カテゴリー:雑記

念願の
雑記

18.02.09

スーパーカー自転車を手に入れました。念願です。レバーの変速機を触るのに憧れていました。ギリギリ、小学校低学年の時に、乗られていないスーパーカー自転車が軒先に放置されているのを実際に眺めていた世代です。ドンピシャ世代では無いです。おそらく、マウンテンバイクが私の時は流行っていました。

何だかんだ、昨日の休みも店に来て、メガネの加工と自転車弄りしていました。

22インチの子供用です。おかげで値段は相当抑えめです。初めは、車体の小ささを気にしていましたが、乗ってみれば、さほど気にならないです。名古屋市内をチョロチョロ動き回るには、これくらいの大きさがちょうどいいです。それに、26インチでデコると相当な迫力となりますので、その点からも22インチで良かったです。

グリップ、ペダル、サドル、フォグライト、スピードメーター、、、あれこれ変更・改造しました。最後はウィンカーを、つけるかどうかですが、ハンドル周りの配線がゴチャつくので、悩み中です。

インスタに載せたらフォロワー減るかなと思いまして載せてみたところ、意外に減らずでした。そうなりますと、何でニコルのゴーグルを載せて、フォロワーが速攻で減ったのか更に不可解だったりもします。

フォグライトは単二乾電池×3本です。本数も微妙ですし、単二乾電池を久し振りに買いました。フォグライトというだけあって、大体どのメーカーも黄色かオレンジです。レイバンで言う、カリクロームイエローか、アンバーマチックが対応します。視認性を高めるには黄色系です。

ようやく着手
雑記

18.01.30

頂きもの。

『眼の哲学 利休伝ノート 青山二郎 講談社文芸文庫 1994』

まだ100ページ満たないくらいでこれを書いています。左の本は、柳宗悦の本です。この二人が仲違いした理由みたいなものを掴みたくて引っ張り出しました。そこをクリアにすることで、美術と工藝の争点が見えそうですし、今の民藝を讃える風潮の何が良くて何が弊害か見える気がして、調べていました。そもそもの出発点が違う感じも受けますし、美への接し方も違っておりますね。そうです、今日こそ本当に暇です。

それよりも面白く感じたのは、青山二郎の「眼」に関するこんな箇所です。

「(p.14)…思想から芸事に至るまで、結局銘々の流儀の源泉から産まれないで、何処から本物が生まれるでしょう。ところが…銘々の眼玉が銘々の流儀に従属して物ごとを見ている事は、いい意味にしろ悪い意味にしろ、余り気付かれていません。殊に現今に於いて然りです。誰でも銘々の眼玉で確と物ごとを見ている筈です。それなら眼玉で見た物を、何故眼玉で受止められないのでしょう。…」

この文章だけですと、「…???」という感じでした。難解です。ですが、違う作者の違う本での主張と、そこそこ同一視できるのではないかと感じております。それは、

『君たちはどう生きるか 吉野源三郎 岩波文庫 1982」

です。これも長いですが、一節を引用します。

「(p.53)…だから、こういう事についてまず肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う。君が何かしみじみと感じたり、心の底から思ったりしたことを、少しもゴマ化してはいけない。そして、どういう場合に、どういう事について、どんな感じを受けたか、それをよく考えて見るのだ。そうすると、ある時、ある所で、君が感銘を受けたという、繰りかえすことのない、ただ一度の経験の中に、その時だけにとどまらない意味のあることがわかって来る。それが、本当の君の思想というものだ。…」

マンガ化されて、有名みたいですね。マンガの方は読んでおらず、何処を一番大事にして描かれているのか知りません。それを無視して私が好きな箇所であり、真髄だと勝手に思っているのは先の引用した部分です。人生の要所要所で必ず読んでいます。かれこれ6年位の付き合いです。

本当に良いと感じたときの‘本当さ’と言いますか、自分だけしか介在していない純粋さみたいなものは存在するのでしょうか?青山二郎の言葉を借りれば、「眼玉で受け止める」でしょうか。おそらく、そこまで純化したものは無いと思います。だとすれば、どこまで自分以外の要素を排除して感じることが出来るのでしょう。

眼鏡でそれを突き詰めようとすると、ヴィンテージの方が探求しやすいと思います。私が初めに感じた、ヴィンテージ眼鏡の良さはそこでした。とにかくデザインは驚きの連発でした。オシャレに見られる為には、この雰囲気のこの形状の眼鏡でなくてはならない、という無意識の作用から解放されて、メガネが一層楽しく感じるようになったのも、ヴィンテージに出会ってからだと思います。

メガネの良さは、それぞれにあって私個人が決めることでは無いですし、そもそもお金が発生しているので、私の考えとは切り離されて最後は渡っていくべきです。とは言いつつ、たまにあの時の私と同じような感覚で、驚きと楽しさを混在させながら眼鏡を買っていただけると、物凄く達成感を得ます。

ヴィンテージのメガネの取り扱い範囲に関して、ニッチ過ぎたり同業他社と交わらない範囲の物が多々なのは、私が天邪鬼であることもそうです。経営の観点から、ブルーオーシャンの様相だからというのもそうだと思います。でもやっぱり一番は、出会ったことのない物を見たときの感動から出発して、それを身につけることの楽しさを体験して欲しいからですね。

良い本です。読み終えていませんが良い本です。おかげさまで久々に、初めのときの考えを、明確に思い出せました。

周辺
雑記

18.01.27

大体、ヴィンテージのメガネですと70年代〜90年代の範囲が当店でのメインです。その周辺の事情、例えば服とか車とか街並みとか髪型とかが気になります。

そして、自分で店を構えるようになってからは、やはり空間が気になるようになりました。

ということで、ヤマハの家具のカタログを買いました。閲覧用です。70年代です。ぼちぼち集め始めて什器で使っていますが、大正時代の物か、そのリプロです。この時代のモダンなやつもいいですね。

家具そのものも良いなぁと思いますが、雑貨の合わせ方や、絵画の飾り方もグッときます。中でも一番共感したのは、照明の合わせ方です。

戦利品
雑記

18.01.19

昨日は、大須の骨董市でした。次の開催日となる28日は、日曜日なので行きやすいと思います。

昨日は割と本気といいますか、私的にはお笑いなしのカッコいい物しか買って無いです。特にホッチキスは、2年くらいのんびりとこんな感じのを探していたので、非常に嬉しかったですね。パテントとJISマークが入っているだけなんですけどね。

どうしても、金属の塊に手が伸びます。重ければ重いほど好きです。銀のメガネも、そういう趣向が反映されていると思います。インディアンジュエリーとか買っていた時も、2択で迷ったら、デザインではなくて重さで決定していました。重い方がカッコいいという感覚です。そういう病気でしょうね。

水曜日から金曜日ですが、1月31日から2月2日は休みになるので、ご来店予定の方はアレコレ予定を織り交ぜてお越しくださると嬉しいですね。

粋でした
雑記

18.01.17

頂き物。老舗の葛湯でした。金沢の落雁諸江屋さん。

パッケージも良い感じですが、作り方の書いてある紙片が粋でした。

「…葛の匂ふ風情は中々に捨てがたいものです。」

自分を誇張せず、ビジュアルや味の濃さや刺激の強さを、つい重視してしまいがちな現代を蔑まず、そして現代の派手さと対比させることによってクッキリと顕われる素朴さを謳わず、ただただ葛湯の良さを伝えるいい文章でした。

簡単なようで中々出来ないですし、私もメガネに於いて、比較対象を用意して良さを伝えがちですので、勉強になりました。とりあえず今は、いつもの表現がリセットされてしまったので、美味いとだけ書きます。

頂き物
雑記

18.01.15

いい文章が載っていました。

「人生のバランス。

 

そして

世の中のバランス。」

 

例えば、これが「世の中‘との’バランス。」という表現であれば、おそらく、私と世の中との折り合いをどうつけましょうか?という感じの内容でしょうし、目指すは私と世の中の融合・調和の様な文章と受け取れます。

ただ、今回は「世の中のバランス」と、一行の空白の後に記されています。自分の人生を考えようとすると、間も無くそれは自分と社会との関係を考えることに変換されてしまうことを表しているかのようです。そして、人生のバランスと世の中のバランスが、交わらないこともあると、示唆しているようにも感じます。

確かにそうかもしれません。そもそもバランス同士が一致することが平穏で善なのか、離れていることが異端で悪なのか、はたまた逆なのか判然としません。齟齬が善か悪かは、結局は自分で決めていくことなんでしょうね。

短く、ピシャッと、核心を突くような文章を書けるとか、言葉を紡ぐことが出来る人が羨ましいです。このブログから漏れ出ている通り、私はそれが無理な人生でした。

 

もうすぐ2年
雑記

18.01.14

確か、2月5日のはずです。豊橋時代を合わせて2年になります。ありがとうございます、おかげさまで続けられています。2周年記念を何かやるとかではありません。むしろやりません。

オープン前日に、資材等々を搬入している最中に頂いたのが、この湯呑みです。搬出でたまたま来ていた陶芸家の方から、直接頂きました。2月4日という日付が頭に残っていますが、それがオープンした日なのか貰った日なのか、忘れました。日報を見れば分かりますが、大した違いは無いので調べないでいます。

「2年続ければ楽しくなる」

と、そのとき教えて頂きました。根拠は無さそうですが、頼もしい教えでした。むしろ根拠があれば、道から逸れた場合に、直ぐに諦めてしまっていたかもしれません。盲信する為には、無い方が良いこともあったなと、思い出しました。

ここに移ってから、すでにガラス製品を2つほど割っているので気をつけます。

映画
雑記

18.01.07

ちょっと前に、東京物語がテレビでやっていました。小津安二郎の映画です。

内容云々に関しては、映画に通じている方にお任せするとして、エンディングについて書き留めておきます。

笠智衆と原節子の二人のシーンで、時計が手渡されるところがあります。多分、時計がなくても、ある程度それまでの会話から感動的な一幕になるのでしょう。ですが、それがある事で、より一層血の繋がりを越えた、強固な心の繋がりが垣間見えた気がしました。

ただただそれに感動したという話です。加えて、メガネもそのような受け継がれていくものとしての認識が、徐々に拡がると良いなと感じました。

ありがとうございました
雑記

17.12.30

無事に、2017年の営業が終わりました。ありがとうございました。

店でこれを書いておりますが、未だ、自分で店を持ったという実感が湧かないでいます。持ったという、所有の実感がないです。それか、店という感覚が薄いのかもしれません。それはブルバキという店名に込めた、“私の消去”が達成されつつあるということだと思います。

2年前には、想像も出来ませんでした。そのときはメガネから離れるべきかどうか、毎日考えていました。引き返すなら、始める前の今しか無いな、どうしようかな、と常に考えていました。けれども、結局は自分で始めることを選び、今にいたっています。あのとき、なぜメガネを諦めなかったのか、尚且つ一人でやることを選択したのか、あんまり理由は覚えておりません。

同調していただいた皆様、ありがとうございました。よいお年を。来年も、現状維持くらいで頑張ります。

バランス
雑記

17.12.29

昨日の定休日に、スターウォーズを見に行きました。エピソード7を観ていない状態でしたが、それなりに楽しめました。むしろ、見ない方が良かったかもしれないですね。登場人物の謎を、謎のまま詮索せずに見れました。終始頭の中は、「7で紹介あったのかな?どうかな?わかんないけど、とりあえず悪者ね」的な感じでした。

内容ではなくて、中盤について。バランスという言葉がキーになっていますが、やっぱハーモニーじゃ無いんだなと、内容そっちのけで考えていました。あんまり書くと内容に触れますから、やめておきます。

バランスは“取る”と、調和は“もたらされる”とよく表現されていますし、この違いについては度々考えますが、スターウォーズのお陰でさらに深まった気がします。

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