999.9のお持ち込み。先セルの欠けが発生しております。
さすがにこの場合は、付け足すことが難しいので、長い方をカットして、お互いの形状を揃える措置を施しました。

取り敢えず、ゲジゲジ部分も滑らかになりましたし、しばらく使ってもらえるようになったと思います。
17.10.03
999.9のお持ち込み。先セルの欠けが発生しております。
さすがにこの場合は、付け足すことが難しいので、長い方をカットして、お互いの形状を揃える措置を施しました。

取り敢えず、ゲジゲジ部分も滑らかになりましたし、しばらく使ってもらえるようになったと思います。
17.10.03
目のポスターを貼りました。
おそらく、今までの私の目の説明の70パーセントくらいは、
「(こいつ、意味不明だわ…)」
と、なっていたと思います。図が無かったのでしょうがないな、と思いながらいつも話していました。折角来てもらったので、30パーセントだけでも持って帰ってもらえればという思いです。
このポスターのおかげで、60パーセントくらいが意味不明になると思います。10パーセントくらいは、明瞭になるでしょう。
ですから、これからもわかりやすく説明するためにはどうしたら良いか、自助努力を怠らないようにします。
17.10.02
金城学院大学の広告が良かったです。色覚についてのやつです。地下鉄でお越しの際は、是非中吊り広告を見てみてください。
色覚もそうですし、味覚とか他もそうなんですが、同じ世界を共有できているかどうか、そもそもそんなものがあるのか、かなり疑わしくなってきます。
クオリア云々ではなくても、例えば乱視の未矯正で色が薄く見えてしまっていることは、それなりにあるケースです。気がつかなければ、その人にとっての世界は、他の人に比べて薄いままです。
でもそれは、そんなに悲観的なことでもなく、むしろ何気なく行われる共感とか同じイメージを共有するということが、結構すごいことなんだなと感じられるので、それなりに良いことでもあると思います。
17.10.01
鼻盛りのお持ち込みです。復刻のタート、ブライアンです。鼻幅を22ミリから18ミリ程度に詰めました。仕上げの磨き前の写真です。これから乾燥させて、明日以降に仕上げていきます。
レンズサイズ46ミリ、鼻幅22ミリです。FPD68ミリなので、目ん玉に対してワンサイズアップくらいです。窮屈な感じもなく、程よいです。
日本人男の鼻幅の平均は、だいたい18ミリなので、目に着目したサイズ感はバッチリだとしても、鼻幅に着目したサイズ感は開き過ぎといったところでしょうか。販売しているお店はどうしてるんでしょうかね。その辺フォローしているといいですけどね。そうしないと、ただ高いだけになってしまいますから。
鼻盛りして土台を作ることも大事ですが、当然フロントも小さいので側頭幅はちゃんと開いてあげないと、ツルツル下がります。結構フィッティングの難度は高めです。
あとは、ガラスのノンコートのレンズを入れれば、ほぼ当時の風合いを出せると思います。
17.09.30
完成です。ガラスのレンズを搭載しても良かったのですが、掛けられる方が、初眼鏡であるということもあり、プラレンズにしました。ただし、コーティングはもちろん通常のマルチを避けて、反射光が白になるようにしています。クラシックさを追求しました。
これくらい、フレームにパンチがありますと、敷物にも負けないですね。ストレートテンプルは、物としてはカッコいいですが、やはり構造上の難点があります。それをカバーするために、プラレンズを選定したのもあります。
17.09.30
枠入れ完了です。
サングラスはいつまで掛けるか?と、たまに聞かれます。私は年中ですね。冬も色付きの物をかけます。
眺めていると、フレームに対して最適な色味と色の濃さみたいな要素が見えてきますので、色のレンズをはめ込んでいきます。70年代のオプチルの枠は、やはり濃い色のレンズが似合います。レンズがクリアだと間抜けに見えるフレームも、色を入れると見違えます。
17.09.29
テーブルクロス的な物を頂きました。打敷屋さんからです。70年代80年代のポップな感じの中に、急に荘厳さがきました。最高です。
改めて、凄いものは大きさに関係なく全てを引っ張りますね。大きさは50×50センチくらいの面積ですが、完全にこの一枚が空間を全て引っ張っています。それくらい強度があります。
この柄とか煌びやかさもあるのでしょうが、それよりも、職人さんが作ったものの威力みたいなものでしょうか?物から出る圧が違いますね。
メガネもそういうものでしたら、メガネが全体を牽引するはずです。シンプルでメガネとしてベーシックであろうと、そのメガネの圧が強すぎて、全体の均整が崩れるはずです。そこが良くて、そっからまた積み上げることが再開します。その時に、ようやく調和が見え始めるのではないでしょうか。
17.09.29
店内で用いているディスプレイ。今回は店頭ではなく、お客さんの注文分です。
部屋にメガネを飾りたいという欲求が出始めたということは、メガネが単なる道具では無くなったサインです。この一歩は相当嬉しいですね。
17.09.27
生きているかどうかの様子見の来店が続き、滞っていたので連発します。心配していただき、ありがとうございました。
この前のフレームを、ようやくレストアしました。磨きと、デモレンズをはめ込んで型直ししております。

透かすと分かりますが、茶色よりもワインに近い色味です。50ミリの大きめのラウンド。フランス製。
女の子が着用したらいい感じだと思います。男は、もう少し小さいレンズの方が良さそうです。
17.09.27

おそらく、以前も紹介したはずです。50年代の日本のフレームです。
アメリカンヴィンテージを踏襲したデザインと、金色のリベットが上品です。あとは、ストレートテンプルの迫力と美しさですかね見所は。
あくまでも、物には相応の値段があるのでは?というような考えなので、希少さを強調して、強気な値段つけることも出来ず、かと言って一律で他と同じような値段をつけて販売する気にもなれず。日本の物で、この辺りのメガネは見たことが無かったので、自分もなかなか手放す気も湧かず。半年くらい悩んでいましたが、遂に旅立ちです。
なんだかんだ、良いところに収まったなと、そんな気分です。そうなってしまうと不思議なもので、早く渡したいと、既に心が切り替わってしまっています。