なんだかんだ感性が等々書きましたが、言葉を用いたということは、その時点で論理的だなと反省しております。偶然を語ろうとすると、必然的な言葉ではどうしても捉えられないというのと同じような感じです。
綺麗なときは、それ以上に言えないなと思いつつ、言葉を捻り出すのですが、どうもしこりが残ります。言い表せていないといいますか、なんというか。
17.01.19
なんだかんだ感性が等々書きましたが、言葉を用いたということは、その時点で論理的だなと反省しております。偶然を語ろうとすると、必然的な言葉ではどうしても捉えられないというのと同じような感じです。
綺麗なときは、それ以上に言えないなと思いつつ、言葉を捻り出すのですが、どうもしこりが残ります。言い表せていないといいますか、なんというか。
17.01.18
ダイアログインザダークでした。すっきりしました。
お客さんとの会話の中で、ぼんやりとこの話になりました。その方は羨ましいことに、実際に参加されたことがあると仰っていたものの、そのときはお互いに名前が出ずじまいでした。
たしか私は、4・5年前に何かで知ったきりで、参加したことはありません。就職する前で、まさか自分がメガネとか見えることに従事すると思っていなかった頃に、こんの取り組みのことを知ったと思います。
今は猛烈に参加してみたいですね。仕事柄というのもありますが、前のブログのように、眼以外で見るということへの興味があります。外的な刺激によって引き起こされる感覚が、脳に映像をもたらすのであれば、それも見えていると言えそうですので。
17.01.18
お客さんからの頂き物。
「ある」(観察と編集 発行)
バックナンバーを4部くらい頂きました。東京で整体をされている方と、編集者との対談です。今年の3月で、3年間に及ぶ対談が終わり、全て製本されて販売されるそうなので、それを買ってみようかなと思いました。
一つひとつのテーマに沿った対談の内容も面白かったのですが、共通して面白かったのは、身体感覚から感情が引き起こされうるというようなニュアンスが感じられたことです。
検眼も、同じようなことが考えられます。ただ、視力が出るだけ、遠くの切れ目が判別出来るようにするだけでは無い、巷のとは違う検眼についてです。
過矯正の内斜位の場合などは、常に自律神経が働きっぱなしであり、無意識に緊張状態が続いたまま生活をしていることになります。
視力重視では無くて、眼位や両眼のバランスを重視した処方により、集中力が増したり過敏さが減少したりする可能性もあるのでは無いか?というのが、私の検眼での考えです。
ある程度の視力が出れば、そっから先の視力と認知との相関関係は強く無い、という報告を人づてに聞いたことがあります。元の論文にたどり着けていませんので、何とも言えませんが。
実際に仮枠で試すときも、完全矯正(ないし若干の過矯正)よりも、度数を緩めて眼位にあったプリズムの処方により、より一層見える実感があるという声をいただいております。この場合、ランドルト環での視力チェックでは、片目で0.7出ていないことは多々です。旧度数より落としても見えるという場合もあります。
見えるということ、それに対してどのようなレンズを処方していくか。そしてその処方は、見えやすくするだけでは無い効果を、良くも悪くももたらす可能性がありますので、メガネ屋としてはやはり一番気合が入ります。そして、物凄く大げさに表現すれば、その人を変える可能性があるということになります。非常にやり甲斐がありますね。
「見える」という言葉が、注目が向けられたらハッキリ見えるとかそういうニュアンスでは無くて、ぼんやりでも脳で認識されているという感じですね。
17.01.17
初めて、映画フットルースを観ました。フットルースとは、気ままにという意味なんですね。
1984年の映画だそうで、車とかラジカセがカッコ良かったです。ゴツくてカクカクした感じです。
出てくるメガネのバリエーションが豊富でした。学生は80年代を象徴したセルのボストンやツーブリッジ、エキストラのお婆ちゃん達は70年代のビッグサイズフレーム。今のグッチみたいなメガネですね。主人公の親父というかちょっとよくわからないポジションの人が30〜50年代くらいのフルビュー(メタルの金,ボストン型)を掛けていて、それも渋くてカッコ良かったです。
個人的に一番メガネでぐっときたのは、開始45分位で登場するお婆ちゃんが、ローデンストックのカールトンみたいなメガネを掛けていて、それにブラウンの50パーセント全面の色のレンズを入れています。
曲もダンスも良いので是非。ついでにメガネも注目してみてはいかがでしょう。
17.01.16
サンプラチナの彫金。手彫り。オリジナルとは違うパターンの彫りですね。直線的で、これも良いですね。
サンプラチナは硬いので、それに合わせて彫りのパターンを変えているのでしょう。美しいです。
17.01.15
昨日のNHKの番組で、「達人達・スウィッチインタビュー」を見ました。各界の有名人、凄い人同士がタイマンでインタビューをします。毎週、組み合わせが面白いです。
今回は、脳科学者と、競技飛行の方同士の対談でした。そこでメガネ的に興味深い話がありました。飛行機の方からの発言で、
“大会のとき、一番集中しているとき、一番調子が良いときは景色が鮮やかに見える。”
のような発言がありました。色が濃く見えると言ってたのかな。それに近い表現をされていました。これに対し、脳科学者は
“興奮状態ですと、ドーパミンが出ますが、それによって瞳孔が開きます。瞳孔が開けば、光の入る量が増えますから、脳へ伝わる情報量も増えて鮮やかに見えるのかもしれませんね”
のような返答でした。
集中と視力と認知。この観点は、わたしは今までに無くて、非常に面白いなと感じました。
瞳孔が開く(散瞳)ということは、実は視力としては下がります。それで調節が抜けて、生理的に連動している眼の内寄せが緩まり、眼位が整ったことで認知力が増したのでは無いかと予想しております。
あくまで推測なので、実際のメカニズムはどうだか掴みきれていませんが、集中しきっているときの風景というものを、今後は注意して眺めてみようと思いました。
17.01.14
銀とサンプラチナのフレームが沢山揃いました。今月23日までです。
次の機会はしばらくあきますので、この機会にメガネの中で一番美しいものを見ていただければ幸いです。
17.01.12
ネジが開かないメガネ。レンズの嵌め込み完了しました。プラスチックのフラットレンズ、ハードコーティングで反射バチバチです。もちろん、リムのカーブをフラットに修正してから枠入れしております。
ネジが開かなくても、レンズ入れられますよ。
17.01.11
前回もブログに書きました。お持ち込みフレーム。ユーズドフレームあるあるですが、右レンズネジが開きません…。
鎧部分がちょっと柔らかく、フレームに負担をかけたく無いので、ネジ抜きをせずにプラスチックのレンズを入れます。ガラスは厳しいですね。
リムを開かなくても、実はレンズ入ります。コツがいりますが。今日は下準備です。
リム内側がゲジゲジで、このままですと嵌め込みにくい為、シリコンを定着させています。写真を見ますと、リム内側が若干白く濁っています。これがシリコンです。定着すれば、レンズを柔らかく固定出来るようになります。あとは、0.05ミリ単位でギリギリまでレンズを削り、レンズにも味つけをして、フレームのネジを開かずに嵌め込んでいきます。
メタルフレームで、リムネジが開かなくてレンズを入れられないメガネがありましたら是非ご相談ください。
17.01.11
今朝の中日新聞から。1月11日の朝刊。
再生医療も、後10年くらいで一般的になるんでしょうか。光を知覚出来るようになったというのは、驚くべきことですね。
この状況を鑑みますと、ひょっとしたら近視・遠視等々は治せるものとして扱われるようになる世界が到来するかもしれませんね。
ならば、矯正器具としてのメガネは消滅するかもしれませんが、アクセサリーとしてのメガネ(伊達メガネ)は残る気がしております。
ブルバキは、ちゃんとしたメガネ屋です。ですが、伊達メガネも度付きのメガネ同様に捉えております。大歓迎です。それは今述べたようにメガネの本質みたいなものが、実は矯正ということよりもファッションという側面に移行しているような予感と、単純に面白いと思って下さればそれで良いのではという想いからです。