90年代の日本のメガネ。ゴーグル型メガネが立て続けに。嬉しい反面、若干コレクションに近いので手元から離れるのは寂しいもんです。
カテゴリー:ヴィンテージのメガネ

お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ
16.11.20

お客さんのメガネ×2
ヴィンテージのメガネ
16.11.07
上:90年代の日本(レンズサイズ-7㎜、チタンパッドに交換済み)
下:70年代のフランス(鼻パッド、先セル新品に交換済み)
それぞれ、カスタマイズや部品交換を施しました。
レンズのコーティングが、上と下で違います。上はクラシックな雰囲気がさらに増すように、特殊なコーティングをしております。反射光が白色です。下は、一般的なレンズの反射防止コーティングです。反射光が緑色です。
上下フレームとも、、そこそこ度数があるので非球面レンズを見栄えの点からも選択をして、ほぼ平らな表面に仕上げております。そうしますと光の反射がパキッとしますので、知的な感じがさらにするでしょうね。いい感じです。
レンズの選択で、見栄えは変わります。色、コーティング、全面カーブ、材質…。実際は、下のフランスのフレームの方が古いものですが、上のフレームの方が古く見えなくも無いです。
やはり、メガネはフレームとレンズが一体となってはじめてメガネになります。不可分という持論です。

触発されました
ヴィンテージのメガネ
16.10.27
ブルータスのファッション特集より。2011/2012年秋冬は服のアーカイブあれこれでした。モードとトラッドが融合していた、個人的には大好きな時代です。
黒ぶちメガネのアーカイブという記事があり、読み返してみるととても面白いです。確かに2016年の現在でも、デザイナーさんやファッションの巨匠さんは、メガネの流行が細いフレーム、メタル、メタルとプラのコンビネーション等々のボリュームダウン傾向であるのにも関わらず、変わらず黒ぶちメガネとか、セルフレームというイメージがあります。
フランク・リーダーさんのチョイスが面白いですね。雑誌の12番のメガネです。服はジャーマンレザー等のゴツくて男臭い印象ですが、 メガネは80’sのデカセルとは意外です。確かに、フランク・リーダーの服に如何にもクラシックなメガネですと、今の時代感なら良しとしていますが、冷静に俯瞰しますとコスプレ感が出ていることは否定出来ませんので、メガネの抜け感でバランス取っているんでしょう。
マネしたくなりましたが、手元に同じ物がありません。いつも通り、自作でレンズシェイプを変えます。
始めの状態。ボストン型でした。ちょっとかわいい感じです。
熱で、欲しい形を先ずは作ります。
右レンズ(向かって左)を変えました。角が出るように引っ張った感じです。
型板にトレース。ニッパーで大雑把に切って、後はひたすらヤスリで合わせていきます。
左右を比べると、結構違いがわかります。あとは、右の型板を用いて左レンズも形を整えれば完了です。
完成です。
結構、近い感じに仕上がりました。フランク氏カッコよすぎます。
話は変わり、トム・フォードのメガネも、セルフレームは、黒色でなんだかんだボリュームがあったり、細くて大きかったり、70年〜80年デザインに近いものを感じます。顔になるようなメガネがいいということでしょうね。

クラウンパント
ヴィンテージのメガネ
16.10.21
80年代の日本のヴィンテージです。
DCブランドブームが85年あたりから沸き始めたということと、このフレームを作っているメーカーが、95年(その前後)で倒産しているので、年代的にはどれほど新しくても90年の頭というのが判断理由です。フレームの作り、レンズのサイズ感は80年代ですね。
バブル後、良質なフレームを作るメーカーが2社倒産しており、そのうちの一つです。ヴィンテージメガネの中では(特に海外)伝説となっているMATSUDA(日本名ではnicole)も作っているメーカーでした。この前、ドーバー銀座店で復刻を初めて拝見しました。機会があれば、ぜひ見ていただきたいメガネです。攻めてます。トム・ブラウンのメガネも近いことをやっています。トラッドな格好に、メガネだけスチームパンクのちょっと危ない感じを取り入れるのが良いのではないかと思います。
話を戻しまして、クラウンパントという形のメガネです。現行のメガネもこのあたりの形が多くなり始めました。もとは40年代のフランスのフレームに起源があります。ヴィンテージの中では、一番高値で取り引きされているゾーンではないでしょうか?
メガネも、実際には顔に乗るとなりますと、そこまで形状に自由度があるわけでは無いのかもしれません。ヴィンテージのメガネを見ていますと現行のメガネを見た際に、あの年代かなとか、まさにアレだなということが多々分かるようになってきます。ついに、メガネのデザインも一周どころか二周くらいして、定番化していくのでしょうね。
つまり、ここからが重要でして、現行の物とヴィンテージの物が並列してあった際に、その違いは何か?ということに話は帰着します。長くなったので、また別にそれは書きます。

70年代のティアドロップ
ヴィンテージのメガネ
16.10.14
最近、ポパイの21号(ミラノ特集 1977年)を手に入れました。スポルディングのメガネの広告がありまして、テンションが上がっています。右のフレームたちは、もちろん販売をしていますが、好きで収集もしています。シューター型が欲しいです。
完全に、レイバンとアメリカンオプティカルの“オマージュ”です。ただ金張りなので、レイバンも時代で金張りなのかメッキなのか分かれますが、それよりも綺麗に仕上がっているのではないでしょうか。主観ですが、ちょっと上品。フランス製なので、モレルに作らせているのかもしれません。販売元が山本防塵光学ってのも良いです。EYEVANと同じメーカーというのにグッときます。
サングラスではなくて、70年代スタイルでメガネのまんま使ってもらえると、より一層嬉しいです。特に女性でティアドロップのメガネは、海外の方しか見たことありませんが、かなりカッコいいです。
全身のイメージで合わせていくとティアドロップも、なんとかいけるのでは無いでしょうか?顔に合わせようとすると、時代錯誤感で尻込みしてしまう方も多数いらっしゃると思います。でも、だからこそ他人とは違う感じがお手軽に演出できます。
この時代の雑誌の広告を見ていると、文言のカッコよさに惹かれます。今と違って、全力でカッコつけることがカッコいいことだったんでしょう。ちょっと気が抜けたくらいがカッコいいという感じは見受けられません。以下、宣伝文句の引用です。
「1つのメガネが都会を生き抜く男たちの道具となるならば。1つのサングラスが他人に見せたくない優しい目を隠す道具となるならば。女の数ほど所持したいものだ。今、スポルディングは、風吹く街のなかで、アイドロップを中心に、スポーツグラス&フレームが幅ひろく肩を並べた。」
振り切れてキザでカッコいい…。

新しいメガネ
ヴィンテージのメガネ
16.10.13
日本のストックから出てきましたが、フレーム本体の作りはアメリカの感じです。蝶番の合わせがしっかりしていますが、精度がきっちり出ている感じではないです。マイナスネジですし。国は不明です。ちょっと雑な感じが、なかなかカッコ良いです。
跳ね上げが備え付けです。この部分のネジはプラスネジなのも、国をいまいち判別出来ないポイントです。
リムネジがない場合でも、レンズは入れられます。ちょっとしたコツがいります。もともとミラーレンズが入っていましたが、50パーセントくらいの濃度のグレーがいいと思います。軽く目が透けて見える程度に。
コマが切れてしまったので、ロー付けで新品のパーツに交換をするついでに、再メッキをしております。フレーム本体は、こちらで磨きました。フルレストア済みです。
跳ね上げがスムーズになって、やはり現行のパーツの精度は素晴らしいなと感じます。
今の時季ですと、これ掛けてバイク乗って山に行きたいです。

今日のメガネ
ヴィンテージのメガネ
16.10.09
男もいいけど、イメージは女性ですね。
女性でスーツでこのメガネしていたら、カッコいいなと思います。

パソコン用レンズを装備しました
ヴィンテージのメガネ
16.10.03
先日のイブサンローランのヴィンテージメガネに、グレーの35パーセントの濃度のカラーレンズをいれました。
パソコン用レンズの、コーティングタイプ(ブルーミラー)に関しては、ヴィンテージのフレームとの相性から避けていると述べました。
ですが、例外的に80年のテクノ臭のする良いメガネや、カザールにはあえてパソコン用コーティングのレンズを入れて、青い反射をバチバチさせています。写真で見るとそんなに反射していないように見えますが、実際は、青味がかって見えるくらい反射しております。ちょっとした差ですが、こういう絶妙な違いが大事なものもあります。
ハイテクを避けすぎるのも、単なる懐古主義で終わってしまいます。それよりかは上手く現代と融合した方がもっと面白くなるのではないかと考えております。

新しいメガネ
ヴィンテージのメガネ
16.09.29
イブサンローランのヴィンテージメガネ。80年代。
80年代ですと、ホンダのスーパーカブですら、フロントライトを含めて各パーツがカクカクになる時代ですからね。レンズの大きさにまずは時代感が出ますが、全体の雰囲気やデザインのムードが他のモノとリンクするので、そこも判断の決め手です。
ただ、「おそらく」と前フリしたのは理由があります。ゴシック体みたいな、ゴツくて太い「YSL」のロゴがサイドに付いているのですが、そのロゴの時代が分からないので、ひょっとして70年代かなという気もします。
古着の軍モノに合わせたいです。ティアドロップに近い形ですが、流れるような美しさがこのフレームにはあります。アセテートですが、黒のツヤが綺麗です。全体を合わせたときに、粗野になりすぎない決め手になると思います。

ウェイファーラー
ヴィンテージのメガネ
16.09.24
レイバンではない、オマージュのウェイファーラーと述べておきます。おそらく80年代、日本のヴィンテージメガネです。
この前の入荷の中にありました。ウェイファーラーの形をあえて足す必要は無いかと思ってパスしたのですが、やっぱり王道の良さが気になってレストア。まさかのセルロイドで、磨いた後の光沢が上品でした。
なんちゃってですが、作りはむしろ良いですね。仕上げが丁寧なのと、蝶番のパーツの精度が高い、あとはカシメがしっかりしていてグラつく気配が無いのが素晴らしいですね。
レイバンのヴィンテージは、反対にちょっと荒々しい作りでかっこいいのですが、蝶番がパタついたりネジ切れしたり、カシメが緩んだり、割と修理の依頼が多かったイメージです。意外に、使用に関してはちょっと繊細。
これはしっかりしているので、ラフに使えそう。
サイズも52□22で、しっかりとオリジナルに寄せています。傾斜はオリジナルより大分減らして、5°です。おかげで頬に突き当たる心配が無いです。
大体こういうパターンは綺麗に丁寧に作りすぎて別物になるのがオチですが、これはなかなかでした。サイドもフロントと同じリベットなので、逆にそれが80年代のウェイファーラーと同じなのもまた良しです。