カテゴリー:雑記

雨の連休に思い出したこと
雑記

19.07.14

去年はめちゃくちゃ暑かった記憶が。最高気温35度を既に超えていた気がします。

とりあえず読み終えました。終わらせないと、次の眼鏡を売れないなぁという謎の脳内の言い訳兼、予感がありまして。

東京に半年ほど居たときに、わたしの様子をちょくちょく見る感じで面倒を見て下さった方が居ました。通算3回くらい、新宿の決まった店で飲んだ記憶があります。その方は、もう75歳超えてるかそれくらいです。かつて、個人で眼鏡ブランドの代理店や並行輸入をしていたはずです。尊敬混じりで恐縮しながら会っていた記憶が残っています。

会えば2時間ほど話をしたと思いますが、何を話したのかほとんど覚えていません。ただ一つ、教えとして覚えているのは、「本を読め、特に小説を読め」でした。

なんでそんな話になったのか忘れましたが、「小説は、例えフィクションであっても、人生の大事な要素がギュッと込められている。むしろ人生そのものだから。」みたいなことを仰ってたはずです。それからというもの、たとえばいつもは白米だけど外食のタイミングでは玄米を選択しようかなくらいの感覚で、原書じゃないミドル哲学書のようなものを読みがちな、それはそれで普通の男だったわけですが、店頭ポップが良い雰囲気醸し出していたなら、その小説読んでみようかなとか思うようになりました。昨今は、小説読んで無いなぁそろそろ読まないといけないなぁという、心の声が聞こえる時があります。

そのときに、初めて新宿の目を横切りましたね。あれはいま、訳あって壊れているらしいですけど、あの人は元気かなどうかな。

ほんとに雑記
雑記

19.07.12

私のなかで村上春樹ブームは加熱の一方でして、まずはハードボイルドを読み終えています。

さらに、昨日は『村上朝日堂 村上春樹/安西水丸 新潮文庫 昭和62年』を読み終えています。小説は、やはり書いたその人が、本の中で凝縮されていてヘビーウェイトでしたから、もう一回エッセイを挿もうという気分でした。やや軽めに。

ということで写真のエッセイを読んでみました。表紙の可愛らしさによるジャケ買い感も否めませんが、前回の大きなカブのエッセイより10年以上前のはずで、何か根幹に変化が感じ取れるかなと思ったのも理由です。ブルバキですら、たった3年で変わった変わった言ってもらえますし。自覚して変えた部分と、無自覚な部分がありますが、指摘されるのは無自覚な部分が多いです。そういうもんですかと、嬉しく言葉を頂戴しています。

で、こちらのエッセイは、面白さは変わらずなんですけど、より鋭く鋭利だと思います。トッキントッキンに尖っています。ズバリ言うわよって感じです。

それで、一番グサグサくるのがこのお題でした。ブルバキのスタイルとは何なんだろう?みたいなことは未だ暗中模索の真っ只中です。

Amorざんまい
雑記

19.07.12

そういえば、この映画からAmor が欲しくなったみたいな方が多いはず。確かそう、こんな題名だった気が!自分の中で繋がった気がします。特典の映画解説でも述べられていましたが、1959年の夏のフランスがそのまま映っているという点でも、大変貴重ですね。この時代のフランスは、本当にわりとAmorでした。驚きだったのは、バタフライシェイプを男性が掛けていたことでした。

パッケージ右の女の子が劇中掛けているフォックスアイのフレームに、ミラーレンズが入ったサングラスも良かったです。ボーダーの可愛らしいワンピースに、トレンチコートだったか、フワッと可愛らしい合わせで、いきなり宇宙っぽいサングラスがゴツんと、顔面にきちゃうもんだから、60年経った今でもそりゃオシャレで敵わないなぁという感想です。特に、男がハットを被せるシーンがあるんですけど(一旦ハットを女の子に預ける)、それがカッコよくそして愛らしく最高にご馳走様な感じでした。

少し前に、82年のananのメガネ特集をブログに載せた記憶があります。定かではないので、もう一回載せておきますね。

大事なんで、大きく載せておきます。スマホではページが崩れると思います。資本不足です。勘弁して下さい。パソコンかタブレットでみてください。

川久保玲のコメント箇所を、短く要約すると「ナチュラル系な格好にゴリっゴリなモード系サングラスを合わせるのが気分だネ」と、宣っております。ただし、メガネに対して積極的では無いとのことで、取材に対して適当に返答したのかもしれません。私が銀無垢のオーダーに際し、何本注文入ってますか?と、お客さんに質問されるのに近いですね。毎回適当に答えてました。

このananから40年ほど経って、LOEWEがまさにこんな感じでサングラスを用いていてグッときます。メガネで違和感を投入している感じです。自分もマウンテンバイクを乗るからなんでしょうけど、アクティブに、ちょっとファニーな感じで夏を満喫する全体観が良いです。そういえば昔は冬が好きでしたが、30歳過ぎてから夏の方が好きになりました。

今さらですし、みんな知ってると思いますけど、映画って良いもんですね。

オーダー通しました
雑記

19.07.10

本日、銀無垢のオーダー通しました。お伝えした通り、おそらく年末、12月の予定です。ありがとうございました。

もう年末の話ですし、ということはすぐ、また一つ歳をとります。人生における一年の体感は、年齢分の一(1/(年齢))でどんどん早く?短く?感じる説を耳にしたことがありますけど、あながち間違っていないなと感じる今日この頃です。

楽しみですね。届いた瞬間が圧巻でしょうね。

額装完了
雑記

19.07.10

リアルワインガイドのカレンダーなんですけど、サインページを額装してみました。青のそれです。いままでは、既に額装してあるものを買ったことしかありませんでした。ちゃんとお願いしたのは初めてです。結局、依頼と受け取りで2回行って2回とも迷子になって、地理関係がわかっていませんが、おそらく池下の純真堂さんです。あれは今池なのかもしれません。

壁が美女だらけになりました。メガネと女性に囲まれて、私は幸せです。

額装というものが、わりと細かいところまで選択の連続だとは思っていませんでした。直観でトントントンっと決めていくと、結構楽しいです。骨董市でも、そろそろ紙物を気にしてみようという気分になりました。

負い目
雑記

19.07.08

ファッションに近い距離感で、しかも、ヴィンテージのメガネという響きからオシャレさを醸し出そうとプンプンな物を販売しているのにも関わらず、ゴダールの映画を一本も観たことが無いことに負い目を感じていました。別にそれはそれでいいのかもしれませんが、アパレル関係の方とか、お洒落なひとは結構通っていますよね?なんか観ていないことに負い目を感じています。教科書感ありませんか?

そうとは言えども、とりあえず観とかなきゃいかんなー、くらいな感覚で観るのも、作品に対する姿勢として、しかもおそらく神聖なゴダール作品に対してどうなんだと、言われそうな気がして今まで観ていませんでした。

というような話をしていましたら、お客さんが「いい映画ですよ」ということで、4つくれました。ありがとうございました。

なんか、既に良かったです。コンビニの袋に入っているということが。鷲田清一の本で介護の例で度々出てくる、『ただ一杯のお茶を差し出す』みたいな、スーパーフラットに物を継承するという、稀有な体験をしました。大袈裟ではなくです。

これから観ていきますが、もう好きになれそうな予感がビシビシします。

千里のアレもあれから
雑記

19.06.21

特に、苦手なものは積極的に克服しようぜ!みたいな人間では無かったんですけど、いまは一箇所だけ、その機運です。

それというのも、村上春樹さんの小説です。あぁ、本人と元々好きだった人々ごめんなさい。ノルウェイの森の10ページくらいと、騎士団長殺しの4ページくらいを読んだことがあっただけなんですけど、あぁもうごめんなさい。謝っているんですけど、まだ好きかどうかは分かっていない状態で書いています。それはそれでごめんなさい。昨日、ハードボイルドの第一章を読んだくらいです。

いまのところ、感想を述べますと、ハードボイルドという物語の第一章と捉えなくても、街でエレベーターに乗ったときに考えたことみたいなエッセイとして成立するなと感じました。

それで、今までは「物語が全然始まらんやんっ」と、諦めていました。今はそういうことか!という捉え方です。楽しいかどうか、好きか嫌いかはまだ分かりませんが、そういうことか!という発見のほうが心の中で大きい体積を占めています。

そもそも現実に溢れているアレコレは、大体すぐに分からないことばかりですしね。なんで物語の主人公は、帯の部分、背表紙云々でバックボーンから身に起こりそうなこと、その結末の予感も含めてスタートから、あまりにもあからさまなんだと。ハードボイルドの第一章は、そういうあからさまなことに対しての展開ないし導入に全くなっておらず、本筋と全然関係なさそうな、でも関係ありありな、やや冗長な逸れ方をしています。まさに、ブルバキのブログみたいだなと。それは自分のブログを高く見積もりすぎですが。

それに、確かに小説に展開だけを求めるのもどうなんだと、自分自身にも問いかけができます。でも小説ですから、それは正当な要求だよなぁと逡巡もします。そして書く側も、小説を小説然と書かずに小説として成り立たせてやるみたいな気概がありそう、もはや勝手にあると仮定しますと、読む側は何となく持ち合わせている一般的な小説という概念を、まず捨てることが要求されます。私は、これがはじめに出来なかったから、今までは10ページ程で読むのを諦めていたんだと思います。

そんなことや、その他あれこれ考えました。それにかなり前にも書きましたが、これってメガネ屋がメガネをメガネの方向から喋る時代が終わったのとも似ていますね。もとは、カレー屋さんの言った、カレーをカレーの方向から喋るのは終わったという独白です。

ちなみになぜ、今になって村上春樹さんの小説を読もうと思ったのか。それはちょっと前に書いたエッセイがめちゃくちゃ面白かったからです。心の底から面白かった訳です。そしたら次は、もう決まっているじゃないですか!その人の書く小説を読んで、もっとその人を知りたい、知ろうと努めようとなりますよね。それだけです。その瞬間に、interestの対象になった訳です。前はfunの対象だったから、あっさりバッサリ吟味せずに蓋をしていたのだと思います。

一般的には、エッセイの方がその人らしさが出そうな気もしますが、小説家ですし、小説に全部込めそうな気配がしたので、小説を読もうと決心がつきました。服で言えば、デザイナーが喋ったことを聞いたり読んだりするよりも、服着た方が何となく全体的にザクッと分かりそうな予感がすると思うんですけど、それです。書いていて、いま思いつきましたが料理人と料理の関係もそうですね。ブルバキもそうですね。なら、全部そうか。

この前の大きなかぶのエッセイに、小説へのヒントが書かれていたのも、一から読んでみるにあたって大きな手助けとなりました。第一章だけで、もう一日まるっと、ことあるごとに頭の中で転がしているので、やはり楽しいのでしょう。楽しさの感じ方も、今までの小説とは違うのですね。

教えていただきありがとうございました
雑記

19.06.18

店を始めてから、この手のものは買うようになりました。サラリーマンだったら、立ち読みでパラパラして買わなかったかも。ランチェスター戦略の具現化ですね。強者は、弱者のマネをして徹底的に出た芽を摘むことを最善としますから。ブルータスが地方特集、しかも名古屋ですか。

ブルバキは載らなかったんで、不正解でした。悲しいなあ。コツコツ頑張ります。

読み終えた
雑記

19.06.13

サピエンス全史をようやく読み終えました。なんかマトリックスだなと感じたのは私だけ??仮想世界のバージョンアップが、サピエンス全史における、それぞれの〜革命に対応していて…みたいな感じで読んでいました。小学生のときは、マトリックスの内容は意味不明でアクションがスゲーたのしーで終わっていましたが、サピエンス全史のお陰で今さらマトリックスの深さに気づけました。マトリックスが観たい。

これがビジネス書のカテゴリーというのが、一番分からなかったですね。海外でもそうなんでしょうか。

スーパーフラット
雑記

19.06.10

とても良いことがありました。初めてご来店の方で、無垢の商品の説明になった時に、ちょっと高いんですけどね的な前フリをして、価格をお伝えしたところ

「メガネのことはよく分からないし、どの価格帯がどんな感じかも分からないけど、車の方が高いよね」

みたいな返答をして頂きました。あーもう、失礼しました。既にスーパーフラットでした。ブルバキみたいな若輩者が出る幕は無かったです。まだまだ世間に隠れて居ますよ。それが励みです。

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