すでに、くっ付けた後です。右レンズ、ブリッジとの繋ぎ目部分からリム切れしました。私のところで買って頂いて、2年もしないくらいです。
全体のくすみも取りました。まだいけそうです。良かったです。
レンズの縁に汚れが溜まっていたので、古い物であることは確かですが、それでちょっと早めにガタが来たなという感じです。リムも細いですからね。普段この辺りを販売しないのは、こういうところも理由です。やっぱり、メガネとの付き合い方がちょっと繊細です。
接合と、薬研の溝彫りをしてレンズの噛み合わせを良くしました。また、ガラスレンズをやめて、プラスチックレンズにし、レンズがフレームで回らないギリギリのサイズを狙いました。これくらいのレンズサイズであれば、フレーム温めずレンズを入れる事が出来ますし、内側からフレームを圧迫しないので、少しは長生きするかと思います。強く押したら、抜けなくは無いですが…。
消費が、エコからエシカル(倫理的)に進化している的なことを、たまに聞きます。確かに、ある一定の値段を超えるものを見に行くと、
「一生モノ」
というワードが出てきます。以前から使われてきた接客ワードではあります。今後はそのカテゴリーの物を大量に消費しないという宣言と暗にくっ付いており、罪悪感を薄めて消費を促している感じがします。
それが巧いかどうかは興味が無いです。気になるのは、一生かどうかは、それに値する物かどうか、および一生付き合う関係を築けるかどうかの、2つまたはそれ以上の要素が重要であるということです。直してくれるところがあるかどうか、それもありますね。おそらく他にも。つまり様々な箇所に、覚悟みたいなものが問われる訳でして、価格だけでは無い気がします。価格が高いと、しっかりしている場合が多いですけどね。