カテゴリー:ヴィンテージのメガネ

ツーブリッジ
ヴィンテージのメガネ

18.07.24

ツーブリッジ、ナイロールタイプです。レンズカラーは、マスタードみたいな色で15%濃度です。

元々のデザインの由来は、補強する為の「二本の」ブリッジであるのにも関わらず、フレーム自体の強度は出にくいナイロールであるという矛盾が良いです。フランスの70年代のフレームです。この辺りから、ツーブリッジという構造が、見た目の為に選択されるようになったということでしょう。

日本人に合うように、フレームを弄らなくてはなりません。

掛けた時に、鼻パッドの先が鉛直方向に向くように修正です。

修正前です。テンプルに対して斜めに伸びています。メガネが前に飛び出しやすくなりますから、出来ればこの状態は回避したいところですし、今回もそこは直しています。

鼻パッドのネジも交換しました。このタイプのフレームは、鼻パッドがナイロン糸の玉止めです。今後のことも考えて、ネジに変更しました。ドリルで穴を拡張して、パッドも交換しました。

元々はこれです。

もちろん、ナイロン糸も交換してあります。何だかんだで結構時間がかかりました。その分、仕上がりも良いです。

お持ち込み
ヴィンテージのメガネ

18.07.20

フラットガラスの度付きです。ギラつき過ぎないというお題がありましたので、単層コートにしました。程よい青白い反射光です。ほぼ白ですけどね。

リムが細く、薬研も細くて枠入れは少々手こずりました。経年でリム切れが起こりにくいように、ガタツク手前の小さいレンズサイズを狙っております。

持ち混んで頂いた段階で、左リムの下側にたるみが。このふにゃふにゃ感は、熱し過ぎによるものでしょう。元々のレンズが入っていて購入した店で予め外していたのか、型直しでデモレンズ入れて、その時に熱し過ぎたのかどちらかでしょう。

撮る角度間違えました。比較しにくいですが、リムのたるみはヤスリ入れて取りました。綺麗に仕上がったと思います。一安心です。

ワンブリッジ
ヴィンテージのメガネ

18.07.13

トップバーとか言うかもしれません。ワンブリッジですと、ほとんどのフレームが該当しますし。

ツーブリッジの2本目が無い感じのデザインです。2本目が無いだけあって、ツーブリッジ特有の野暮ったさが薄れて、割と掛けやすかったりします。

平たくプレスし、さらにアールを付けてブリッジが付いています。それのお陰で剛性がちゃんとあります。捻れて使いにくい等々の、光学的に支障が出ることはないでしょう。この部分のしっかりさとデザインの良さが、同じようなフレームを比較した時の差です。

色無しで、普通のメガネとして使用の予定です。ニコンのシーマックス搭載です。今回は、フレームもレンズもニコンです。単焦点の一番いいやつ積んでいます。その新旧の融合感も良いです。

まさかの完売
ヴィンテージのメガネ

18.07.10

80年代、日本のサングラスです。レンズは当店で変えました。個人的な好みですが、基本はグレーのレンズを使いません。理由は単純で、顔が怖く見えるからです。

ただし、このフレームに関しては、絶妙なパステルカラーでして、ビシッと感が0ですから、ブルバキとしては特例で、レンズはピリッとしたグレーでバランスを取りました。取れていないかもしれませんが、バランス取ったつもりです。

色違いも販売となりました。ちょっと驚きです。ブルバキを始めたばかりのときに、シルエットの似たようなフレームが直ぐに販売となりましたから、広義のダサい感じが、カッコいいの最前線になりつつある予兆なのかもしれません。

アモール
ヴィンテージのメガネ

18.07.10

60年代のと、80年代のアモールを並べてみました。

光学的に、フロントに傾斜が付いている必要があります。ただし、周辺の年代のフランスおよびドイツのフレームは、アモールでなくても、そこに美意識が過剰に向けられたような形跡がありまして、頬に突き刺さるくらいの、必要性を超えた角度を成しています。日本人だから突き刺さるというのも一理ありますが、おそらく外人でも擦りはしていると思われる角度です。

フロントバーから角度が変えられれば良かったですが、共に強烈に硬くて断念です。特に80年代の方は、強く掴んでメッキが剥がれるのを恐れ、早めに諦めました。よって、鼻盛りです。

イッセイのライセンスで2年くらい前にアモールが出ましたが、今のところ2人だけです。街と店頭合わせて拝見したのが。ということで、まだまだボストン等々の丸っこいのが根強いですが、それ故にアモールであれば、見る人に新鮮さを提供出来ます。

南の風
ヴィンテージのメガネ

18.07.03

先週の仕入れの中から。Nikon の Southern Wind です。

とりあえず、名前がキザでカッコいいです。正直、そのネーミングセンスとフレームデザインの強烈さが合わさって、笑えるかなとネタで仕入れてみました。

ですが、土日でお客様と掛けたりしてみて、本当に、冗談ではなくカッコいいのでは無いか?という風になっています。今回の仕入れで、一番かもしれません。

80年代のbmxとmtbに乗っていますが、それに合わせると抜群に良いです。たしかに、歩行時に自転車無しで、このサングラスですと、時代錯誤のテクノ感が出ます。ただし、あれらのスポーティな自転車と合わせると、程よく子供っぽくていい感じです。それこそ現代的なキザさが抜けて良いです。モトクロス用のゴーグル風のデザインですので、流石に競技ではないのにバイザーヘルメットを被るわけにもいきませんから、キャップ等々と合わせると、bmxアドベンチャーコスプレが出来て面白そうです。

フレームはポリカ製で、実際はマリンスポーツを意識して作られた商品でした。水に浮くらしいです。

 

ガラス枠入れ
ヴィンテージのメガネ

18.06.29

お持ち込み品。神戸から。ガラスの度付きで枠入れしました。もちろん、ノンコートのクリアです。

左右のレンズの形が著しく異なるので、形の良い左を反転させて右にも使用して整えております。円自体の非対称さは、その時代の味ということで。

温めるとレンズが枠で回転するくらいの、ギリギリのサイズ感を狙いました。リムが切れることは無いと思います。一応持ち込んで頂いた際に、リム切れの可能性があることはお伝えします。必ず熱と力を加えて入れますから、切れることも無きにしもあらずです。その辺りは、加工やそれ以前のレンズ選定の段階で相当注意して対処しているとは思います。

綺麗に仕上がって何より。

 

レストア
ヴィンテージのメガネ

18.06.23

在庫品のネジ抜き案件。蝶番に緑青が浮いており、ネジを外す際に中で折れていた物を修理。ようやくストックに収まりました。

磨いてみて、想像以上の綺麗さでした。70年代の品です。

女性用かなとも思っていましたが、割と厳ついです。男でも良いかもしれません。

高島屋の金時計付近のグッチの広告を毎日見るのですが、個人的にはその感じで掛けたい気はしています。柄のニットに紺のジャケット着て、ラッパのデニムにローファーでコレのような。コスプレでも何でも良いです、そんな感じの格好がしたいなと、この眼鏡を見て思いました。

 

運良く、受け継いだ秘伝のネジ袋から、ぴったりのネジも見つかっています。

思い出に
ヴィンテージのメガネ

18.06.23

売れると思っていなかったので、気を抜いていました。とりあえず鼻盛り。鼻盛りと言いますか、頬に当たらないように鼻すじと頬っぺたのキワくらいにパッドが当たるようにして、顔とメガネに隙間が出来るように施しました。

もう少し飾っておきたい気もありましたが、使って下さるなら、それが一番良いですから。非常に美しい、素晴らしいメガネでした。

お持ち込み
ヴィンテージのメガネ

18.06.19

久々にヘビー級です。個人的に欲しい、羨ましい系です。

レンズが届くまで、空き時間でレストアです。ポチポチと緑青かなと思われる斑点がありましたが、無事に取れました。メッキの剥がれが無い、完璧なコンディションでした。

レジェンズで復刻もしておりますが、まさかの西ドイツでした。

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