カテゴリー:ヴィンテージのメガネ

非常に良かったです
ヴィンテージのメガネ

19.06.24

ぱっと見、お面なんですけど、かけてもやはりお面でした。意外に構造的な無理がなく、すぽっと顔面にハマります。ただし、度付きは厳しいです。

リム回りの処理ですけど、見たことないそり返りをしていました。ナイスですね。

全体をスポーティーな雰囲気にするフレームカーブと、このモードさを引き立たせる意匠を殺さないために、レンズもちゃんと8カーブの度なし(ディセンター付)にしてあります。本気仕様です。

ブリッジもナイスですね。この曲線を思い付いたひとは天才です。何がデザインソースなのか全く見当がつきません。

何万本とメガネを見てきましたが、まだ見たことが無いフレームが続々と出てきますから、メガネって本当にいいものですよね。ずっと楽しいです。

もっと諦める
ヴィンテージのメガネ

19.06.21

元々、綺麗に陳列することは諦めていました。それこそ、私がそれを行うことが苦手だったので。あとはカッコつけて言えば、物を見るということを、極力純化したいというのも理由です。

何だかんだスペースを空けて小綺麗さだけはキープしてきたつもりでしたが、もうダメです。飾りたいものが多すぎて、ギッチギチに詰め込みました。どうぞご覧ください。

準備
ヴィンテージのメガネ

19.06.04

顔の小さい女性の為にと思って仕入れしていましたが、そういえば女性のお客さん少なかったです。準備は整っています。

元々キッズ用なんですけど、腕の長さが130とか135で、それぞれ50□14と52□15です。小顔の女性に良いかなと。

もちろん、デザイン的にブルバキの願望が濃すぎるのは承知ですけど、こういうめちゃくちゃ鈍臭いメガネを掛けて、大きい書店で辞書みたいな分厚い本を2・3冊抱えながら過ごしていたら、かなりグッときます。という妄想です。ファンタジーです。とか、このメガネに、白Tにジーパンで、白のレペット的なぺたんこな革靴履いて、暑いから髪は縛っちゃって、31アイスクリームでアイス食ってたらカッコいいなとか。そういう妄想がね、止まらないので仕入れました。

20歳前半の男性で、顔の小さい人がふえている気がします。側頭幅140ミリくらいの方もちらほら。上のツーブリッジは、男の人でも良さそうですね。生地の透明感が強いおかげでツーブリッジのコッテリ感よりも爽やかな雰囲気が勝っている気がします。

ひさびさに映画
ヴィンテージのメガネ

19.05.31

面白かったです。主人公ではなくて、この黄色いレンズのウォルターが最高でした。

主人公では無いです。ウォルター

レイバンのアウトドアーズかと思っていましたが、別っぽいです。よって、レンズもアンバーマチックでは無いようです。ティアドロップに薄い茶やアンバーカラーというスタイルは70年代くらいです。ベトナム戦争を引きずっている役にはぴったりです。

ということで、真似して作りました。度無しで裏面マルチです。相変わらず HOYA の青色光カットカラーが、絶妙な黄色よりの茶色でカッコ良いです。さすがに、オフィスじゃ無理ですよねこの色味。

完成させました
ヴィンテージのメガネ

19.05.30

コラーニのメガネも、初期の物は凄まじいです。ライセンス物だからと、侮れないです。

濃い青を入れました。アリアーテに濃度75%以上の青が無いので、見本色として置いておけば良いかなぁという感じです。

これに関しては、「メガネっつーもんは、こうこうこうで、あれがアレじゃ無いと駄目なんだよね…」というのは一切必要なくて、むしろそれらが介在する余地が無いところが良さです。メガネという制約条件、フロントの板1枚とテンプルの棒2本で、どれだけ面白くやれるか?みたいなことが示されているだけで最高です。

意図してなのか不明
ヴィンテージのメガネ

19.05.28

鼻から耳側にかけて、拡がりと迫力が絶妙なので、なんでかなと考えていました。先日、4本仕入れた最後が売れたので、目の前から消える前に観察し尽くしました。

リムのブリッジ側からテンプルにかけて、生地の厚みが違いました。鼻側で3.8ミリ、テンプル側で4.3ミリでした。ラインの拡がりと連動して、質量も増大させていました。狙ってやっているとすれば、相当手が掛かっています。

掛けると、顔に張り付くように、あたかもマスクのように顔の一部になります。黒色のフレームでは珍しいです。大体ゴリっと迫力で眼鏡顔にしてしまうのが黒枠の特徴なので。

質量のグラデーションは、自分では思いつかないですね。プロのデザインならではの良さがふんだんに盛り込まれた一本でした。

シューター
ヴィンテージのメガネ

19.05.24

シュータータイプです。フランスの70年代です。頬の部分の垂れ下がり具合が少ないためか、もしくはレンズがややつり目でシャープだからか、ラスベガスをやっつけろ的なクレイジーさが抑えめな良い一本です。

汗止めバーに亀裂があります。セルから臭いは出てないのでまだまだ現役だとは思いますが、やや瑕疵ありです。個人的には良い方だと思います。緑青浮いてないですし。金属フレームのダメージはありません。

(向かって左から1センチくらいの箇所に2ミリくらいの亀裂があります。)

シューターは、やっぱ黄色のレンズ入れたいですね。

珍奇眼鏡
ヴィンテージのメガネ

19.05.12

インスタにも載せましたが、とても良かったです。バイザー付き眼鏡。

元々のフレームのデザインが良いだけに、バイザーがあるという珍奇さが際立ちます。黒と白の生地を張り合わせて軽快さを出しているので、やはりスポーツでの利用を意識しているのでしょうか。ですが断然、帽子にコンタクトの組み合わせに負けていますね。

ジュンヤワタナベのリュックとマウンテンパーカーが一体となった服を見ているときと近い感覚です。ただ、こちらはカッコイイよりも違和感が先に感覚に入ってきちゃうから、まずは笑えてきます。何でも二つを一つにくっつけたら良いってわけじゃないぞと、過去より警鐘を鳴らし続けてくれているのかもしれません。そして、蒐集家としては愛すべき1本であることは間違いないです。

バイザー部分、脱着不可。

昨日よその店でお客さんにたまたま会って、インスタのあれカッコ良かったと褒めてもらったメガネ
ヴィンテージのメガネ

19.05.03

そういえば、これ仕入れしてたということで、5月の骨董市はお預けにしました。明日まで吹上でやっています。

向かって右が今回のです。数多のインスタ投稿の乱れ打ちの中から、これをピンポイントで褒めて頂けるとは。お客さんが面白いです。左は、5年くらい前に手に入れた同じ系統の物ですが、その当時から酸っぱい臭いと、時間が経つと表面に結露のような水気がでる症状があり、5年間で自己崩壊する直前までになりました。

結局、何が進行させるのか未だに判明していないです。スニーカーしかり、ナイロンのカバンのネチャネチャ現象しかり、ここにヴィンテージの限界を感じます。

ほかのコレクションと一緒にショーケースに入れていましたが、他の物の劣化が進行することは無かったです。フューチュラだけ何故か?と考えますと、一つはレンズがオリジナルのままでした。外したら黄色が外れそうですし、枠入れも同様に難しそうです。

一方、クワガタみたいなオリバーゴールドスミス等々は、レンズが入っておらず、こちらで緩々なレンズをコバ磨きして嵌め込んでいます。ひょっとして、内側からの圧迫が関係するのか?どうなんでしょうね。確証は取れません。度付きで常用となれば、レンズが枠内で動かない、簡単に外れないようにしないといけませんから、いずれにしても使用し始めたらいつかは終わることは避けられないでしょう。

今回分に関しては、酸っぱい臭いがプンプン且つ変色と陥没も確認できます。

目頭部分が欠ける危険性が大でしたが、思い切ってレンズを外してみました。やはりアクリル系のレンズが、目一杯キツく入れてありました。それか、生地が小さくなってしまったのか、はたまたその両方でしょう。手元にあった、CR39のグレーを入れています。やはりレンズがあると無いとでは、迫力が違いますね。

次はいつまで形を保ってくれるのか不安ですが、綺麗なうちに、とりあえず多くの方に見てもらいたいですね。

迫力
ヴィンテージのメガネ

19.05.01

オプアートが流行った時代を象徴するフレームです。60年代のフランス製。

図鑑等々では見たことありましたが、現物は初めて。メガネにすると、どうなんでしょうね。服とかはカワイイけど、メガネはアレですね、カワイイとかの前に迫力が凄すぎて、ぽかんとしてしまいます。とりあえず、時代を象徴するフレームなので、手に入って嬉しいです。

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