むしろ、表面がつるっと綺麗でミントコンディションという謳い文句で買ってみても、水に浸けて爪でひっかいたらボソボソ剥がれるなんてこともあるので、まあやっぱり古いものは、いつになっても怖いですよね。

元のマイナスネジが舐めきっていたので、問答無用でプラスのレッドネジに変更です。ついでに鼻盛りも。

もちろん、型直しの際に、適切にフレームは温めて曲げていきます。ちんちん(方言です)に温めるわけでは無いのですが、割とそれによるダメージはどうだ的なことも訊ねられます。おそらく、この程度の温めでダメになったということは、そもそも生地がボソボソだったり、よく見たらクラックが入っていたり、そういう初めから元気がないフレームというパターンかもしれませんね。それかレンズがデカイとか、そんな感じなのかなぁとは思っています。

あー残念
目のことレンズのこと

19.06.16

やっぱりガラスのノンコート、単層コート終わってたー。度なしで沢山ストックするのも忘れてたー。

ガラスはマルチだけになってしまったかあ。しみじみ。令和ですね。

読み終えた
雑記

19.06.13

サピエンス全史をようやく読み終えました。なんかマトリックスだなと感じたのは私だけ??仮想世界のバージョンアップが、サピエンス全史における、それぞれの〜革命に対応していて…みたいな感じで読んでいました。小学生のときは、マトリックスの内容は意味不明でアクションがスゲーたのしーで終わっていましたが、サピエンス全史のお陰で今さらマトリックスの深さに気づけました。マトリックスが観たい。

これがビジネス書のカテゴリーというのが、一番分からなかったですね。海外でもそうなんでしょうか。

15時から開けます
営業案内

19.06.13

明日の金曜日も15時から開けます。検眼しています。よろしくお願いします。

足の取り付け
修理とメンテ

19.06.13

現行のMATSUDAのお持ち込みです。昨年、展示会のついでにドーバーで拝見しましたが、しっかり触るのは初めてでした。

まじかあ、という第一印象。リムを眉部分に留めるネジが、鼻盛り部分に掛かっています。ネジ2ミリくらいズラせなかったかな、、、ズラせなかったからこうなんでしょうけど。

やはり鼻盛りは難しそう。綺麗に鼻盛りのプラスチックに穴をあける自信が無いので、こうなります。足の取り付けです。これも足がネジ穴に掛かっていますけど、コレは避けてネジ止めすることは容易に出来ますから、良しとします。

横から覗くと、空隙やえぐりが大きいので、埋め込む箇所には気をつかいました。とりあえず上手くいって安心です。フロントにも貫通しないようにもちろん気をつけています。

いまはチタンのパッドがありまして、それなんかはMATSUDAの世界観にはピッタリです。フィッティングが向上しつつ、メガネの存在感が増してカッコ良くなるならお得ですね。

習作
メガネのはなし

19.06.11

サイズ変更49→46ミリ。元のゴルチエは、枠がつり上がっているのに対して、レンズの耳側をタレ目っぽくして、印象のバランスをとっています。怖すぎず、柔らかすぎず。フルリムでこの形を再現するのであれば、角度を起こして、やや怒り目にしても良いかもしれません。

銀無垢の玉型変更の予定です。確かに、元のボストンは、ほぼ丸に近いです。記憶が確かであれば、FUL-VUEの玉型は、この丸に近いボストン型だった気がします。

縦を潰した方が、掛けたときの抜け感は少なくなって、仕事でも何でもいけそうな雰囲気は出そうです。

スーパーフラット
雑記

19.06.10

とても良いことがありました。初めてご来店の方で、無垢の商品の説明になった時に、ちょっと高いんですけどね的な前フリをして、価格をお伝えしたところ

「メガネのことはよく分からないし、どの価格帯がどんな感じかも分からないけど、車の方が高いよね」

みたいな返答をして頂きました。あーもう、失礼しました。既にスーパーフラットでした。ブルバキみたいな若輩者が出る幕は無かったです。まだまだ世間に隠れて居ますよ。それが励みです。

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