サーモントを突き詰めると
ヴィンテージのメガネ

17.10.23

眉と先セルが鼈甲で、フレームはK18です。サーモントを突き詰めたマックスはこうなります。これは、セカンドハンド品です。

鼻パッドの芯までK18です。どんな格好でも、例え古着や軍モノ着ていても上品に見せることが出来ますから、やはり素材が本物中の本物というのは良いもんですね。

鼈甲はもちろん消耗品ですから、セカンドハンド品でそれなりの値段で一回使ってみる、鼈甲と試しに関わってみるというのが、金銭的にはまだ現実的だと思います。

縞模様の出方、軽さ、硬さ、透明感と柄の奥行き、それとヤスリ入れた時の粉の匂いが懐かしいです。私自身も一回、白甲の先セルを新品で使っていました。久々に、トロッとした鼈甲の独特な光沢をみました。実物見ますと無機物にはない良さがあって、やはりグラっと揺らぎます。美しいです。

 

 

お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ

17.10.22

曲線が美しいです。60年代の家具みたいですね。BR15%のオールカラーを入れて正解でした。女性のお客さんなので、コーティングの美観ではなく、汚れの付きにくさ落ちやすさを重視しました。鼻盛りしましたが、どうしてもまつ毛がかすめることがありますからね。光学的にも、そこまで頂間距離(目とレンズの距離)を出したくないので。

とりあえず、そろそろ閉じます。

閲覧用
雑記

17.10.22

メガネの資料を久々に追加しました。

「建築写真文庫116 時計・貴金属・眼鏡店 彰国社 1960年」

2年以上、名古屋の古本屋で見つけられないかなと探しておりましたが、諦めてネットで買ってしまいました。

1960年ごろの眼鏡屋の様子が垣間見えます。また、商売の分析とその商売にあった配置や照明プランを仮説として載せていたり、図鑑のようであり、はたまたビジネス書でもあるような不思議な本です。そして、装丁がカッコいい。

今回、この本で店の内装以外に驚いたポイントは、店内の物量です。60年代も、結構在庫あるんですね。70年以降は大量生産の時代だから見劣りするとか、ヴィンテージの多くのカテゴリーで60年代以前を本物と見做す傾向が何となくある気がします。

それぞれに数だけでは無い、魅力がもっとあるはずということでしょう。

開いてます
営業案内

17.10.22

開いてますけど、18時頃には早めに閉めるかもしれません。雨次第ですね。

何卒ご容赦ください。それでは本日もお待ちしております。

様式
雑記

17.10.21

様式について。

観葉植物があります。開店祝いで頂いたので、何とか1ヶ月を迎えたくらいです。

わたしは、朝顔を毎年育てるくらいで、観葉植物は未知です。観葉植物とかの水やり、適度にとか、1ヶ月に一回程度とか、曖昧なほど難しいです。サボテンも、不安に駆られて水をあげ過ぎ、腐らしたことが度々。

植物は言葉が返ってこないから難しいですが、対人でそんなこと言っていたらモテないですからね。商売の練習と思って、葉っぱをなでなでしながら、察する練習をしております。店内は、綺麗にしたとしてもホコリっぽい古い物が多いので、確かに緑の水っぽさは清潔でいい感じです。

頂いてすぐ、9月の異常に暑かった日に、不注意で日光を当て過ぎて葉焼けを起こしてしまいました。瀕死気味でしたが、やはり葉っぱをなでなでしながら水のタイミングを計り、なんとか持ちこたえました。

葉っぱの水々しさはある程度回復したのですが、シャキッと感が足りないので、これが肥料が足りない合図なのかと思い、肥料を買うことに。新栄だと近くにホームセンターが無いので、帰りの道中で買うことにしました。

流行りのライフスタイル提案型ショップなら、高くてもオシャレでストロングな海外の肥料が置いてあるだろうと、ボンヤリ思っていました。そこが甘かったですね。肥料は無いんですね。器とか道具は一杯あるのは何となく知っていましたが。

眼鏡屋において、いまの肥料に当たる物は、何が相当するのか考えさせられました。そういう自分も、足りない部分ありますからね。そうは言ってもどこまでが守備範囲か?という観点もあります。

ただ、スタイルとか様式というからには、必ずそれらを醸成するために時間を掛けてあげないといけない訳です。安心して時間をかけることが出来るように、不安となるものは取り除かないといかんですね。

本日の戦利品
雑記

17.10.18

本日は、ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。おかげさまで、お世話になった人同士が、良い感じに繋がりそうです。

そして、骨董市で寄り道していました。すみません。

そのなかの一つ。陶器製のコンセントプラグ。かわいいので買ってみました。絶縁体が、陶器くらいしかなかったんでしょう。

どうしようも無い感じに汚かったです。ネジがサビ、テープが固着しておりましたが、メガネを直す要領で手を施しまして、まあまあ回復しました。

メガネも、例えデッドストックであろうと漏れずに当てはまるのは、時間を掛けてあげれば、その分だけやっぱり良くなるということです。そのリターンが嬉しいですね。古い物が好きな理由の一つです。

本日15時から開店します。
営業案内

17.10.18

ご迷惑をおかけします。本日は15時から開店します。仕入れの打ち合わせで、ちょっと外します。何卒ご容赦くださいませ。

修理品
修理とメンテ

17.10.16

修理完了です。型直し、歪み直しで済んでいますから、大事には至っていませんでしたが、それなりに時間かかりました。

コマ自体も曲がっています。それもあって稼動部のピンが閉じ切っていませんでした。こういうブロックパーツは、力を込めて曲げると、急にもげたりしますから気をつけなくてはいけないです。

金張りの剥がれもなく、それなりに良い状態だと思います。

スペースエイジ感
ヴィンテージのメガネ

17.10.15

ドイツフレーム。堅牢さ抑えめな、綺麗なフレームです。黒もあって、それも中々重厚感抑えめで良いです。

ツーブリッジ
ヴィンテージのメガネ

17.10.15

ツーブリッジのメガネ。70年代の日本です。サンプラチナ製。

ほぼほぼ、ローデンのトロの形です。そのなんちゃって感がまた良いです。

レンズサイズ52ミリの鼻幅15ミリなので、日本人の男なら過剰に大ぶりにもならず、かと言って窮屈にもならず良いサイズ感だと思います。

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