モノよりコトの時代と言われて久しくなりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
学生時代から店を構えるまで、モノ中心の生活を送り、今もモノを販売している身でもある以上、この関係性について考えることは多々です。
そもそも「モノ・コト二元論」なる考えが正しいかどうかを考察するべきでは無いでしょうか?
今、手元にモノがある。そのモノは欲しいと思った瞬間に立ち現れること無く、店で買う等々のコトを介在して手元にあるわけです。つまり、コトとモノは切り離せず、あくまでも融け合っているのでは無いでしょうか?前の言語ゲームの回の、量子力学の例で出した光のように、どちらかを観測するとどちらかの性質は失われ、そのもの全体が放つ良さが壊れてしまう気がします。
あれこれごちゃごちゃ申しましたが、例えモノ・コト二元論だとしても、良いモノを買った後に生じる、モノとの長い付き合いというコトも、即効性は無いですが、じんわり効いてくると思います。