アセテートでもセルロイドでも、時間とともに縮みが起こります。デッドストックでも縮みます。
シューティングの芯が金属素材なので、中だけが突き出した感じになってしまいます。
わかりにくいですが、0.3ミリくらい芯が飛び出しております。その為、開きが狭くなることがあります。
削り後です。横から見たときの隙間で比べるとわかりやすいです。
(下に見える白っぽい筋が隙間です。テーブルの銀が見えております。)
削る前、蝶番が閉じ切らずに隙間があります。
削り後。ピタッと蝶番の隙間が埋まりました。
上から比べると、開きの差がわかります。
日本人の平均からいって、開かないと試着すら出来ないな、という狭すぎるときはあらかじめ開きをします。
いずれにしましても、フィッティングの際は開きます。もちろん、熱でプラスチックを曲げるわけですが、それで開きが足りないときの話です。逆反りさせて掛けさせる方法もありますが、見栄えが良く無いので削って開いております。
フィッティングだけでも是非お越しください。ヴィンテージの60年代以前ですと、とりあえず開かないと、どうしようも無いでしょうね。レンズが小さいので、フロントで稼げる横幅が少ない為です。