ちょっと前に載せた、サンプラチナの枠無しです。山の特注しました。

下が特注品です。足を2ミリ伸ばしました。


まつ毛が当たるとなると、山の高さが必要です。高さがあればあるほど良いかと言うと、そう言うことでもないです。レンズと眼の関係で言えば、大抵は距離が近ければ近いほど光学的に有利だったりします。ですが大前提として、まずはまつ毛が当たって無いことが大事です。装用感からスタートして、あとは出来るだけ近い方が良い感じです。近視で凹レンズであれば、眼とレンズの距離が開くほど眼が小さく見えますしね。
22.03.11
ちょっと前に載せた、サンプラチナの枠無しです。山の特注しました。
下が特注品です。足を2ミリ伸ばしました。
まつ毛が当たるとなると、山の高さが必要です。高さがあればあるほど良いかと言うと、そう言うことでもないです。レンズと眼の関係で言えば、大抵は距離が近ければ近いほど光学的に有利だったりします。ですが大前提として、まずはまつ毛が当たって無いことが大事です。装用感からスタートして、あとは出来るだけ近い方が良い感じです。近視で凹レンズであれば、眼とレンズの距離が開くほど眼が小さく見えますしね。
22.02.08
さっきは一山の紹介でした。今度はパッド付きです。コンパクトな一体形成の山(マンレー山)がめっちゃ綺麗でカッコいいなと思ったので常備します。パーツに曲線が多い為か、同じメーカーの他の商品よりもトゥルントゥルンに輝いて見えます。
玉型は優しい雰囲気です。ボストンのようなウェリントンのような、類型化を逃れる良い玉型です。普通だけど普通じゃないみたいな感じで、ブルバキに無いところを補完してくれる感じです。
腕の作りは先ほどの一山と同じです。いつも寄っちゃうんで、何となく引きで撮ってみました。
22.02.08
常備します。サンプラチナのツーポです。イベントで借りたサンプルの中に、綺麗でカッコいいツーポがありました。その時も販売したのですが、いい感じなので仕入れしました。
レンズのキャッチ部分が厚くていじるのしんどそうなので、玉型変更はサイズのみに限ろうかなと思っています。ブルバキとしてはラウンドと八角形を採用しました。レンズサイズはそのままで、80年代から90年代頭のようなフワッとした雰囲気を出すのが良さそうですね。もちろん、レンズを小さくして1930年代的なクラシックさをプンプンに醸し出すことも可能です。
要所要所の造り込みはいつも通りです。光が真っ直ぐ伸びて、波打っていないです。造りと磨きが精緻で歪みが無いことが分かります。彫金が無くても、この均一な光沢だけでも仕上げの日本っぽさが漏れ出ています。めっちゃいいです。ブルバキ的には、つい彫金をみっちりびっしり埋めたくなりますが、いまの時代的にはトゥーマッチだというのも十分わかるので、特に今回のツーポは彫なしかブリッジだけとか、腕は真っさらでもいい気がしました。
特にラウンドはあれですね。ジョブズですね。書いていて思い出しましたが、iPod nanoの第1世代を持っていました。あの頃の背面のステンレス?の鏡面仕上げにうっとりした世代です。あの背面の美しさは日本でしか出来ないとか何とかで、話題になったのが懐かしいです。そんなことも思い出して、ブルバキとしては珍しくテンプルは彫金無しかもと思った次第です。
22.02.07
燻しの加工をやってみました。この前のイベントでたくさんメーカーさんの在庫をお借りしたときに、アンティーク加工の商品を見てそれも良いなと思ったので。気になっていた、銀黒という薬剤を使っています。
今回試してみたのは、3年くらい前に仕入れた銀無垢の商品です。ブルバキのオリジナルが欠品していたときに、銀無垢のラウンドの見本としてメーカーの在庫を仕入れしました。手彫りとプレス模様の比較用としても使っていて、何となく見覚えある方もいらっしゃるかも。
店頭にあるだけでは、流石に硫化が足りないです。全体に黄色味がでるのが限界です。それだとテンプルの模様が分かりにくく物足りなさがあります。
この状態も綺麗でカッコいいですけど、加工します。
アマゾンにお試し版があって、それで買ってみようやってみようって雰囲気になりました。
塗料皿がいきなり黒くなります。塗った箇所も、いきなりゴングロです。インスタに動画載せておきます。たぶん10秒も経ってないです。
さすがに局部だけゴングロ過ぎてバランスがおかしいので、シルバー磨きのクロス版で拭きまくります。手彫りだと折角の切削面の鋭さが丸くなってしまうので、ブルバキとしてはそもそもエッジが丸いプレス模様のときにヴィンテージ加工をオススメしたいところです。
とてもカッコ良くなったと思います。磨きで調整するときに、どうしても好みが出てきますね。個人的には銀はピカピカ好きなので、黒ずみを消し過ぎてしまいました。良い塩梅で止めるの難しいですね。
遠くからでも柄が分かるようになりました。重厚感が出ていい感じです。
21.12.05
銀無垢のカットリム、自分で使ってみて年明けでそろそろ一年くらいになりそう。
リム周りと鼻パッド周辺は何もせず、そのほかは手でスリスリ擦ったり、布のシルバー磨きで擦ったりしました。模様もしっかりと黒ずみまして、立体感が増しましたね。ともなって重厚感もさらに増しました。
以前に、手彫りとプレス模様と風合いの違いやら何やら書きましたが、使ってみてプレス模様ならではの良さも分かりました。まさにその、研磨剤入りの布で磨きながら、黒ずみをコントロールして自分好みに出来るところですね。
手彫りでももちろん布で磨くことは可能ですが、手彫りの切削の鋭さ、折角の角が丸くなってしまいます。なので手彫りの風合いを保存しつつ綺麗にしようと思うと、光沢液で一気に全部をピッカピカにするしか無いんですけど、プレス模様であれば始めから丸みがあるので、気にせず好きな箇所を狙って布で磨けます。これは楽しいですね。ハードに使ってゴシゴシ磨くという感じで、インディアンジュエリー等のシルバーアクセサリーに通ずる感覚で使い込めます。むしろ、使い込んで溝が浅くなった方がカッコいいみたいな価値観もありますよね。
黒ずんでフレーム全体に重厚感が出ますと、なんだかクリアなレンズのサッパリさが気になります。そこで、レンズを変えてみました。やっぱり色入れました。
アリアーテでは無い、他所のライトブラウン20%です。アリアーテの茶色だと親戚的な渋さが出ますし、フェアオークルのような色味だとシューティンググラスっぽくなり過ぎるなと。どっちも好きでやりましたが、今回はテーマを変えたいなと。ちょっと前のベージュのような色味で何か、調光が止まって色が抜け無くなったときの色のような曖昧でやや枯れた雰囲気が良いなと思って、これにしました。コップの底の麦茶みたいな色ですね。
個人的に相当ささったので、とりあえずオススメしちゃうと思います。
21.10.29
IOFT の注文分が届きました。今年は既に金無垢で財政を圧迫していますから、サンプラチナをちょい足し程度です。
昨年、確か腕の部分がk18のホワイトで発表されていたモデルだったと思います。素材違いで腕がサンプラチナバージョンが作られていたので、それを仕入れました。
70年代のオプチルっぽいなあっと思っていましたけど、やっぱりそうみたいです。何かしらのオプチルから着想して、こんな感じみたいです。クリアも良かったんですけど、柄なしのクリアブラウンも雰囲気良くて仕入れました。ディオールとか、ヴェンナーラインっぽさがあります。これのフロントはアセテートです。
横の真っ直ぐなラインが綺麗です。素材の光沢と色味が合わさり、堅くて透き通った感じが強いです。日本っぽい、寺社仏閣の建物っぽいパキッとした見た目で良いなあって思ったんですけど、どうでしょうかね。ロー付けの裏側までピッカピカに磨かれております。
茶色の方が、斜めからみたときのグラデーションが綺麗かもしれません。でも私は、いつも言っているルイヴィトンに就任してすぐくらいのマークジェイコブスの格好良さが忘れられないので、クリアのデッカい四角をいつでも推します。
さすがに、こんだけアセテートが分厚く、腕が幅の広いサンプラチナとなりますと重量がそこそこ。クリングスが始めから付いていますけど、金属の足つきのパッドじゃないと、確かにキツイでしょうね。
ちょい足しとか言いつつ、丸も仕入れました。この緑と、柄の淡いクリアブラウンもあります。腕の作りは一緒です。
21.09.13
同じような条件で、SPMのラウンドのご注文がありました。比較すると面白いです。
上はガラスのフラット、ノンコートが入っています。下は色を重要視して、グリーンの濃さ10%のプラスチックレンズです。
上は38□27で、下は40□27です。ケーブルは両者とも165ミリでオーダーしました。
たまたまですが、お二方とも球面マイナス4.00くらいでした。そもそものレンズサイズが小さいというのもありますが、PDとFPDがほぼ一致したときのレンズの縁厚の参考に。
トップ画像にもしました、巻き弦の取り付け方の違いです。上に載せた、直のロー付けの方がヴィンテージっぽいです。また、上と下では巻きの回数がことなります。それによって、ケーブルの太さも異なります。掛け心地としては、径が太くて当たりが柔らかく、弾力性もより強いチューブによる取り付け(下に載せたタイプ)の方が良いです。
ヴィンテージっぽい組み合わせで突き詰めても良いですし、下のプラスチックレンズにチューブ取り付けの巻き弦を選ばれた方は、そのまま山にも登りたいということでしたから、やや機能性に振るのも良いですね。
21.09.03
緊急事態宣言下は、ちゃんと暇になります。ということで、修正した在庫品を載せておきます。サンプラチナと金無垢のコンビフレームの、デモレンズを交換してみました。
グリーンの濃さ15%です。トップ画像もこれです。手彫りの彫金入りです。デイトジャストとミルガウスを混ぜた感覚です。
金無垢、K18のローズゴールドでも作っています。いつも通りの、ピンク系のフレームには青いレンズを入れがちなんですけど、今回もそうしました。ネイビーの濃さ25%です。
前回の宣言下でもそうでしたが、今回も店の改善をしておりました。作業場周辺なので、皆さんが見て分かる変化は少ないんですけど、照明をまた追加しました。作業机の交換もしていますね。ここに来て初めて動かしました。いま書いていて思い出しましたが、明日でここに移って4年ですね。4日がプレオープンでした。
21.08.24
現在進行形でガシガシ使っている、自分のカットリムの銀無垢も載せておきます。1ヶ月ほど前にも載せましたが、新品と並べて写せば良かったなと思い返していたところでしたので。夏のピークを過ごしたので、アレから更に硫化は進んでいます。半年経過くらいです。
リムとテンプルはグレーのような茶色のような淡い色に。鼻パッドが前掲の銀無垢眼鏡のような青味がかった黒に変化しました。新品を久し振りにちゃんと見ましたが、リムの前面がピッカピカのチッカチカに光って眩しいですね。それはそれで素材の美しさや物の凄みが出て個人的には好きでしたが、比較すると大分落ち着いたのが良く分かります。リムが燻されて、セル巻きっぽく見えるのも良いです。全体に小傷が入り、光量が減って掛けやすくなっています。 重厚感出てきまして、大きなレンズのメタルフレームに対して見做されがちなオタク感が無くなりました。
最近、銀無垢等々の紹介ばっかりですね。何だかんだ工場を見学したということの余韻と言いますか、その出来事に引っ張られ過ぎてしまっているというのもあるんですけど。でも多分それよりも美しい、キレイ、銀ヤベーみたいなことだけで充分かなあ充分になりたいなあという気分の方がいまは強いからだと思います。またそのうちヴィンテージ連発で載せる時期が来るかもしれません。
21.08.24
購入して頂いたものです。使用1年経過です。あれこれで曲がってしまったとのことで、簡単な型直しでした。
ハッキリとした黒には至らない箇所が出てきて、ちょっと青いのが出ます。このグラデーションがキレイです。特にこの方は、テンプルエンドのバチ先に、満遍なく青味がかかっているのがいい感じです。
店を続けてきて、あれこれ皆様の銀無垢の眼鏡(使用済)をメンテナンスしてきましたけど、これぞまさに経年変化のお手本みたいな、キレイな燻され方だったので載せました。シルバーアクセサリーのハッキリした陰影は、しっかり薬品を使って燻されて出来るもので、なかなかあのようには真っ黒に変化しないですね。