花椿マガジンのおまけ。この方の文章、面白い。ハマりました。
「…ピンク色のゾウについて語るなら、ゾウ色のゾウの素晴らしさについても語りませんか。ゾウは大きくて、心の優しい、本当に素晴らしい動物です。想像力なんか働かせなくたって、そのままで完璧なんです。その事実をまずはしっかり見つめませんか」(ページ数がないので。だいたい真ん中くらいから抜粋)
久々にゾクッとしました。他の小説も手当たり次第読んでいこうかなと。
分析が鋭すぎてメッタ刺し。もちろん私も無傷なわけありません。
19.06.10
花椿マガジンのおまけ。この方の文章、面白い。ハマりました。
「…ピンク色のゾウについて語るなら、ゾウ色のゾウの素晴らしさについても語りませんか。ゾウは大きくて、心の優しい、本当に素晴らしい動物です。想像力なんか働かせなくたって、そのままで完璧なんです。その事実をまずはしっかり見つめませんか」(ページ数がないので。だいたい真ん中くらいから抜粋)
久々にゾクッとしました。他の小説も手当たり次第読んでいこうかなと。
分析が鋭すぎてメッタ刺し。もちろん私も無傷なわけありません。
19.06.08
昨日、店を休んで病院行ってました。意外に早く終わってしまい、結局暇だから店でも開けようかなと考えていましたが、本当にこういうことってあるんですね。車が水溜りをはねて、下半身ずぶ濡れになりました。そこで意気消沈し、予告通り休みました。
で、頂いたコレを読んでいました。ちなみに、村上春樹さんはグレートギャッツビーの翻訳と、どっかのカフェで読んだ、僕らの言葉がウィスキーだったら的なエッセイしか読んだことが無いです。
この本も、「ナイキの本社に呼ばれたのに、持って行った靴とウェアがニューバランスだったというエッセイが至高」というので、もう既に面白いなと思って、ありがたく頂戴しました。とにかく全部面白かったです。
とくに前書きが良かったです。ビールは嫌いだけど、ビール屋の作る烏龍茶は好きな人もいて、それでもいいかな的な、自身の書くエッセイの立ち位置の説明があり、この部分で既に心を掴まれた気分はしていました。
最近つくづくダメで、メガネ以外は全部他人からの提案だったりします。メガネは本業ですし、自分なりに究めるという姿勢でやっておるつもりですから、楽しいかどうかは良く判っていないけど自分からのスタートということに満足出来ています。ちなみに、楽しいかどうか判っていないというのは、他人から「好きなことを仕事にして、楽しそうですね」的なことを言われると、そう言われればそうかもしれませんねぇという気分になるからです。
そうなりますと他のことは究める気もそぞろで、むしろ程々の心地良さを求めている以上、詳しいひとに教えて貰ったそれが、やっぱり総合的に良いよねという考えが染み付いてしまっています。それで困ったことも無いので、いまはその方針のまま生きております。
この前のスニーカーも、そのブログで書いたか忘れましたが決め手は店員の若い男性の「お兄さんはそっちっスね」でした。おそらく20代だったら、それに何となくイラッとしてどっちも買わないという捻くれをかましていたはずです。いまは捻り過ぎてブチっと千切れまして、少しでも優しくされるとそれで良いかなーという風になりました。本当はヴェイパーマックス2019を買うつもりでした。
予想以上に今週は銀無垢の話をしていました。さすがに驚き。
あと検眼の話も。その小休止に持ってこいの本でした。
19.05.30
昨日は、無事に聴講出来ました。
眼の力の抜きにくさ、ピント調節が残りやすいことを握り拳で説明する方法が、実感を伴った理解を提供できるので絶品でした。真似します。
拳に力を入れようと意識します。グッと力一杯握ります。しばらくして、緩めようと意識します。拳の力を抜きます。するとどうでしょう。初期状態に、瞬時に戻りましたか?おそらく戻っていなくて、拳に力を込めた時の感覚が残っているはずです。力を抜いたのにも関わらず、力を込めた余韻が残っている状態に移行したということでして、しばらく、拳全体がジワッとしているはずです。その状態からさらに経つと、初期状態に戻れるはずです。
これが眼でも起こっています。拳を握るという行為を、例えばスマホを見ると置き換えるだけです。んーなるほど。
19.05.27
久しぶりに店を手直し。鏡の照明を変えただけですけど。今まではチューリップが掛かっていた箇所です。ここだけがレトロポップ過ぎて、1年くらい納得していなかったわけですが、今日で仕上がりました。スタンドミラー側がコレだったのに、窓際の鏡用の照明が全然関連性のないチューリップでして、その対称性が崩れていたのも気になっていた理由です。これで空間に調和がもたらされたと思います。
19.05.24
木曜日は加工で篭り、夕方ごろに店を抜け出してパルコの新しくて大きくて強いABCマートに行ってみました。確かに、限定モノを追わない程度のスニーカー好きにとっては、十分過ぎます。巨大資本も良いよね。ブルバキと違って、一度にたくさん見せてくれます。
何となく個人的に、ヴィンテージ眼鏡を見る感覚と、いまのハイテクスニーカーを見る感覚は近いです。むしろほぼ同じです。「すげー楽しー面白ーい」が、ひたすら連続しまして、買い物が楽しいです。
この前、お客さんがエアマックスの720を履いていまして、思いの外それが良かったので真似しました。すぐ真似するマンです。
遠くから見ると、宙に浮いているみたいです。足元だけガンダムです。このボリュームは、どんな服装でも強いて言えば合わないですね。
昨年のホカとガーメンツのようなぽってり感と、イージーっぽい履き口と、トリプルSっぽいボリューム感にエアマックスの未来感があって、宅配ピザの四分割のアレっぽい満足感があります。
ニューバランスの1500、三十周年記念のカラーの方が絶対誰からも褒められるとわかって、やっぱり現地現物で脳がツーンとするくらいの面白い方にしちゃいました。こういう選択が、30歳過ぎてから本当に増えました。おもしろグッズおじさんになりかかっています。
ちなみに靴下は未だに読み方が分からない「wigwam」なんですけど、令和初の衝撃です。あのwigwamが、洗濯してもダラダラくたくたにならないです。あの洗濯したら一発でフニャフニャでダメになる感じも好きだったんですけど。これはこれでミニモニ。っぽくて良い感じです。
19.05.13
若い子が昨年くらいからベストを重ね着に取り入れているのを見て憧れ。昨今、色々なことに恥ずかしさを感じ無くなってきていますから、今年は素直に自分にも取り入れてみようと決意して、買ったのがこれです。ナム戦のグレネードベスト。
結局、男の服はポケットが多ければ多いほどカッコいいと最近気付いたので、あれこれ調べて、それと人から聞いて、辿りついたのがこのベスト。その中では、これが最多ポケット数でした。上から、2+4+6の左右2セットで24個のポケットです。
そして、実践して気づきましたが、ポケットはあり過ぎるとやや気持ち悪いですね。どっかから、相関が崩れてポケットが増えてもカッコ良くならない点が、やはり存在しました。しかも要のポケットなんですけど、実はこれがポケットと呼べるかどうか怪しい代物でした。下側が窄めてあるだけで、袋状になっていません。メガネの調整器具のヤットコとかの一時収納にしようと考えていましたが、それも出来ず。現状、ただただヒダヒダ且つベロベロしているだけです。写真の通り、眼鏡が貫通しています。
まあでも、なんと言いますか、ブルバキのヴィンテージ眼鏡に近いものを感じまして、今夏は毎日のレベルで着る所存です。
19.05.10
眼の諸機能のバランスの悪さみたいなのが分かるのは、そういえば3D映画ですね。ステレオフライも3D映画もVRも、基本原理は一緒です。
平成の終わりに折角なのでUber eatsは使ってみましたが、そういえばVRチェリーでした。あれって、その先に桃源郷が見えるんですよね?つまり人類最強の眼鏡ですね。眼鏡はヴィンテージが一番だと思っていました。
上記の立体映像が見えない場合は、大体眼に難ありです。年齢的にしょうがないこともあるんでしょうけど。試しにアマゾンのレビューを徘徊してみましたが、やはり機材は不良無しなのに見えなかったから星一つ、みたいなレビューがありましたね。立体感が全くない場合は、多分片目の抑制です。それかずっと二重の場合は複視です。あんまり浮いて見えなかったというのも、本当に機材の性能が低いのか、例えば遠視系で立体感崩れているのか、なんともそれだけでは分かんないですね。
そういえばお客さんでも、3D映画の途中で吐き気が止まらなくて、残り1時間はトイレで吐いていたという方もいらっしゃったので、複視とか抑制の脳への負担に驚いたものです。
そう言う私も、スターウォーズのエピソード8を試しに3D映画館で見てみましたが、遠方外斜位が大きめなので、途中から眼の疲れと集中出来なさに懲り懲りして、次からは普通のにしようと思いました。斜視ではなく斜位です。ネット上も混同している記事がちらほらなので、それはそれで怖いですね。
結局映画は、ストーリーもあんまり覚えていなくて、とりあえずオビワン焦らし過ぎくらいしか記憶に残っていないです。年末に向けて、ついに完結しますから、準備としてまた7と8を見直しです。
19.05.07
ゴールデンウィーク、楽しかったですか?ブルバキはいつも通り暇でしたが、喋りすぎました。ぼちぼち加工が溜まり、色々重なって返事が出来ていない関係者様、とにかくすみません。特に今日、油断し過ぎました。明日は真に暇なはずなので、ちゃんとお返事いたします。
それと関連しますが連休中に嬉しかったのは、メガネの使用感の報告を頂いたり、特に何もなくともゴールデンウィークの1日はブルバキで対話するみたいな感じで日をくださったことです。ありがとうございました。結局、自分が一番喋って気持ち良くなってごめんなさい。
眼鏡とか眼鏡屋のライバルは、一泊の温泉旅行とか無条件に楽しいこと全て、ですからね。重きを置いて下さっていることに、結構感動しています。
19.05.01
銀無垢をブルバキで作ってからは使っておりませんが、これも持っていました。ガラスのフラットを入れて、ガシガシ使っていました。
たしか、増永さんの100周年モデルです。見所は融点の違いからくっ付かないだろうと散々言われていたチタンとK18を繋ぎ合わせることに成功し、コンビネーションにしたところでしょうか。テンプルエンドをK18にすることで、重心が後ろにいき、掛けやすさも実現しております。智の部分はβチタンのはずです。バネ性もあって、これと先ほどの職人の金無垢の使用感の違いから、自分の理想とする無垢の眼鏡の像が立ち込めて、3年前にようやく銀無垢の一山のメガネたちが出来たという話の流れです。
本当は、滑り止めのシリコンパーツが付属しますが、見た目が良く無いので外しております。外すと何が起こるか?テンプル部分が中抜きの為、摩擦が生じにくく、いくらK18によって重心を後ろにやっても下がりやすくなります。特に夏場がひどかったです。テンプルの曲げ点が不鮮明なので、それが理由で引っかからないということも考えられますが、銀無垢においてバチ先のテンプルエンドにこだわったのは、これの使用感から着想しております。私も、業界に遊ばせてもらった人間ですから、そこから得られた体験を、次に射影したい欲求があって今の店と物があります。
ただ、久々にこのフレームを見ましたが、やっぱり繊細で美しいです。特にこれはトップの美しさではなかろうかと、個人的には思っています。
細いしなやかなテンプルエンドは、物としての風格をグッと上げます。見た目と機能性、その辺の諦めのつかなさと、SPMにおいてはバチ先が出来ないという制約条件から、SPMはいっそ思い切って細いテンプルを楽しんでねと、アナウンスしております。ガラスは度数次第でしょうね。
そうそう、ついに店名入りました。
19.04.22
本日も私より7こくらい下の子と話してましたけど、普通に接してくれるのが有難いなと思います。サラリーマンだったら、上司と部下ですもんね。それか小学生と中学生の差。お酒の場だったら、逆にこっちがお金払わないとですよね。
最近は、あらゆる流れが硬化することに怖さを覚え始めました。そんなこんなで、この前の東別院の骨董市では、初めてファイヤーキングを買ってみました。
ずっと、あの有名なジェダイが綺麗で良いなと思っていましたが、コップにあの値段はどうなんだ的な考えがありました。さらに最近ですと、あまり周りで耳にしなくなったから、もうイケてないのかな的な、一抹の不安で購入欲を抑えていました。
まあでも、自分にとって始まってもいないのに、実感の無い世間のあれこれから、恰も自分も同意見と思い込み、ついには終わったものとして蓋をしてしまう、それって自分にとって未開の物への態度としてどうなんだ?みたいな風に考え直しまして、勢いで買ってみました。今は、既に皿が欲しいです。ちゃんとハマりました。
若さといいますか、柔軟さみたいなあれこれをどうやって維持していくのか、店を名古屋に構えてからずっと心配ですね。お店でも、話す時間が長くて聴く時間が短くなってきているので、自分が硬化していく感覚が凄まじいです。