集中力と目の筋肉の話です。
大人になると、集中力が持たなくなりませんか?高校受験は一生懸命出来たけど、大学に入ると全然勉強出来ない気がします。それは、誘惑の多さのせいかもしれませんが…。
就職してから、専門的な仕事のため、勉強して資格等々を目指すこともあると思います。その時の集中力の短さ。感じませんか?私は感じました。好きなメガネ・レンズの専門的な勉強でも、集中力が途切れやすいと実感しています。すぐ飴とか食べたりして気を紛らわしてしまいます。無駄に立ち上がるとか等々、身体を動かす行為も増えました。結構、作業がぶつ切りになります。
話は変わりますが、目の筋肉のピークは何歳でしょうか?老眼が始まると言われる35歳くらいでしょうか?実は違います。大体12歳です。目ん玉はかなり早熟です。いま、私は29歳なのでピークからそこそこ時間が経過したと言えます。ドンダーズ表を参考に調べると、ピークの半分の力しか私の目には残っていないです。
例えば分かりやすく、重たいものを持ち上げる行為を想像してみます。12歳の時に25%くらいの力で出来たことは、今は50%の力じゃないと出来ないということになるので、昔は片手で持てたものが、今は両手が必要という感じでしょう。要は、結構難儀な行為になったのだなと思えるわけです。
今回の集中という言葉は、特に近方視・近方作業における集中を指しています。目の力とざっくり言いましたが、ピント調節機能の他にも、輻輳(内寄せ)と開散の機能も弱まります。手前にピントを合わせ、なおかつ小さい字を捉えるために目を寄せるのが難儀になってきている状態に、無意識になっていたわけです。
小学生とかで、学校の勉強に集中出来ないのは強めの遠視だったという事例を、たまに聞きます。それに近いことが、今まで感じなかったけど、歳を取ることで起きているのでしょうね。なので、集中力が持たなくなってきたのは、誘惑が増えたこともありますが、目が原因の一部とも言えそうだな、という話でした。
私ごとですが、初めて手元を見るときにアシストの入るレンズを使ってみました。遠近両用の超入門みたいなレンズです。単焦点として販売しても気付かれないと思います。それくらいちょびっとのアシストです。正直、ピント調節の不具合、タイムラグ等々を感じていなかったので、手元の見易さを実感出来ずにいました。ですがここ最近、勉強したり本を読んでいて、なかなか集中が続いたなと思いました。気のせいかもしれません。本が面白いからかもしれません。ただ、レンズも若干は関係していると、実感から考え始めています。