4月24日(水)も休みます
営業案内

24.04.23

子どもの熱が下がらなかったので、明日4月24日(水)も休みます。

明日4月23日(火)は休みます
営業案内

24.04.22

4月23日(火)は休みます。

2024年のシンプル
ヴィンテージのメガネ

24.04.19

ロゴドンのサングラスが、けっこう小気味よい今日この頃です。ブルバキではプチブームで、お持ち込み増えています。

私が店を始めた頃は、シンプルで研ぎ澄まされたデザインブームだった気がします。その頃から続けている、当店の銀無垢フレームに手彫りの彫金を施すことですら、そういうことじゃないんだよなぁなんて反応が多々ありました。

研ぐということは、身に厚みがあることが前提です。削ぎ落とすみたいな表現も同様です。そこであの時代には、まず加えることありきですかなぁみたいなことを、ここで書いた記憶があります。また無理に削いで、何もないのにうるさいみたいな物も存在して、つまりそれはそれでマイナスの装飾ですよみたいなことも書いた記憶があります。結局、シンプルで研ぎ澄まされたデザインって難しいですし、それって何だったんでしょうね。

それでいまリバウンド期に突入したのか、メガネは装飾・加飾ブームがきている気がします。考えるときの前提条件がガラリと変わった感覚を、とくに昨年末くらいから覚えます。

そのときに、何が一番カッコいい装飾なのか?みたいなことを考えると、答えの一つとしてブランドロゴがあがってきます。ロゴのバランスとか、それ自体がカッコいいと認識される理由もあるんでしょうけど。それより何よりブルバキみたいな新参者が絶対埋められない、歴史がそこに詰まっていますもんね。時間の厚みがぎゅっとそこに。それって凄いことですよね。

ロゴドンとはシンプルで研ぎ澄まされたデザインの対極でもあり(と、思われている)、よくよく考えればロゴだけをうまく取り入れているという点で、シンプルで研ぎ澄まされているともいえます。例えばここにロゴドンとそれの装飾がないメガネがあったとして、何も装飾がない方がシンプルで研ぎ澄まされているかどうかは、装飾しないということがマイナスの装飾になり得ることもあわせて考えますと一概に判断出来ず、ロゴドンの方がシンプルなこともありそうです。あれこれ難しく書きましたが、いまの(メガネの)リバウンド期において、ロゴドンはけっこう面白い手だなと思っています。おそらくロゴドンってやや悪口なニュアンスを含んでいそうですけど、だったらそこも逆手にとって、ドーンって感じを活かして勢いで楽しく掛けたいですよね。

ちょっと前に、グッチで同じような黒セルの横が金のロゴドンで、それに度付きのグリーングレー(G15)みたいなカラーをいれたんですよね。それがけっこう良かったので、今回のお持ち込みのシャネルにも適用してみました。本来なら要素にないアメリカ感が入ることで、基本はタクシー移動ですみたいな都会っぽいスマートさが減って、bmx?スケボー?っぽいアクティブな雰囲気が足されて良いです。それに、本来のシャネルは黒セルにはほぼグレーのレンズが入ります。このレンズの組み合わせによって、微妙にニセモノ感が足されるのも良かったりします。

ネジ抜き
修理とメンテ

24.04.19

お持ち込みのフレーム。ネジ抜きからでした。

本当は、初期のサングラスレンズが入っていましたが、それは問診のタイミングで抜いています。ネジが開かなくてもレンズは外せます。

そこからはケースバイケースです。ネジ抜かずに、開けないままレンズを入れることも可能です。メタルフレームでも実際はリムを開かずにレンズは入ります。やや無理矢理ぎみですが。

今回は、問診のタイミングでグネグネしていたら外れました。それで外れなければ、残ってしまっているネジを抜かずにレンズを嵌め込んでしまい、取り敢えず使ってみることも可能です。

下が外れたことで、ネジ抜きの土台が綺麗に収まった状態でセッティングすることが出来ました。下に完成品を載せました。表側に瑕疵なく折れているネジを抜くことが出来ています。

 

ふむふむ
雑記

24.04.11

センスの哲学を読み始めています。前の現代思想入門の、その応用編って感じです。まだ読み終えていませんが、実生活に当てはめるとあれこれこういうことで、良い塩梅の脱構築がセンスということなのでは無いかと。実生活に当てはめてあるので、現代思想入門を読んでいなくても、この本だけで面白いです。

引用箇所のちょっとイヤミな表現は、まさに刺さる部分です。同一作品における見方の対立ではありませんから近い例えではありませんが、読みかえて“大意味”を“ハイブランド”で“小意味”を“物の作り・手仕事の具合”みたいに読みかえると、『ブランドのロゴTがカッコいいかどうか問題』でこういう光景をよく見るよなと、たちまち解ってきます。

この本にも続くように、小意味がいつのまにか権威になり、それこそがネオ大意味になってくると、今度はそれを転倒する・脱構築することが進歩であり、この本でいうセンスということになるのでしょう。基本に還れでハイブランドがネオネオ大意味になることもあるでしょうし、ただ本当に単純に還るのでは退化になりかねないので、それでネオネオ大意味としてのハイブランドのスローガンとして、クワイエットラグジュアリーみたいな言葉が出てきているのでしょうね。

私の店はちっこい店でハイブランドで無いことは自明ですから、どう脱構築するのか、どれくらいするのか、これが今も昔も経営課題ということになります。

鳴き声は久しく聴いていない
雑記

24.04.11

この日はコレみたいな、例えば正月のおせち的な季節の食べ物をしっかり食べなくては、みたいな家庭では無かったので、未だにその辺には疎いです。そんな私ですが、子どものころから春になるとウグイス餅を食べるみたいな機会が何度かあり、大人になった今もウグイス餅だけはぼちぼち食べています。ケーキは高くなりましたけど和菓子はそんなになので、つい買いすぎました。

明日は休みます
営業案内

24.04.08

月例の眼科さん出張のため明日4月9日(火)は、店は休みです。

14時ごろ届いたばっかり
雑記

24.04.05

予定よりだいぶ早く届きました。

アマゾンのオススメに出てきたのがキッカケです。タイトルに“センス”が入っているので、対面でレジに持っていくのがちょい恥ずいなぁとか考えなくてもいいことを考えてしまいました。そんなこんなで尻込みして買わない、買うのを忘れるのも何だかなあということで珍しくネット予約しました。

5年物
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

24.04.03

レンズ交換でした。銀無垢のもうすぐ5年物。

銀無垢の燻されかたも味が出て良かったりしますが、手彫りの角の取れ方も良かったりします。どんどん丸く優しくなってきます。奥が潰れず鋭いのに、辺りがついた周辺は柔らかい雰囲気になっていて、それがプレスの模様と違うところでしょう。模様がそこにあるだけではなく、きらめきが微かにのる感じが、手彫りの経年変化とプレスの違いです。

その角の取れる感じががっかりポイントでやだなぁという方は、硬い素材で角がシャキシャキと残るサンプラチナが良いかもですね。

左蝶番はネジと受けを交換しました。

はじめての加工
修理とメンテ

24.04.03

実際に加工までしたのは初めてでした。お持ち込みで、フィンチでした。フレームがAOだったので、せっかくだからAOの型板から選びました。オーバルの45ミリにしました。

ネジの上にツマミがくる構造です。ネジの仮合わせのときに、毎回パチンパチンと閉じるため、レンズに開けた穴とフレームのネジ穴の確認が難しいです。穴2つ開けるだけですし、テンプルの閉じの綺麗さを考えなくて良いし、加工は簡単かなと甘く考えていました。何だかんだ、度付きでガタつきなくある程度の精度みたいなことを考えますと、そこそこ難しかったですね。

バネの引っ掛け方は、上はレンズを固定するための爪に絡ませています。下は鼻パッドのアームに絡ませてあります。

レンズの取り付けで干渉して外れてしまうのかなと予め危惧しておりましたが、干渉しても外れることなく留まっています。

レンズに穴を開けて、チェーンの引っ掛けを作る予定です。事前に伺ったものの、それなら当日に即興で開けれるよなぁと思い直しまして、とりあえず開けずにいます。

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