NHKの連ドラで、2016年上半期の「あさがきた」の脇役、のぶちゃん(主人公の娘の友達)のメガネは良かった。レンズが恐ろしいほど白く反射していました。あれ、ちゃんと度付きで今も作れます。もちろんブルバキでも可。おそらく、ガラスのフラットレンズ、ノンコートです。反射の具合も、反射防止コーティングのない明治時代に合わせるマニアックさでした。
現行のメタルの丸メガネでも、そういったレンズに変えることで雰囲気はガラッと変わります。物自体もそうですし、掛けた佇まいもインテリっぽくなります。フレームよりも、レンズの見た目の方が重要かもしれません。正面から見たら、一番面積が広いのはレンズですからね。
変わりまして、下半期とと姉ちゃんでは、主人公のお父さん、友達の星野ともに緑色の反射光で、反射の具合もほどほどでした。反射防止コーティングは、大戦以降なので時代とマッチはしていません。ただ、テレビの世界は役者さんの顔が命です。レンズが入っているだけでも珍しいなと思いました。メガネキャラの俳優・芸人さんでも、レンズ無しは多々います。
レンズの材質、色、コーティング、表面カーブ、見た目に影響するポイントはいくつかあるので、レンズで遊ぶのも手だと思います。今なら、まだあれこれやりようがあります。