カテゴリー:無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

智残し
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

21.05.28

サンプラチナの手彫り例です。今回の見所は、彫金箇所です。

例えば刺青では乳首が入る・入らないで、関東関西の流派があるらしいとは聞いたことがあります。ネット検索してみると、それっぽくヒットはしますがいまいち確信が掴めないので、あくまでらしいで留めておきます。

そんな感じで、智を残してみました。いつも総彫のときは「山・智・腕」と彫金の指示を出しているので、今回は「山・腕」です。正面の煌めきを抑えるということで、このようにしてみました。柄は菱松です。

さっぱりして良いですね。価格が、智を含む・含まないでそんなに変わらないので、手彫りの費用を抑えるというよりは、サッパリさせるかコッテリ埋め尽くしたいか、それで悩んで頂ければと思います。

各種試してみました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

21.05.26

クラウンガラスの単層コートが再び使えるということで、ガラス熱が上がってきています。

あらゆるパターンを見て、比較して検討したいでしょうから、宣言下で暇なんで準備してみました。まずは銀無垢で。ガラスの単層コートと、プラスチック(CR39)のノンコートで比較です。レンズの質感の比較が出来ます。ノンコートと比べたときの、単層コートの青白さも確認出来ます。彫金有無による風合いの変化も比較も出来ます。

調子が上がってきてしまい、久々にサンプラチナのフレームにもガラスレンズを組んでみました。テンプルエンドがバチ状になっておらず、重量バランスや摩擦の観点からガラスを積むべきかどうか悩みどころです。とりあえずお客さんの度数等々の条件次第なんですかね。あと最後は、今回サンプルを作ってみましたから、それを掛けてみたときの何だかイケそう感があるか無いかで決めて頂ければと思います。

これも、同じレンズ形状・サイズです。屈折率の違い→比重の違いによる重みの差を体感してもらえるようになっています。ガラスの屈折率1.52と1.60です。コートはそれぞれ単層コートとマルチコートで反射光の色味の違いが確認できます。これも彫金の有無も比較できます。

あとは、フラットのガラス(1.52)の見本ですね。これはノンコート可能です。見本もノンコートです。同じラウンドだと、レンズ形状で柔らかい雰囲気を持たせるか、パリッとピリッとした空気感を持たせるか、違いがよく分かるのですけどね。とりあえず八角形のフレームに積んじゃっていますが、反射のギラツキ具合がよく分かると思います。

多分、いまの眼鏡の観点からは結構どうでも良いことでしょうけど。無垢のフレームにガラスレンズを積んで有機物を排除した“塊”の眼鏡を畳むときの「カチャカチャ」という響きが良かったりします。耳触りがよくて、何となく所有欲を満たしてくれます。

ツーポでツインカラー
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

21.05.10

サンプラチナ、ツーポイントのフレームにツインカラーレンズを入れてみました。ツインカラー自体はめちゃくちゃ特別なことでは無いんですけど、出荷数は少ないでしょうね。上が緑の15%、下がピンクの15%です。薄目であれば仄かに分かる程度で、そこまで奇抜な感じにもならないと思います。

ツーポイントだと、さすがに色の切り替わり具合が丸見えです。濃度がともに15%程度だと、どうかな仄かを通り越して分かりにくいかな薄かったかなと心配でしたが、大丈夫ですね。遠目からでも、レンズがとても綺麗だなと分かります。

緑とピンクがマーブルっぽく混ざっているこの感じも良いです。横はいつも通り総手彫りです。

何度も紹介しているオリジナルの、ダンヒルのブリッジを型から起こしたアレです。それにブリッジまで総手彫りです。回数を重ねる毎に、どんどん彫金の精度が出てきていると思われます。今回こそ、最高に美しかったです。多分、次に上がってきた時もおんなじ事を言うんでしょうけどね。

銀無垢追加
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

21.03.15

先にインスタに載せたやつです。フロントの縁の厚みを持たせたカットリムの銀無垢フレームです。ケーブルテンプルに改造してみましたが、通常品と比べていかがでしょうか?通常品も並べておきます。

上が通常で、下が改造品です。ケーブルの長さはある程度頭部に合わせてオーダー出来ます。銀無垢の場合は直付け不可の為、チューブで継いでいます。巻き数も増えるので径は太くなります。その分、弾力性が増し尚且つ耳との接地面が増える為、ケーブルテンプルにしては穏やかな掛け心地です。

銀無垢に関しては、素材の光沢を際立たせるために磨き込みをしています。銀無垢を素材として選択した時点で、造りがもたらす雰囲気も込みで醸し出すもののベースがもうすでにエレガントです。そうなんですけど、このフレームに関してはレンズの大きさ、形、あとはプレス模様の選択等々が重なって、ややエレガントさが薄いです。エレガント過ぎないです。ではエレガント過ぎないとは?なんで?そういう話になります。

エレガントさを無くすということで直ぐに思いつくのは、表面をマットにするというやり方です。ただそれは

①素材の特徴を尊重した手法か

②造りの良さを味わいやすい手法か

この二つが気になるところです。特に①に関しては貴金属全般に言えることだと勝手に思っていますが、鏡面仕上げの、表面に水分を含んだかのようなとろみのある輝きの美しさが、やはり素材の醍醐味かなと思っています。所有したあとのニヤニヤポイントもそこかなと。また②に関して、カットリムの歪みのないそれぞれの切断面の美しさは、マットよりも鏡面にして、光の当て方を変えながら眺めたときに一番わかると思います。そうなりますと、光沢を維持しながら何かしらの要素を足すことで、エレガントさを抑えることを考えなくてはなりません。

そこで、上手くエレガントさを中和するのに機能しているのがレンズシェイプと大きさによるスポーティーさの添加と、手彫りを採用しなかったことによるギラギラ感の排除だと思います。

この眼鏡を眺める時に、異なるゾーンのエレガントの最前線を参考にしました。そういえば、ルイヴィトンもディオールもスポーティーな時代です。グッチはエレガンスかつゴージャスなまま、ノースフェイスとコラボしてピクニックに行きました。ロエベもアウトドアしてましたね。エレガントの塊みたいなブランドがそうですから、エレガントを要素として押さえつつ、どう連続かつ滑らかに動かすか?みたいなことは、例え小さな眼鏡屋としても考えてみたいところです。そして、やっぱりスポーティー感は鍵だなと思います。それが、この前のヘルシーにも繋がりますね。ヘルシーであればどのシーンでも、例えばオフィスワークでも嫌味なく使える眼鏡として存在できるのではないかと。カットリムの重厚感は凄まじく、素材と合わさってややエレガントさ強めです。ですが、全体としてはヘルシー路線で柔らかい雰囲気かなと思っています。

何となくですが、レイバンとローデンストックの融合みたいな雰囲気になりました。どうですかね、例えばオフィスワーク出来そうじゃないですか?ダメですかね。私がそういう考えだからかもですが、高いもの買ったのにあんまり使えないという不幸は避けたい派ですから、ブルバキの銀無垢の中では存在感は高めですが、日常使い出来るギリかなと思って、ラインナップに加えました。ケーブルテンプルに改造は、個人的にはスポーティーさが上がってなお良しです。ただ、髪で隠れる場合は掛けると分からないので、普通のテンプルでもいいと思います。

以下は余談です。一旦ブルバキの銀無垢の歩みを振りかえってみます。その上で今回のカットリムのフレームがどの位置付けであるかを明確にしておきます。すでに他の銀無垢を買って下さった方のためにも、示しておこうと思ってです。

時計にあてはめると分かりやすいと思うのですが、どうですかね。ロレックスでいう、まずエクスプローラー1を銀無垢の一山たちで作ったつもりです。オーソドックス、普遍、そんなイメージです。

次の製作は一昨年と去年に作った、80年代のダンヒルのあるフレームのブリッジを型からおこしたものです。素材の強度の問題や、ちゃんとした物を出すというメーカーさんの矜持とかあれこれの関係で、銀無垢での製作は出来ませんでしたけどね。サンプラチナにてフルリムとツーポの製作をしました。何となく今になって振り返ればあれは、ロレックスのデイトジャストみたいな位置付けです。

30年代のヴィンテージに則って、鼻パッドを金無垢にカスタマイズしたり、ブリッジから腕まで総手彫りで埋め尽くしたりと、やや派手に装飾を施してみました。ど直球のエレガントを再現したつもりです。でも個人的には、普遍にちょっとだけ足した感覚です。なのでデイトジャストに近いかなと思っています。

それで、次に何を作りたいかと考えたときに、ロレックスで言えばサブマリーナの位置付けが欲しいなと。ゴツくて堅牢で、でもビジネスもいける雰囲気で。華美ではないけど粗野でもなくて。まさにスポーティーでヘルシーなイメージも備えているあの感じです。昨年、ダンヒルブリッジのツーポが完成したタイミングで、エレガントの基本を修了したタイミングで、その位置付けが欲しいなと感じていました。

逆にロレックスだと分かりにくくなってますかね。そうですね、、、インディアンジュエリーみたいな眼鏡が欲しいなと。精緻でもなく、でも雑でもなく、華美過ぎないあの感じ。インディアンジュエリーという名称になっちゃっていますが、ジュエリーとアクセサリーの狭間みたいな、そんな銀無垢の眼鏡が欲しいなと考えていました。そこで、はじめのカットリムが出てきます。ちなみにケーブルではない物(写真で赤のレンズが入ったもの)は、メーカーさんのファクトリーブランドの商品として一般供給があります。ブルバキでなくても買えます。

今回紹介した銀無垢のフレームですが、レンズの形はティアドロップ風です。レンズのサイズも51ミリで今までのブルバキのラインナップより大きめです。そういうレンズシェイプによってもたらされるイメージとしては、まさにスポーティーだったりアクティブだったりアウトドアだったりします。ベトナム戦争後、オーパ!あたりなのかな?開高健みたいな、一番脂ののったときの中野浩一みたいな感じです。

2020年の11月に通常品が納品されたとき、フロントをみて「つぎに欲しいのはコレだな」と、直感がありました。フロントは70年代から80年代の感じで、上記のようなイメージを含んでいます。まさに狙うべきスポーティーさを、しっかりと組み込んでヘルシーに中和されているなと。ただ、そのままでは何故か、細かいところでしっくり来ずでした。しっくり来ていないのは、好き嫌いよりも結局、あともう少しでもっとサブマリーナなのに、、、という気持ちのせいでしょう。そこでテンプルの処理に目をつけました。

もちろん、この状態でも良いです。しかし、エレガントに対する残心を感じます。エレガントな物の方が高い値段に納得しやすいですしその方が売れやすいのかもしれません。ですがそこで勇気を出して、もっともっとスポーティーに振ってみました。それが、あのケーブルへの改造です。たとえば革靴なら出せる金額がスニーカーだと躊躇しちゃう感じってありませんか?あれに近いです。敢えてスニーカー風に、そっちに踏み込みました。

カットリムを仕入れした直後のブログでも書きましたが、プレスの模様についても、もう少し詳しく触れておきましょう。もちろん、今まで激推ししていた手彫りは最高です。今もそれは変わらないです。でもこれはプレス模様です。

ジッと物だけを眺めるように努力します。そうしますと見えてくるのは、このカットリムの迫力に手彫りの荘厳さみたいなイメージまで加わると、サブマリーナから一気にベルサイユ宮殿になってしまうなと。デイトジャストはゆうに超えて宮殿です。いましたいことは忘れてはいけません、あくまでもサブマリーナを作ることです。そのイメージを保持したまま、カットリムの特殊性、磨きの美しさ滑らかさを際立たせようと思うと、ブリッジやテンプルにはプレスの模様が最適だなと改めて思います。金属の表面に模様だけのせ、ギラギラは付加しないプレスこそ、このフレームにはぴったりだなと。つい、究極みたいな蜃気楼が、物を突き詰める過程で立ち込めてきますが、間違ってはいけません。いま欲しいのはサブマリーナです。ヴェルサイユ宮殿に迷い込んではならんのです。

また、模様なしのプレーンも想像してみました。ただプレス模様がないと、カットリムの美しい面が、ブリッジとテンプルの他のパーツに溶け込んで目立ちにくくなってしまうでしょう。加えて実用面では、テンプルやブリッジは掛けるときや位置を直すときによく触る箇所なので、手垢が目立たないように配慮をする意味で模様を入れておくと良いです。

これらプレス模様だからこその良さ

①手彫りよりもヘルシーでライト(ギラツキなし)

②イメージを保持したまま、醍醐味のカットリムだけを目立たせることが可能

③手垢が分かりにくい

ざっくり3点が加わることで、余計なイメージを足し過ぎてサブマリーナ感を崩すことなくエレガントでスポーティーなフレームが仕上がったと思います。プレス模様の是非を考えるときに、年末か年始の雑記「ピザはk倍のピッツァか?(0≦k <1)」も取り入れています。あれも、本当に私自身も反省したことでして、プレス模様をk倍の手彫りとして見ていた自己を認識し、そこを改めた上でプレス模様を眺めました。そもそも、生産数1桁でプレス模様というのも贅沢な話ですしね。

長くなりました。レンズシェイプや大きさによるフロントのスポーティーな雰囲気、そしてプレス模様による簡単に言えばすご過ぎない感じが、カットリムの存在感と合わさることでエレガントさを中和して、めっちゃサブマリーナ感があり、しかも丁度ブルバキの銀無垢にそこのラインナップ無かったから、ぴったりな物を加えれて嬉しいという話でした。

今まで、銀無垢の手彫りの眼鏡が、ブルバキとしてはアガリの眼鏡なんだよね的なことを申し上げてきたと思います。いまでもそう思っている節はありますが、でも反省しまして、そうではない人へ想いを巡らせてみました。エクスプローラー1でアガりたい人もいれば、デイトジャストでアガりたい人もいるなと。そもそもロレックスで言えばサブマリーナでアガりたい人も多いよなぁというのもあり、それに準ずる物をご用意してみた次第です。

ちょっと前の製作
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

21.02.10

サンプラチナのツーポ、製作例です。

手彫りの箇所は、元のダンヒルの様にトップバーのみです。柄は30年代のボシュロムのダイヤです。そろそろお馴染みになってきました。

やっぱり、左右対称なセンターシンボルが欲しいよねって話になりましたので、ボシュロムの元ネタと同じような、ちょっと抜け感のある朝日マークを彫っています。

レンズは緑の10%です。

回数を重ねる毎に、より精密になってきています。

フェアマロン25%全面
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.12.22

925シルバーのカットリムですが、レンズ変えてみました。いまいちアクリル系のデモレンズでは、レンズを含めた系の輝き具合が掴みにくかったので。

去年からマイブーム続いています。フェアマロンです。赤茶色です。

サンプラチナ 手彫り
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.12.15

一山のラウンド38ミリです。定番の彫金例も作っておきました。

彫金例
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.12.15

菱松模様が、直線を多用したものですから、これは!!と思って見本のダンヒルのフレームのようにしてみました。ブリッジの横真っ直ぐの部分だけ菱松彫金です。私は、柳からすれば病的で健やかでない物が好きな傾向にあると言いますか、もはや取り憑かれている故、隙間は全部埋めたくなります。でも、そんな私でも分かります。これが一番カッコイイやつやん。程よいやん。ブルバキ君も、我慢すれば出来るやん。

側面はこんな感じです。光を当てたときの煌き方が、今までの唐草やボシュロムのダイヤ柄とはまた違って良いです。鱗みたいにヌメッとしています。他の柄では生じない独特な煌きで、非常に美しいです。

光が当たらないと柄がよく分かるようになります。

手彫り例
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.12.06

いつも唐草ばっかり彫っていましたが、菱松模様も彫ってみました。アスタリスクみたいな形かと思っていましたが、三角形の外枠に囲まれて、放射状に松の葉がピッピと伸びております。私もこれまでしっかり見れていなかったことを反省です。これもとても良いです。幾何学模様で冷たい雰囲気かと思いきや、植物の有機的で健やかな雰囲気を纏っており抜群でした。民藝全集を読んですぐなので、やたらと物を褒めるときに健やかと言いたい気分です。

今までの柄の確認不足および在庫で持たなかった言い訳としましては、メーカーのサンプルではヒルトンクラシックみたいな、マンレー山に彫ってあるものしか見たこと無かったので、ちゃんとイメージ出来ていなかった為としておきます。

テンプルの広がった部分、広い面で松のピッピの伸びが鮮明な部分が特に良かったです。非常に健やかでした。切削面の鋭さ、煌めきの落ち着いた感じがたまらんです。

届きました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.11.14

一般供給ありましたね。銀無垢のカットリムです。上代¥237,000(税抜)でした。ちゅどーん!もちろん仕入れも高いので、爆死です。

この幅で、まあまあな重量感なので、これ以上リム幅を設けると、流石に用の美から離れ過ぎるという感じなんでしょう。フロントヘビーになり過ぎちゃうはずです。

レンズの形状も、リム幅の緩急のつけ方も、メーカーさんのオリジナルで最高でした。デザイン関係の仕事をされているお客さんに教えてもらったことがありまして、本当にその通りだなと思ったことがあります。図面が天才。

磨き込んだ艶が、ツヤツヤ過ぎてもはやヌルヌルに見えるのが、写真でも伝わると思います。

小売店オリジナルの在り方というのを、最近よく考えます。何を要求しうるのか、そもそも何が要求として妥当なのか。よく考えた上でメーカーさんに投げて、素材のもたらす美と合わせながら、どういう意匠に変換されるのか最後はお楽しみというのが理想で、本当にそのプロセス全体がお楽しみになるためには、要求そのものの自己検閲と自主規制が大事なんだなと改めて感じております。そうしますと、銀無垢なんかは特に、初めの塊の一山たちが今でも個人的なピークですから、あとは何が眼鏡屋視点で要求出来るんだっけ?みたいな感じになっています。

そんなこんなで、いまようやく基本に還ることが出来た気がしておりまして、ポッと目の前に徐に出されたものを、見るだけ、それにもう一度集中できるようになりました。ブルバキの特注がメーカーさんの在庫になったりですとか、そもそもオリジナルとかいう概念が普遍性と喧嘩しているのもありまして、オリジナルとか俺だけの!ということに興味が年々薄れてきているというのも重なり、メーカーさんの在庫も、銀無垢に関しても仕入れてみています。

素材の特性を熟知し、眼鏡の製作に携わっていて方々に理解がある人があれこれのバランスをとって仕上がったものが、とても美しいなあと、心の奥で感じられるようになりました。

70年代のフレームの銀無垢による上位互換みたいなものが、ようやく登場です。

ブリッジの厚みです。カットリムのボリュームに合わせて、ややヘビーです。

プレスの模様が入っています。リムの磨き込みが凄すぎてピカピカですから、手彫りのキラキラを加えなくてもいい気がしてきました。また、プレス模様の無いプレーンも良いなと思いますし、バリエーションでそれもあると嬉しいんですけど、ごめんなさい無いです。ただ、真っさらな面があると、ピカピカ過ぎますし、カットリムで面が増えて指紋が目立つポイントが増えますから、ピカピカと指紋を分かりにくくするという二つの点を解消する為に、これに関してはプレス模様が入ることが、より望ましいなと思って仕入れています。基本は手彫り派ですけどね。これは例外です。

横が美しいです。カットのピークがちゃんと合わさっています。

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