アモール型というメガネがあります。

(上はナイロール、下がアモール)
写真のメガネはヴィンテージですが、現代のメガネにおいても、2007年頃からの黒ぶちブームより続いているクラシック風味のメガネの新提案として出始めています。
クラシック風味の初期はアメリカの50年代〜60年代をデザインソースにしている感じでして、2010年入ってからの、メタルとセルのコンビのメガネは、当時のポパイ的な80年代のアイビーテイストを織り交ぜたような感じがしております。そろそろ、トラッドで抜け感のあるメガネが落ち着いてくるのか、アモールのようなフランス等々のヨーロッパ系の華やかなメガネに振れていくのか、楽しみなところです。
アモールに関してですと、2015年くらいにトムフォードが出していたような気がしております。2016年にはイッセイミヤケのライセンスが再興しておりまして、アモールだらけでした。
メガネの歴史としましては、アモールが先で1950年代から存在し、ナイロールが対抗する形で1955年に登場しております。実際にナイロールが流行るのには、1970年代のプラスチックレンズの登場を待たなくてはいけなかったようです。
前振りが長いですが、アモールの語源が今日ようやくわかり、それについて書きます。
フランス語の amortisseur から生まれた言葉だそうです。ショックアブソーバーという意味です。
日本では安全枠という呼称もありまして、レンズが割れにくい欠けにくいという機能面からの命名でした。アモールの由来にも沿った呼称ということでしょうね。
ちょっと前に話題となったアモーレ的な、その活用形かなんかと思っていましたが、アモールはアモーレ感ゼロという結果でした。

(Collectible EYEGLASSES Frederique Crestin-Billet Flammarion p.187 2004年)