第二次世界大戦以前だと思います。金属の鍛えが足りなくて、ふにゃふにゃです。
お持ち込みのフレームです。普段であれば、入荷に紛れていればディスプレイで使います。お店によりますが、ブルバキでは販売しません。ただし、今回のように、ひいおじいちゃんのメガネを自分用に掛けてみたい等々のご要望であれば、出来る限りは叶うように尽力します。
型崩れが著しいです。
カシメの鼻パッドを交換しました。パッド面を大きくして、とにかく少しでも掛け心地を改善します。フレーム側もパッド側の金属ブロックも共に切削をし、取り付け箇所の大きさを整えることで何とか取り付けることが出来ました。カシメを行う際に、衝撃でロー離れしないかヒヤヒヤします。
CR -39でデモレンズを作り、一旦嵌めてみました。ガタガタです。特殊かつ簡素な作りでして、セルのリム部分を金属部品で4カ所握っているだけです。ねじ止めしておりませんから、レンズを入れて内側から圧をかけても多少フレーム全体がうねります。ヤットコで摘んで握りを強くするくらいの対処にとどまっています。
ロー離れ、リム切れに注意して型直しを行うと、トップの写真のあれになります。何だかんだ相当時間を費やしました。後は度付きのレンズが来るだけでして、ここまでが下処理です。