笑わない数学の虚数の回を見ました。
全然本題とは関係ない部分で気になったことが。マイナス×マイナスは何故プラスなのか?納得出来ていないということに対して、証明と称して式変形から「(-1)*(-1)=1」を導き出して、ほらねって感じで番組が進みました。納得出来ていない方からしたら、だから何だと。マイナス×マイナスの意味みたいな何かをこっちは聞いているんだよってことでむしろ不和を生むと思います。いやいやいきなり式とか出されても、納得から離れてしまうんですけど…と、思った人もいたはず。
とくに男性は脳みそ的に気をつけないといけないかも知れなくて、何か相談をうけたときにネットにのっているとか、理論的にこうなると決まっているとか返答しがちですけど、尋ねた側からしたらこうなるって決まっていないという話なわけで。ちょっと前に岡潔から引用した理解と納得は微妙にズレているということを見逃している気がします。すぐ男って難しい言葉とか一般論で丸め込もうとするよねっていう、それです。多分わたしもやりがちです。
納得出来ていない場合は、納得出来ないという心をとことん大事にすることも一つの手です。今回のマイナス×マイナスの件では、そうしますとマイナス×マイナスが0になるかマイナスになるか、それこそ虚数みたいな感じで新しい数を自分用に生むのか、とにかくプラスでは無いと自分用にこさえて紆余曲折するのもありだと思います。特に今回の式変形という理屈から説得するパターンですが、その式変形はマイナス×マイナスがプラスであることを認めた世界での式変形であり、トートロジー感があります。説得する側の理屈が、そもそもマイナス×マイナスがプラスであることを前提として疑いがありません。納得出来ない側は、多分その前提が引っかかっています。
1,000円札1枚を財布から出して、何か物を買ったとします。物を買う前、1,000円札を出す前は、財布に1,000円があったはずです。出す(-)前(-)なので、ある(+)ということで、マイナス×マイナスはプラスってのはどうでしょうか。私のオススメです。