本日まで、金・銀・サンプラチナのフレームが沢山並べてあります。明日以降は、オリジナルの銀のメガネのみの販売に戻ります。次回のメーカーさん在庫の披露は未定です。
ぜひ、美しいフレームを見て頂きたいですね。お待ちしております。
16.12.18
本日まで、金・銀・サンプラチナのフレームが沢山並べてあります。明日以降は、オリジナルの銀のメガネのみの販売に戻ります。次回のメーカーさん在庫の披露は未定です。
ぜひ、美しいフレームを見て頂きたいですね。お待ちしております。
16.12.14
APCと書きましてもアーペーセーのことではなくて、素材の方を書こうと思います。エーピーシーと呼びます。
Ag(銀)とPd(パラジウム)とCu(銅)の合金です。2:2:1の割合です。パラジウムはプラチナ系の貴金属です。ちょっとお高めの合金です。
今回はAPCのメガネもあります。変色せず、プラチナに近い透き通った白色の反射をします。硬くてフィッティングしやすいですが、手での彫金は硬すぎるが故に出来ません。型での彫金模様は入れれます。綺麗な光沢が続きます。女性にオススメです。
サンプラチナのメガネと見比べてもらえれば嬉しいですね。
16.12.13
925シルバーとサンプラチナのメガネフレームを沢山ご用意いたしました。今月18日までの限定です。
オリジナルの銀のメガネと比較検討出来る、絶好の機会だと思います。
消費社会ということは、消費=消えて無くなるということが前提の社会であるということでしょうね。ですから、自分の代だけで完結しない、受け継がれていく可能性を秘めるこれらのメガネは、その前提に即していないが故に、豊かだと判断できます。逆に、無価値だとも判断できます。
まずは見て頂き、その美しさを感じてもらえれば幸いです。そのあとの好きか嫌いかのジャッジが、もっと重要だと思います。好きなら少なくとも自分は、それに価値を与えられますので。物が本物なら、それで十分な気もします。
16.12.01
久々に、銀のフレームのお話をじっくりする機会が1日のうちで複数回ありましたので、その周辺のことを書こうと思いました。
似合う似合わない、カッコいいカッコよく無い、カワイイかわいく無い、、ある程度、他者や社会との距離感を掴みながら判断を下すところから外れて、美しいと感じたそのままに着ける。常に身につけていたいというそれだけを感じている状態、それこそ各人の感性が剥き出しになっている瞬間でしょう。まず、それを体験して貰いたいなという思いがありました。
情報社会ということは、おおよそ色んなことが言語化されるということでありまして、つまりは理屈メインの世の中になっているということだと考えています。スイスイ物事が進むので、住みよいのでしょうし、今もその合理性を享受して生活しておりますので、それを悪とは申しません。ただ、ちょっとだけそこから外れてみるという豊かさの余地が、まだあるのではないでしょうか?むしろあって欲しいという願望が混ざっています。感性とか言葉に出来ない良さという余地です。むしろ、その豊かさの方が人生において強烈に作用するのだと感じています。
自分だけの実用性という尺度においては、コスパは悪いです。ただ、自分を越えて受け渡される物であればどうでしょうか。また実用性のみならず、上述のような心への作用やその連鎖がありますから、そこまでの悪では無いと思っております。圧倒されるほど美しければ、受け渡すという連鎖はきっと成されるでしょう。
物と一緒に色んな要素が伝われば、それがメガネを介して行われれば良いなという思いがあって、銀のメガネは用意しております。
16.11.12
ドロップアイについての記述です。まつ毛があたらないように、レンズの上部が直線になったとありますが、真っ直ぐでも当たるもんは当たりますけどね。
(メガネ博物誌 1972年 R・コーソン著 梅田晴夫訳 東京書房社版 p.312)
誕生としては1920年〜30年の間です。鼻パッドが無いフレームが多く出回っている時代です。書籍のなかの挿絵でも、一山(鼻パッド無し)のドロップオクタゴンが載っています。
先日、お客さんにドロップオクタゴンのツーポイントを買って頂きました。さらにクラシックさ、レトロさを突き詰めていくという過程で、925シルバーで一山でドロップオクタゴンを作った経緯があります。
奇抜に見えて由緒正しい形です。鼻のラインとか顔の各パーツに馴染むいい形だと思います。
16.10.17
着用から一ヶ月ほど経過。思った以上に、黒くなっていないですね。ロー付け部分がすぐに黒くなると思いきや、モダン部分が黒くなりました。いまはそこだけです。
ますます今後の経年変化が楽しみです。
銀はちょっとだけ黄味がかった輝きなので、優しい雰囲気ですね。プラチナ、18金ホワイト、サンプラチナそれぞれ違う色味ですが、やっぱり銀が馴染みやすいなと感じます。
16.10.07
『子どもの難問 哲学者の先生、教えて下さい! 野矢茂樹編著 中央公論新社 p.126』
925シルバーのフレームに対して、手彫りで模様を入れてもらっています。展示会でお話を聞いたところ、鯖江で手彫りでメガネに模様を刻むのは一人とのことでした。まだ60代とのことでしたが、“もう”60代ではなかろうかと…。
写真は、きれいなものは、どうしてきれいなのか?という問いに対する回答より。そして、きれいと美しいの違いについて。
愛でるのではなく…とありますが、次元を飛び越えて連れて行かれて、その後ゆっくりと時間をかけて愛でながらその存在に肉迫していくイメージがあります。
どうせなら、美しいメガネを紹介したかったわけです。自分を超えて陶酔出来る感覚を、メガネで体験して欲しいというのが、ブルバキとしてのエゴです。きれいなものは、ヴィンテージで体験してもらうイメージです。どっちも大事だと、自分がメガネに没入していく過程を辿ってみて改めて感じます。
16.09.21
テンプルサイドの彫金。手彫りです。余白を残してあります。滑らかな面の美しさを残すということもありますが、使用していくうちに自然につく小傷の感じも好きというのが理由です。経年変化の余地が残してあります。繋ぎ目が分からないほど精密に彫ってあります。
今の時代にはオーバースペックなほど美しいのかもしれません。ちょっとした崇高さを感じるくらいに。だからこそ愛でたくなりますし、遺していきたいと思えるのではないでしょうか。どうでしょうね。
16.09.18
925シルバーのメガネがようやく仕上がりました。念願です。ネジ穴のステンレスの補強部分以外、全て925シルバーです。彫金は、和彫りです。無機質なメガネに、有機的で美しい模様が躍動しています。
昨今のメガネについて感じることは、
①オシャレなアイテムになったけど、オシャレのフィルターを通れるメガネのデザインの幅が、むしろ狭まっていないか?
②最終的に憧れを抱くようなメガネは何か?機械時計やジュエリーのように、受け継がれていくようなものはないのか?
でした。①に関しては、ヴィンテージのメガネの範疇で、②に関してが、この925シルバーのメガネの範疇だと考えております。
そうしたときに、ヴィンテージとシルバーのメガネの風合いも値段もその他諸々に差異があるわけですが、現状に対しての自分なりの回答として、同等であるという感覚もあります。理想論ですが、常に掲げていたいのです。