シンプルが好きって宣言することは、よくよく考えますと難度高めなことですね。シンプルが好きと宣言し、実行したいところですが、結局ほどほどにデコラティブでデザイナーの意図が表面に出ちゃっているものの方に、毎回落ち着きます。
なんといいますか、出ちゃっているそちらの方が、自己の感覚がそこに継ぎ足されるイメージがあります。シンプルな物を土台に、自分で0から積み上げていけるほど、自身は研ぎ澄まされていないんでしょうね。コスプレという揶揄は、まさにその通りでしょう。
ヴィンテージの他に、無垢のフレームを販売しています。無垢のフレームを眺めていまして、そんなことを考えておりました。ただ、無垢のフレームは例え彫金が施していなくても、シンプルだから良いなあ、と感じたことは今の今まで無かったです。それよりも表面の滑らかさと光沢の美しさにぐらっときていまして、それが僕にとってはデコラティブだったんかなと思います。
デコラティブじゃなくて、装飾的と書けばよかったですね。カッコつけすぎました。