手彫りにした理由
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

16.10.07

『子どもの難問 哲学者の先生、教えて下さい! 野矢茂樹編著 中央公論新社 p.126』

925シルバーのフレームに対して、手彫りで模様を入れてもらっています。展示会でお話を聞いたところ、鯖江で手彫りでメガネに模様を刻むのは一人とのことでした。まだ60代とのことでしたが、“もう”60代ではなかろうかと…。

写真は、きれいなものは、どうしてきれいなのか?という問いに対する回答より。そして、きれいと美しいの違いについて。

愛でるのではなく…とありますが、次元を飛び越えて連れて行かれて、その後ゆっくりと時間をかけて愛でながらその存在に肉迫していくイメージがあります。

どうせなら、美しいメガネを紹介したかったわけです。自分を超えて陶酔出来る感覚を、メガネで体験して欲しいというのが、ブルバキとしてのエゴです。きれいなものは、ヴィンテージで体験してもらうイメージです。どっちも大事だと、自分がメガネに没入していく過程を辿ってみて改めて感じます。

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表参道
雑記

16.10.04

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表参道に来たのも一年ぶりでした。あの時の決意が蘇りました。

脳に記憶があるのではなくて、場所、物、自分の周りに散逸していると実感出来ました。あの時の記憶と感情が、いまの自分と重ね合わさりました。

メガネの展示会に行きました
雑記

16.10.04

今週の月曜日から水曜日にかけて、メガネ業界的には新年を迎えます。一番大きな展示会が東京であり、各社の新作がズラリと並びます。それにいきました。

毎年初日は、恒例のメガネベストドレッサー賞の授賞式があって芸能人がきます。その様子をあまりニュースで見かけなかったので、相変わらずメガネの地位は低いなぁと感じます。どうしたものか。悔しいですね。

お店としては、925シルバーのメガネの話が出来たのでそれが収穫でした。またお店に来ていただければ写真をご覧いただけます。あとは、普段あまりじっくり見られない現行のフレームを沢山見れました。まだまだ、アメリカ寄りのクラシックフレームが続きそうです。オールプラスチックは少なくて、やはりメタルとプラスチックのコンビが優勢でしょうね。

話を戻しまして、シルバーのメガネはキャストで滑らかな隆起をつけたテンプルが美しかったです。ツーポイントも作ろうかと考えております。

レンズの形も変えられますよ
修理とメンテ

16.10.03

上が、型板を使ってレンズの形を変えた後です。プラのフレームなら、周径が同じであれば形を変えられます。滅多にやらないですけどね。プラの厚みがあるとできない場合もありますし。

今回は大きめのボストン型にしました。横を-1.5ミリ、縦は逆に+1.5ミリくらいです。ゆくゆくはフレームと同じくらいの濃さの茶色のレンズが入ります。

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もともとは横長で潰れた形でした。それもかわいいんですけどね。ボストンにしてあげたら、男の人もサングラスでいけます。ワーク、ミリタリーのテイストが好きな人には、クリップオンとかのサングラスで顔面まで統一感出すよりかは、サングラスぐらいは外してあげた方が良いのかなと思います。サングラスのカッコつけている感が薄らいで、道具として使ってますよ感が出ます。サングラスは、なんか見慣れない恥ずかしいという方は、敢えて服との統一感を出さないとか、レンズの色を(特に濃さ)を変えてあげたらいいです。

あくまで持論ですが、外人さんは何であんなにサングラスが様になっているのだろうと観察して至った自分なりの結論です。違いは道具として使ってますよ感かと。

反対側
修理とメンテ

16.10.03

反対側もお見せしますね。

オールチタンの鼻パッドに交換できます
修理とメンテ

16.10.03

鼻パッドも交換できます。オールチタンのソリッドの鼻パッドもありますよ。もの凄くカッコいいです。比較するとよく分かります。

メガネは、70年代のフランスの金張り(14ホワイト)のメガネです。この年代は、メタルフレームの形が多様です。現行ですと、クラシックなメタルフレームのイメージは、ラウンドかオーバルかボストンの3種がイメージとして湧くのでしょうね。そうではない、ちょっとした変化球ですが、大きく今の時流から逸れすぎない、程よいさじ加減のいいフレームです。

こういったタイプのメガネは、初メタルフレームの人にはオススメです。丸とかより抜け感が出過ぎず、ちょっと上品な感じにスタイリングを振っても、バッチリ合うと思います。

ヴィンテージも、ちょっと改造するとより一層よくなる時があります。手を掛けて送り出しています。

パソコン用レンズを装備しました
ヴィンテージのメガネ

16.10.03

先日のイブサンローランのヴィンテージメガネに、グレーの35パーセントの濃度のカラーレンズをいれました。

パソコン用レンズの、コーティングタイプ(ブルーミラー)に関しては、ヴィンテージのフレームとの相性から避けていると述べました。

ですが、例外的に80年のテクノ臭のする良いメガネや、カザールにはあえてパソコン用コーティングのレンズを入れて、青い反射をバチバチさせています。写真で見るとそんなに反射していないように見えますが、実際は、青味がかって見えるくらい反射しております。ちょっとした差ですが、こういう絶妙な違いが大事なものもあります。

ハイテクを避けすぎるのも、単なる懐古主義で終わってしまいます。それよりかは上手く現代と融合した方がもっと面白くなるのではないかと考えております。

日本人の眼
目のことレンズのこと

16.09.30

装丁がきれいです。後ろは、縦半分が布で、半分が紙です。前と後ろでパターンが違います。

目について、一般向けにちょっとだけ詳しく書かれた本です。現在でも通用する内容です。この時代に、ある程度視力についての理解が形成されていたということが分かります。

ただ、乱視に関しては「病的眼」という記述があり、そこはどうかなと思います。水晶体の歪みによる乱視は、普通に起こりえます。水晶体は柔らかいので、完全に乱視が無い人がそんなにいないくらいです。特に倒乱視と呼ばれるものの場合、英語では with the rule と呼びます。ここで言う rule とは、重力の自然法則です。年齢とともに、ある程度形が球体から潰れることは自然に起こりえます。

メガネ屋さんそれぞれの考えがあり、どれが正しいとは言えません。ただ、ブルバキとしては乱視は割としっかり矯正したいですね。近くも遠くもはっきり濃く見えます。その上で、遠く近くの球面度数を落としてあげて、眼の調節力を緩ませてあげたいなという感じです。球面度数が下がれば、レンズは薄くなります。仮枠の時間を十分にとって、空間等の歪みを感じないか、十分にチェックすることが大事になります。

メガネの日と目の愛護の日
雑記

16.09.30

明日10月1日は、10/01の表記がレンズとテンプルの組み合わせに見えることから、メガネの日です。目出度いですね。

そして10月10日は、90度傾けた姿が眉毛と目の組み合わせに見えることから目の愛護の日だそうです。歴史は割と古くて、こちらは1931年から。

ここで、冒頭の本の登場です。1942年、対戦中に出版された貴重な本が手元にあります。発行部数は5000。石原式と書くと、業界人には通じるかもしれません。

ここには、9月18日を「眼の記念日」とすると書かれています。明治天皇のエピソードとともに、明治11年(1878年)に定まった様子が描かれています。

ただ、ウィキペディアでも載っておらず、こうやって風化していきつつ新しいものに塗り替えられて歴史の層を作っていくんだなと感じる次第です。

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新しいメガネ
ヴィンテージのメガネ

16.09.29

イブサンローランのヴィンテージメガネ。80年代。

80年代ですと、ホンダのスーパーカブですら、フロントライトを含めて各パーツがカクカクになる時代ですからね。レンズの大きさにまずは時代感が出ますが、全体の雰囲気やデザインのムードが他のモノとリンクするので、そこも判断の決め手です。

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ただ、「おそらく」と前フリしたのは理由があります。ゴシック体みたいな、ゴツくて太い「YSL」のロゴがサイドに付いているのですが、そのロゴの時代が分からないので、ひょっとして70年代かなという気もします。

古着の軍モノに合わせたいです。ティアドロップに近い形ですが、流れるような美しさがこのフレームにはあります。アセテートですが、黒のツヤが綺麗です。全体を合わせたときに、粗野になりすぎない決め手になると思います。

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