ほとんどわからなかった
雑記

18.07.03

読み終えるのに半年くらいかかってしまったかもしれません。昨今の集中力の低下と、反比例して増大している眠気も相まって、全然読み進めれなかったです。

また、考えるヒントの1と違い、ほぼ本居宣長や荻生徂徠といった国学について書かれています。それらに触れたことが無いので、共感できないのも無理は無いと自分を庇いつつ、何となく字だけを追いました。

ただし、最終章の「常識について」は、面白かったです。デカルトは、高校か大学の時にカッコつけて『方法叙説』を岩波の青で買って、カッコつけて読んだ(字を追った)程度で、孔子に関しては倫理で習った程度の知識しかありませんでした。ほぼ予備知識0の状態で読みました。

おそらく、私の読解が正しければ、それらの人たちの思想に分け入っていくと、共通して

「出来上がった知を貰う事が、学ぶことではなし、出来上がった知を与える事が教えることでもなかろう」

「人間に出来る事は、天与の知恵を働かせて、生活の為に、実在に正しく問う事だ。実在を解決する事ではない。正しい質問の形でしか、人間にふさわしい解答は得られはしない。」

というようなことが分かると、そんなようなことが書いてあった気がします。

私自身も、どちらかと言えばうんちくおじさんの部類に入ります。知識のコレクションとその披露は知的では無いと反省し、知識があれば、それを元に次の発展的な質問が生まれますから、その行為の連鎖に集中しようと、思い至りました。

明日は休みます
営業案内

18.07.03

明日の4日(水)は休みにします。作業があふれました。作業に専念します。商品の受け取りは可能です。

なにとぞご容赦ください。

明日は15時オープン
営業案内

18.06.29

予告通り、明日は15時オープンです。昼は検眼しています。受け取りはどの時間でも可能です。お気になさらず。

6月、暇とか言っていましたが、何だかんだ尻上がりにバタつきました。ありがとうございます。暇という認識があるためか、いつもより長く喋った気さえします。そんな余裕はそもそも無かったみたいで、それが今のバタつきに繋がっています。申し訳ないです。もちろん、先の喋った内容は、本物の雑談では無くて、眼鏡を含めた物や考えの話です。

店内の椅子等の配置を少し変えました。パーソナルスペースが広く確保出来るようになっています。お待たせする場合は、遠慮せず、座ってお待ち下さい。

ガラス枠入れ
ヴィンテージのメガネ

18.06.29

お持ち込み品。神戸から。ガラスの度付きで枠入れしました。もちろん、ノンコートのクリアです。

左右のレンズの形が著しく異なるので、形の良い左を反転させて右にも使用して整えております。円自体の非対称さは、その時代の味ということで。

温めるとレンズが枠で回転するくらいの、ギリギリのサイズ感を狙いました。リムが切れることは無いと思います。一応持ち込んで頂いた際に、リム切れの可能性があることはお伝えします。必ず熱と力を加えて入れますから、切れることも無きにしもあらずです。その辺りは、加工やそれ以前のレンズ選定の段階で相当注意して対処しているとは思います。

綺麗に仕上がって何より。

 

再通知(明日の水曜日)
営業案内

18.06.26

明日6/27(水)は、休みます。仕入れに行きます。収穫なかったらごめんなさい。

予告(次の土曜日)
営業案内

18.06.26

6月30日、次の土曜日ですが、15時オープンにします。検眼の予告がありました。

すでに注文をしていただいた方で、この時間帯の受け取りは可能です。新規の接客が出来ません。ご容赦ください。

レストア
ヴィンテージのメガネ

18.06.23

在庫品のネジ抜き案件。蝶番に緑青が浮いており、ネジを外す際に中で折れていた物を修理。ようやくストックに収まりました。

磨いてみて、想像以上の綺麗さでした。70年代の品です。

女性用かなとも思っていましたが、割と厳ついです。男でも良いかもしれません。

高島屋の金時計付近のグッチの広告を毎日見るのですが、個人的にはその感じで掛けたい気はしています。柄のニットに紺のジャケット着て、ラッパのデニムにローファーでコレのような。コスプレでも何でも良いです、そんな感じの格好がしたいなと、この眼鏡を見て思いました。

 

運良く、受け継いだ秘伝のネジ袋から、ぴったりのネジも見つかっています。

思い出に
ヴィンテージのメガネ

18.06.23

売れると思っていなかったので、気を抜いていました。とりあえず鼻盛り。鼻盛りと言いますか、頬に当たらないように鼻すじと頬っぺたのキワくらいにパッドが当たるようにして、顔とメガネに隙間が出来るように施しました。

もう少し飾っておきたい気もありましたが、使って下さるなら、それが一番良いですから。非常に美しい、素晴らしいメガネでした。

金曜日は15時ごろ開店します
営業案内

18.06.20

22日の金曜日は15時ごろ開店します。遠方より、来店予告頂きました。その方を優先させていただきます。

また、来週水曜日、27日は臨時休業の予定です。仕入れに行きます。メガネの倉庫という訳ではありません。収穫があるかどうかは未定です。また直前にブログにてご連絡致します。

オプトメトリー
メガネのはなし

18.06.20

以前にも紹介した本。買って満足するに留まっていましたので、今日ようやく読みました。

この前の「名眼50年のあゆみ」や、キクチメガネ2代目社長の追悼集「風雪70年 森文雄 追悼集」から、ようやく小川守三さんが、日本人初のオプトメトリーであることが理解できました。アメリカでオプトメトリストの資格を取ったのち、日本に戻ったタイミングで開業しています。それが1923年のことです。内務省衛生局長の紹介を得て、当時の眼科の諸大家を歴訪しているそうです。認定眼鏡士が未だに国家資格にならない現代を鑑みますと、視力矯正が国家プロジェクトだったということで、羨ましい限りです。

当初は、眼病は眼科医で屈折矯正はオプトメトリストに振り分ける目論見があったようです。眼科という大分類の中に、眼病専門の眼科医と、屈折矯正専門のオプトメトリストという中分類があるというイメージです。あくまでも、前提としてどちらも医者であるべきという考えでしょう。それが、現代の眼科とメガネ屋という構造になったのは、処方はメガネという形であり、最後は物が重要だからだと考えられます。

個人的に面白いと感じた箇所としては、写真のページです。昭和40年(1965年)の回想文でして、眼位異常を矯正した記述があります。おそらく、上下斜位(本文中では潜伏斜視)にもアプローチを掛けていることから、プリズムの処方をしたと考えられます。矯正に関して、現代と遜色ない理論が整っていたことが伺えます。

_170831bk

pageTopLink