明日の金曜日も15時から開けます。検眼しています。よろしくお願いします。
15時から開けます
営業案内
19.06.13

足の取り付け
修理とメンテ
19.06.13
現行のMATSUDAのお持ち込みです。昨年、展示会のついでにドーバーで拝見しましたが、しっかり触るのは初めてでした。

まじかあ、という第一印象。リムを眉部分に留めるネジが、鼻盛り部分に掛かっています。ネジ2ミリくらいズラせなかったかな、、、ズラせなかったからこうなんでしょうけど。

やはり鼻盛りは難しそう。綺麗に鼻盛りのプラスチックに穴をあける自信が無いので、こうなります。足の取り付けです。これも足がネジ穴に掛かっていますけど、コレは避けてネジ止めすることは容易に出来ますから、良しとします。

横から覗くと、空隙やえぐりが大きいので、埋め込む箇所には気をつかいました。とりあえず上手くいって安心です。フロントにも貫通しないようにもちろん気をつけています。


いまはチタンのパッドがありまして、それなんかはMATSUDAの世界観にはピッタリです。フィッティングが向上しつつ、メガネの存在感が増してカッコ良くなるならお得ですね。

習作
メガネのはなし
19.06.11
サイズ変更49→46ミリ。元のゴルチエは、枠がつり上がっているのに対して、レンズの耳側をタレ目っぽくして、印象のバランスをとっています。怖すぎず、柔らかすぎず。フルリムでこの形を再現するのであれば、角度を起こして、やや怒り目にしても良いかもしれません。

銀無垢の玉型変更の予定です。確かに、元のボストンは、ほぼ丸に近いです。記憶が確かであれば、FUL-VUEの玉型は、この丸に近いボストン型だった気がします。

縦を潰した方が、掛けたときの抜け感は少なくなって、仕事でも何でもいけそうな雰囲気は出そうです。

スーパーフラット
雑記
19.06.10
とても良いことがありました。初めてご来店の方で、無垢の商品の説明になった時に、ちょっと高いんですけどね的な前フリをして、価格をお伝えしたところ
「メガネのことはよく分からないし、どの価格帯がどんな感じかも分からないけど、車の方が高いよね」
みたいな返答をして頂きました。あーもう、失礼しました。既にスーパーフラットでした。ブルバキみたいな若輩者が出る幕は無かったです。まだまだ世間に隠れて居ますよ。それが励みです。

他のも読みたくなりました
雑記
19.06.10
花椿マガジンのおまけ。この方の文章、面白い。ハマりました。
「…ピンク色のゾウについて語るなら、ゾウ色のゾウの素晴らしさについても語りませんか。ゾウは大きくて、心の優しい、本当に素晴らしい動物です。想像力なんか働かせなくたって、そのままで完璧なんです。その事実をまずはしっかり見つめませんか」(ページ数がないので。だいたい真ん中くらいから抜粋)
久々にゾクッとしました。他の小説も手当たり次第読んでいこうかなと。
分析が鋭すぎてメッタ刺し。もちろん私も無傷なわけありません。

かれこれ6年くらい
メガネのはなし
19.06.08
自分用です。かれこれ6年くらい使っています。サラリーマンの時から。いくら業界で内勤とはいえ、このメガネはサラリーマンとしてどうなんだ?みたいなことは裏で思われていたかもしれませんが、挫けずに掛けていました。
度数を変えたので、今までのメガネも全部使えなくなり、資金面もあるので少しづつレンズ交換です。度付きの場合は、これがネックですよね。プリズム入れたらより一層。
経年変化と使用感をお伝えしなくてはいけませんから、銀無垢2本は真っ先に変えています。ヴィンテージはようやく変えられました。どれから変えるか色々迷いましたけど、これが一番好きかもしれませんね。ということで、マロンの25%全面染色にて交換です。もちろん、シルバーミラーかけています。
そういえば、デザインが過ぎる物はすぐ飽きる説がありますが、あれはいつ頃から言われるようになったんですかね。逆に、シンプルだと飽きないというのもいつからか。チープシックが死語になっている現状を眺めますと、どっちも一緒な気がします。あんなにシンプルな概念なのに。
ちょっと前に、zozoの社長さんが「どんなモチベーションで働いたらいいの?」という質問に「それはあなた次第ですよ」みたいな返事をしていたと聞きました。そのときに、確かにそうだなと、そして今回の飽きる飽きない、派手は飽きやすくてシンプルは飽きにくい説のことを考えました。似たようなものを感じます。ただ、飽きやすさは性格の違いの話であって善悪の話ではありませんから、最終楽しければどっちでも良いかなという考えに至りました。

全部おもしろい
雑記
19.06.08
昨日、店を休んで病院行ってました。意外に早く終わってしまい、結局暇だから店でも開けようかなと考えていましたが、本当にこういうことってあるんですね。車が水溜りをはねて、下半身ずぶ濡れになりました。そこで意気消沈し、予告通り休みました。
で、頂いたコレを読んでいました。ちなみに、村上春樹さんはグレートギャッツビーの翻訳と、どっかのカフェで読んだ、僕らの言葉がウィスキーだったら的なエッセイしか読んだことが無いです。
この本も、「ナイキの本社に呼ばれたのに、持って行った靴とウェアがニューバランスだったというエッセイが至高」というので、もう既に面白いなと思って、ありがたく頂戴しました。とにかく全部面白かったです。
とくに前書きが良かったです。ビールは嫌いだけど、ビール屋の作る烏龍茶は好きな人もいて、それでもいいかな的な、自身の書くエッセイの立ち位置の説明があり、この部分で既に心を掴まれた気分はしていました。
最近つくづくダメで、メガネ以外は全部他人からの提案だったりします。メガネは本業ですし、自分なりに究めるという姿勢でやっておるつもりですから、楽しいかどうかは良く判っていないけど自分からのスタートということに満足出来ています。ちなみに、楽しいかどうか判っていないというのは、他人から「好きなことを仕事にして、楽しそうですね」的なことを言われると、そう言われればそうかもしれませんねぇという気分になるからです。
そうなりますと他のことは究める気もそぞろで、むしろ程々の心地良さを求めている以上、詳しいひとに教えて貰ったそれが、やっぱり総合的に良いよねという考えが染み付いてしまっています。それで困ったことも無いので、いまはその方針のまま生きております。
この前のスニーカーも、そのブログで書いたか忘れましたが決め手は店員の若い男性の「お兄さんはそっちっスね」でした。おそらく20代だったら、それに何となくイラッとしてどっちも買わないという捻くれをかましていたはずです。いまは捻り過ぎてブチっと千切れまして、少しでも優しくされるとそれで良いかなーという風になりました。本当はヴェイパーマックス2019を買うつもりでした。
予想以上に今週は銀無垢の話をしていました。さすがに驚き。
あと検眼の話も。その小休止に持ってこいの本でした。
金曜日は休みます
営業案内
19.06.05
諸事情で、今週の金曜日は休みます。土日はちゃんと開きます。

準備
ヴィンテージのメガネ
19.06.04
顔の小さい女性の為にと思って仕入れしていましたが、そういえば女性のお客さん少なかったです。準備は整っています。
元々キッズ用なんですけど、腕の長さが130とか135で、それぞれ50□14と52□15です。小顔の女性に良いかなと。
もちろん、デザイン的にブルバキの願望が濃すぎるのは承知ですけど、こういうめちゃくちゃ鈍臭いメガネを掛けて、大きい書店で辞書みたいな分厚い本を2・3冊抱えながら過ごしていたら、かなりグッときます。という妄想です。ファンタジーです。とか、このメガネに、白Tにジーパンで、白のレペット的なぺたんこな革靴履いて、暑いから髪は縛っちゃって、31アイスクリームでアイス食ってたらカッコいいなとか。そういう妄想がね、止まらないので仕入れました。
20歳前半の男性で、顔の小さい人がふえている気がします。側頭幅140ミリくらいの方もちらほら。上のツーブリッジは、男の人でも良さそうですね。生地の透明感が強いおかげでツーブリッジのコッテリ感よりも爽やかな雰囲気が勝っている気がします。
大事なアレ、伝え忘れていました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)
19.06.04
銀無垢ですが、スタート価格で今一番イケているアレよりも1.5倍くらい値段します。あーブルバキあれだわ、所謂あれだわ、ぼったくりだわ。
少し前にも書きましたが、個人的には本物の職人物の金無垢や、現行の金無垢を使ってきまして、100万ちょいのメガネは使用経験ありです。それよりも、この製造の作る銀無垢の方が、付き合いやすさやフィッティングのし易さ、掛け易さ、作りの精緻さによって満たされる所有欲等々、総合的に良かったなというので唯一現行品で取り扱いをしています。製造メーカーさんも、160万円くらいのフレームを在庫で持っているのは見たことがあるので、それは素材がプラチナでしたが、そういう価格で通るところの作る10万越えのメガネって、私的には気になるアイツのパターンだったりします。クロムハーツの作る鉛筆削りとか、ティファニーのヨーヨーとかに近い感覚です。
私が初めてこのメガネを見た時のことを思い出してみます。メガネと対峙しますと、美しいなと感じた次の瞬間には何でだろう?とか、どういう感じのメーカーが?みたいな所謂背景を探すいつもの癖が出てしまっていました。多分、このときに西田幾多郎が居合わせたら、バカモノと怒られていたでしょう。ベルグソンであれば、オシャレな皮肉かもしれません。
そう、よく考えれば、私が背景云々を気にしようがしまいが、このメーカーもこの物も、既に存在していて尚且つ既に成立しているわけでして、その上でここに輝かしく存在しています。全てが、いまこの眼の前の物に含まれているはずです。であれば、あとは自分の眼を試すのみ、目の前の物に気を全て向けて、味わうことに全力を注ぐべしと感じたのは確かです。見るとはそういう事だったのかと、いままでの反省もしました。
製造メーカーから直接のお値段でアレの1.5倍くらいですから、驚きますよね。私も初めてのときはそうでした。初めては、何でも、そしてみんなそうでしょう。そう、何でも。
それに、高ければ良いってもんでも無いですしね。私も、メガネから逸れれば、夏はゴワゴワの白Tシャツしか着ないし、靴下はwigwamだし、短パンはワークのやつだし。マック大好きだし、コンビニのめちゃくちゃ甘いみたらし団子が止められないし。それぞれの方に、それぞれの配分があって、メガネにどれくらい大事なお金と精力を注ぐか?という違いがあります。どれくらいの力加減が快適か?というのもそれぞれですから。そして良さの違いも。
ただ私は、メガネが好きだったんで、メガネはやり切りたかっただけです。やり切るとは、自分で考えられる全ての解決、つまりはメガネで形にすることです。結果、本当にとことんやり過ぎてしまいました。そして、ああいう値段になってしまった感じです。
なので、とくに難しい話では無くて、そうだよね、予想より高いよねごめんなさいという大事なことをお伝えするのを忘れていました。