リム切れ補修
修理とメンテ

18.01.08

すでに、くっ付けた後です。右レンズ、ブリッジとの繋ぎ目部分からリム切れしました。私のところで買って頂いて、2年もしないくらいです。

全体のくすみも取りました。まだいけそうです。良かったです。

レンズの縁に汚れが溜まっていたので、古い物であることは確かですが、それでちょっと早めにガタが来たなという感じです。リムも細いですからね。普段この辺りを販売しないのは、こういうところも理由です。やっぱり、メガネとの付き合い方がちょっと繊細です。

接合と、薬研の溝彫りをしてレンズの噛み合わせを良くしました。また、ガラスレンズをやめて、プラスチックレンズにし、レンズがフレームで回らないギリギリのサイズを狙いました。これくらいのレンズサイズであれば、フレーム温めずレンズを入れる事が出来ますし、内側からフレームを圧迫しないので、少しは長生きするかと思います。強く押したら、抜けなくは無いですが…。

消費が、エコからエシカル(倫理的)に進化している的なことを、たまに聞きます。確かに、ある一定の値段を超えるものを見に行くと、

「一生モノ」

というワードが出てきます。以前から使われてきた接客ワードではあります。今後はそのカテゴリーの物を大量に消費しないという宣言と暗にくっ付いており、罪悪感を薄めて消費を促している感じがします。

それが巧いかどうかは興味が無いです。気になるのは、一生かどうかは、それに値する物かどうか、および一生付き合う関係を築けるかどうかの、2つまたはそれ以上の要素が重要であるということです。直してくれるところがあるかどうか、それもありますね。おそらく他にも。つまり様々な箇所に、覚悟みたいなものが問われる訳でして、価格だけでは無い気がします。価格が高いと、しっかりしている場合が多いですけどね。

14時オープンにします
営業案内

18.01.08

本日、14時オープンに変更します。おかげさまで、作業がたまりました。一旦綺麗にします。宜しくお願い致します。

映画
雑記

18.01.07

ちょっと前に、東京物語がテレビでやっていました。小津安二郎の映画です。

内容云々に関しては、映画に通じている方にお任せするとして、エンディングについて書き留めておきます。

笠智衆と原節子の二人のシーンで、時計が手渡されるところがあります。多分、時計がなくても、ある程度それまでの会話から感動的な一幕になるのでしょう。ですが、それがある事で、より一層血の繋がりを越えた、強固な心の繋がりが垣間見えた気がしました。

ただただそれに感動したという話です。加えて、メガネもそのような受け継がれていくものとしての認識が、徐々に拡がると良いなと感じました。

別作
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.01.06

写真上段:通常品

写真下:特注別作品

SPMのメガネです。レンズサイズは38ミリ同じです。ブリッジの幅と取り付け位置を特注しました。

男性ですが、目と目の距離PDが58ミリ、側頭幅145ミリです。ジャストサイズでメガネを掛けようとしますと、量販品では、なかなか見つけ出すのが難しい方です。

また鼻が高く、通常仕様だとメガネの位置が真ん中より上になってしまいます。これに関しては、様々なアプローチがあります。例えば、メガネを下げ気味に掛けさせるというのが、すぐに思い浮かびます。

今回は、度無しでガラスのフラットを積むことになりました。ただ、実際は正視か遠視性倒乱視気味の方です。30歳過ぎくらいから、仕事内容に依りますが、手元用のプラス度数の度が入ったメガネがあったほうが楽になる方です。

特にプラス度数は慣れにくさがネックです。軽減させるには、メガネを正しく頭部に固定することが鍵になります。将来的に度数の処方をすると考えますと、正しい位置、正しい頂間距離、正しい前傾角でメガネを掛けることに慣れて欲しいという思いもありまして、ブリッジを狭めるついでに、取り付け位置を上げております。掛けると、目とレンズの後面の距離である頂間距離は変わらず、メガネの掛けた位置は下がります。

物として、仕上がりはハイブリッジ風な一山のメガネになりました。それが美しい美しくないという観点も、もちろんあると思います。ただ今回は、掛けたときの顔に対してのバランスの良さと、メガネとして光学機能が、今後必要なときに正しく発揮出来るように、その2点を重視したという感じです。

 

今さら
営業案内

18.01.05

もうすぐ移転して4ヶ月くらい経ちますが、お客さんに指摘して頂いて、今日ようやく気づきました。スマホでこのサイトを見ると、営業時間と定休が出ないですね。

“お店について”の、カテゴリーに記載しました。12時〜20時まで、木曜日定休です。自分でもびっくりしました。強気な店って言う訳では無いです。普通のメガネ屋です。すみません、ただただサイトから漏れていました。なるほど、電話での営業時間のお問い合わせが多かったのは、そういう事ですね。色々、納得しました。

そんな中、来ていただいた方々、誠にありがとうございます。そして、ひょっとして木曜日に来て頂いた方、大変申し訳無かったです。

本日の営業時間
営業案内

18.01.02

18時ごろに閉めます。

 

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。店に着いて、ポストを見て早速嬉しい気分になりました。ありがとうございました。

今年は、お店として特に大きな動きは無さそうです。昨年の移転が、人生の一大事過ぎて、今年に起こりうるであろう全てが小さく思えます。大人しく、平常運転を続けます。銀無垢は、昨年の倍は作りたいですね。

とりあえず、イタリアから商品が入るかもしれません。基本は、日本の古いメガネを漁っています。それは、古着とかファッションの領域の古物商のスタンダードが海外からの仕入れという、その暗黙の基準に反発してみたいというのが理由の1つです。自分が頑張ると、日本の古い眼鏡屋さんにも潤いが行き渡るような循環が、やっぱりお世話になっている業界に対しての、望ましい姿勢かなと何となく思うからです。

とか言いつつ、折角の縁がありましたので海外から久々に仕入れてみようと試みています。ですが、私の絶望的な英語力で取引がボツになったらごめんなさい。モタモタし過ぎています。

ありがとうございました
雑記

17.12.30

無事に、2017年の営業が終わりました。ありがとうございました。

店でこれを書いておりますが、未だ、自分で店を持ったという実感が湧かないでいます。持ったという、所有の実感がないです。それか、店という感覚が薄いのかもしれません。それはブルバキという店名に込めた、“私の消去”が達成されつつあるということだと思います。

2年前には、想像も出来ませんでした。そのときはメガネから離れるべきかどうか、毎日考えていました。引き返すなら、始める前の今しか無いな、どうしようかな、と常に考えていました。けれども、結局は自分で始めることを選び、今にいたっています。あのとき、なぜメガネを諦めなかったのか、尚且つ一人でやることを選択したのか、あんまり理由は覚えておりません。

同調していただいた皆様、ありがとうございました。よいお年を。来年も、現状維持くらいで頑張ります。

2日から開けます
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17.12.30

年明けは2日から開けます。閉店時間は早める予定です。

本日の営業時間
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17.12.29

もちろんお客さん次第ですが、早ければ18時ごろに閉めます。明日も同様です。

バランス
雑記

17.12.29

昨日の定休日に、スターウォーズを見に行きました。エピソード7を観ていない状態でしたが、それなりに楽しめました。むしろ、見ない方が良かったかもしれないですね。登場人物の謎を、謎のまま詮索せずに見れました。終始頭の中は、「7で紹介あったのかな?どうかな?わかんないけど、とりあえず悪者ね」的な感じでした。

内容ではなくて、中盤について。バランスという言葉がキーになっていますが、やっぱハーモニーじゃ無いんだなと、内容そっちのけで考えていました。あんまり書くと内容に触れますから、やめておきます。

バランスは“取る”と、調和は“もたらされる”とよく表現されていますし、この違いについては度々考えますが、スターウォーズのお陰でさらに深まった気がします。

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