60年代後半、オーストリア。
眉部分の赤茶の色と、光沢がものすごく綺麗なメガネでした。ここ最近のヴィンテージの中では、個人的にかなり綺麗だなと惹かれたメガネでした。金張りです。
レンズはガラスでは無いですが、反射光を白にしているおかげで、レトロさは損なわれていないのでは無いかと思われます。
17.02.12
60年代後半、オーストリア。
眉部分の赤茶の色と、光沢がものすごく綺麗なメガネでした。ここ最近のヴィンテージの中では、個人的にかなり綺麗だなと惹かれたメガネでした。金張りです。
レンズはガラスでは無いですが、反射光を白にしているおかげで、レトロさは損なわれていないのでは無いかと思われます。
16.12.05
久々に載せます。あれこれ書きすぎました。もはやヴィンテージのメガネ屋かどうか分からんくらいでしたね。
60年代前半。フランス製。
メーカー自体はアメリカのメーカーです。50年〜60年代となりますと、アメリカではフレーム(特にセル)のメーカーが群雄割拠する中で、デザインによって頭一つ出ようとしたのでしょうか?フランス特有の、ラインの綺麗さがあります。
何故か、テンプルがペルソール風です。ペルソールはイタリアのサングラスで有名なメーカーです。イタリア版レイバンみたいな感じです。
リベットがダブルダイヤなので、色んな要素が詰め込まれていて面白いです。久々の個人的に相当グッときたメガネのご紹介でした。
メフレクト的な、ヘリンボーンみたいな箇所にバネ性があって、柔らかい掛け心地です。
16.11.24
海外からの入荷があります。今は届きまして、洗浄、磨き、型直し、パーツ交換の最中です。土日には完全に並びます。ぜひ、お越しください。
16.11.23
80年代の日本のヴィンテージメガネ。それに、緑の50%の濃度のレンズを入れました。度付きのサングラスです。便利ですよ。
バイクに乗る方なので、大きめのレンズは実用的でもあります。冷たい風が目に入りにくいので、涙が滲みにくくなります。薄めの緑が、クラシックな雰囲気を高めています。コーティングも白色の反射のレンズにして、出来る限り質感を高めることに努めました。子供っぽくオモチャっぽくなりすぎずに、いい風合いです。冬は、服が重たくなるので、逆にメガネはこれくらい軽い感じでも面白いかもしれません。
ケースは、レイバンを意識しております。
16.11.20
90年代の日本のメガネ。ゴーグル型メガネが立て続けに。嬉しい反面、若干コレクションに近いので手元から離れるのは寂しいもんです。
16.11.07
上:90年代の日本(レンズサイズ-7㎜、チタンパッドに交換済み)
下:70年代のフランス(鼻パッド、先セル新品に交換済み)
それぞれ、カスタマイズや部品交換を施しました。
レンズのコーティングが、上と下で違います。上はクラシックな雰囲気がさらに増すように、特殊なコーティングをしております。反射光が白色です。下は、一般的なレンズの反射防止コーティングです。反射光が緑色です。
上下フレームとも、、そこそこ度数があるので非球面レンズを見栄えの点からも選択をして、ほぼ平らな表面に仕上げております。そうしますと光の反射がパキッとしますので、知的な感じがさらにするでしょうね。いい感じです。
レンズの選択で、見栄えは変わります。色、コーティング、全面カーブ、材質…。実際は、下のフランスのフレームの方が古いものですが、上のフレームの方が古く見えなくも無いです。
やはり、メガネはフレームとレンズが一体となってはじめてメガネになります。不可分という持論です。
16.10.27
ブルータスのファッション特集より。2011/2012年秋冬は服のアーカイブあれこれでした。モードとトラッドが融合していた、個人的には大好きな時代です。
黒ぶちメガネのアーカイブという記事があり、読み返してみるととても面白いです。確かに2016年の現在でも、デザイナーさんやファッションの巨匠さんは、メガネの流行が細いフレーム、メタル、メタルとプラのコンビネーション等々のボリュームダウン傾向であるのにも関わらず、変わらず黒ぶちメガネとか、セルフレームというイメージがあります。
フランク・リーダーさんのチョイスが面白いですね。雑誌の12番のメガネです。服はジャーマンレザー等のゴツくて男臭い印象ですが、 メガネは80’sのデカセルとは意外です。確かに、フランク・リーダーの服に如何にもクラシックなメガネですと、今の時代感なら良しとしていますが、冷静に俯瞰しますとコスプレ感が出ていることは否定出来ませんので、メガネの抜け感でバランス取っているんでしょう。
マネしたくなりましたが、手元に同じ物がありません。いつも通り、自作でレンズシェイプを変えます。
始めの状態。ボストン型でした。ちょっとかわいい感じです。
熱で、欲しい形を先ずは作ります。
右レンズ(向かって左)を変えました。角が出るように引っ張った感じです。
型板にトレース。ニッパーで大雑把に切って、後はひたすらヤスリで合わせていきます。
左右を比べると、結構違いがわかります。あとは、右の型板を用いて左レンズも形を整えれば完了です。
完成です。
結構、近い感じに仕上がりました。フランク氏カッコよすぎます。
話は変わり、トム・フォードのメガネも、セルフレームは、黒色でなんだかんだボリュームがあったり、細くて大きかったり、70年〜80年デザインに近いものを感じます。顔になるようなメガネがいいということでしょうね。
16.10.21
80年代の日本のヴィンテージです。
DCブランドブームが85年あたりから沸き始めたということと、このフレームを作っているメーカーが、95年(その前後)で倒産しているので、年代的にはどれほど新しくても90年の頭というのが判断理由です。フレームの作り、レンズのサイズ感は80年代ですね。
バブル後、良質なフレームを作るメーカーが2社倒産しており、そのうちの一つです。ヴィンテージメガネの中では(特に海外)伝説となっているMATSUDA(日本名ではnicole)も作っているメーカーでした。この前、ドーバー銀座店で復刻を初めて拝見しました。機会があれば、ぜひ見ていただきたいメガネです。攻めてます。トム・ブラウンのメガネも近いことをやっています。トラッドな格好に、メガネだけスチームパンクのちょっと危ない感じを取り入れるのが良いのではないかと思います。
話を戻しまして、クラウンパントという形のメガネです。現行のメガネもこのあたりの形が多くなり始めました。もとは40年代のフランスのフレームに起源があります。ヴィンテージの中では、一番高値で取り引きされているゾーンではないでしょうか?
メガネも、実際には顔に乗るとなりますと、そこまで形状に自由度があるわけでは無いのかもしれません。ヴィンテージのメガネを見ていますと現行のメガネを見た際に、あの年代かなとか、まさにアレだなということが多々分かるようになってきます。ついに、メガネのデザインも一周どころか二周くらいして、定番化していくのでしょうね。
つまり、ここからが重要でして、現行の物とヴィンテージの物が並列してあった際に、その違いは何か?ということに話は帰着します。長くなったので、また別にそれは書きます。
16.10.14
最近、ポパイの21号(ミラノ特集 1977年)を手に入れました。スポルディングのメガネの広告がありまして、テンションが上がっています。右のフレームたちは、もちろん販売をしていますが、好きで収集もしています。シューター型が欲しいです。
完全に、レイバンとアメリカンオプティカルの“オマージュ”です。ただ金張りなので、レイバンも時代で金張りなのかメッキなのか分かれますが、それよりも綺麗に仕上がっているのではないでしょうか。主観ですが、ちょっと上品。フランス製なので、モレルに作らせているのかもしれません。販売元が山本防塵光学ってのも良いです。EYEVANと同じメーカーというのにグッときます。
サングラスではなくて、70年代スタイルでメガネのまんま使ってもらえると、より一層嬉しいです。特に女性でティアドロップのメガネは、海外の方しか見たことありませんが、かなりカッコいいです。
全身のイメージで合わせていくとティアドロップも、なんとかいけるのでは無いでしょうか?顔に合わせようとすると、時代錯誤感で尻込みしてしまう方も多数いらっしゃると思います。でも、だからこそ他人とは違う感じがお手軽に演出できます。
この時代の雑誌の広告を見ていると、文言のカッコよさに惹かれます。今と違って、全力でカッコつけることがカッコいいことだったんでしょう。ちょっと気が抜けたくらいがカッコいいという感じは見受けられません。以下、宣伝文句の引用です。
「1つのメガネが都会を生き抜く男たちの道具となるならば。1つのサングラスが他人に見せたくない優しい目を隠す道具となるならば。女の数ほど所持したいものだ。今、スポルディングは、風吹く街のなかで、アイドロップを中心に、スポーツグラス&フレームが幅ひろく肩を並べた。」
振り切れてキザでカッコいい…。
16.10.13
日本のストックから出てきましたが、フレーム本体の作りはアメリカの感じです。蝶番の合わせがしっかりしていますが、精度がきっちり出ている感じではないです。マイナスネジですし。国は不明です。ちょっと雑な感じが、なかなかカッコ良いです。
跳ね上げが備え付けです。この部分のネジはプラスネジなのも、国をいまいち判別出来ないポイントです。
リムネジがない場合でも、レンズは入れられます。ちょっとしたコツがいります。もともとミラーレンズが入っていましたが、50パーセントくらいの濃度のグレーがいいと思います。軽く目が透けて見える程度に。
コマが切れてしまったので、ロー付けで新品のパーツに交換をするついでに、再メッキをしております。フレーム本体は、こちらで磨きました。フルレストア済みです。
跳ね上げがスムーズになって、やはり現行のパーツの精度は素晴らしいなと感じます。
今の時季ですと、これ掛けてバイク乗って山に行きたいです。