前回のブログの裏面UVカットのレンズについて。反射光が白に近いと書きましたが、違いました。
結局、加工中にレンズが軸ズレしないように特殊コーティングがさらにかけてあって、それが反射光を白く見せていました。加工後にそのコーティングを拭き取ると、結局緑の反射光でした。
なので、UVカット特化するときのみ使っていこうかなと思います。
16.12.29
前回のブログの裏面UVカットのレンズについて。反射光が白に近いと書きましたが、違いました。
結局、加工中にレンズが軸ズレしないように特殊コーティングがさらにかけてあって、それが反射光を白く見せていました。加工後にそのコーティングを拭き取ると、結局緑の反射光でした。
なので、UVカット特化するときのみ使っていこうかなと思います。
16.12.26
27日…定休日
28日…年内最後の営業
29日〜1月3日…お休み(アナログさんも)
1月4日…営業(アナログさん新年イベント)
ご挨拶的なものは、また後ほど書きます。この一年は、想いが沢山あり過ぎますので別添えにします。
16.12.26
お客さんから聞かれまして。裏面UVカットについてです。レンズ前面によるUVの吸収のみではなくて、裏面に入射した光に含まれるUVも、裏面で吸収するレンズ(コーティング)です。
レンズとしては、2年くらい前に発売されたと記憶しております。お客さんから訊ねられるということは、ようやく認知されてきたということでしょう。
積極的にやらなかった理由は、前回のライフゲームのブログに近い理由です。吸収し過ぎるのは、あまりにも人工的な環境ではなかろうかと。
価格的にも落ち着いてきましたので、改めて考察してみるいい機会ですね。とりあえず取寄せてみました。
⑴写真向かって左は、ホヤ独自のキズ防止+反射光が白っぽい特殊コーティング
⑵真ん中は通常のマルチコーティング
⑶右は今回のお題の裏面UVコーティング
可視光付近の波長も若干吸収しているからでしょうか?ブルーイングしていても⑶のレンズは若干⑵に比べて黄色いですね。ですが、比較してようやく気づくレベルかもしれません。
(重ねるとわかります。向かって左の⑴が一番黄色いですね。真ん中に比べて、右の⑶が若干黄色いのが確認出来ます。)
それよりも⑴と⑶の“反射光がほぼ同じ色”、白色であることに興味が湧きます。
メガネ全体のクラシックな雰囲気が増すように、⑴の選択肢を用意していましたが、⑶もありだなという感じです。ただ、クリアでは無くてカラーを乗せた際に、⑶がどのような反射光になるのかは読めないですね。
結局、裏面UVの是非というよりも、マルチより白色に近い反射光なので個人的に良いと感じました。目ん玉に紫外線が入ると、メラニンを分泌する指令が脳から出るという実験結果もありますので、女性を中心に提案してみようかなという感じです。⑴と⑶については耐キズ効果もありますので、見た目+効果で選んで下さると嬉しいですね。半年くらい使用している⑴のレンズを見ると、割と雑な扱いでも小キズが無いのでオススメです。
16.12.22
本日、お客さんにサンプラチナのメガネをお渡ししました。
人がかけると欲しくなりますね。正直、サンプラチナの透明感には惹かれておりましたが、貴金属ではないという一点に於いて、気分が乗っていませんでした。それは、メガネが次世代に渡されていくということを想像した際に、素材そのものにも価値がないと遺されていかないのでは?と考えていたからです。
ですが、今回久々にまとまった本数を見て、サンプラチナだけでも20本ほどでしたが、相当心に響きました。ゆくゆくは銀と並列するかもしれません。銀のセカンドラインという認識をしていたのが間違いでした。
お客さんには彫金無しの物をお渡ししましたが、黄色味のない透き通った白の光沢は、なんとも言えない妖艶さでした。銀はちょっと黄色いです。
何社か、アセテートに対してのセルロイドのように、メタルフレームの場合は、チタンに対してのサンプラチナを作り始めています。レトロな素材ということで。ただ、サンプラチナなのにも関わらず柔らかいということは、サンプラチナにさらに何かを混ぜているのでしょうね。元は銀歯の素材なので硬いです。サンプラチナ自身も合金ですが、さらに混ぜているか、鍛える処理が甘いのか。詳細は掴めていませんが、柔らかいのと、あとはパッと見て光沢が鈍いので、今回お越し下さって見てくれた方は、他と見比べてみると面白いと思います。
美しさは、もはや時代錯誤なのでしょうかね。そうなのかもしれませんが、圧倒的に美しければ、それでもいいやと思えてしまいます。
個人的に、カッコいいかわいいは、陶酔する感覚があまりありません。美しいには陶酔する感覚があります。西田幾多郎の主客未分というやつです。おそらく。だから大事にしたいと考えております。
16.12.22
金銀APC、サンプラチナのメガネを見てくださった方、ありがとうございました。ひょっとしたら年明け1月中頃に、もう一回見て頂ける機会が作れるかもしれません。お楽しみに。その次は、ちょっと期間が空きそうです。
16.12.22
またまた、世界で一番美しい元素図鑑から。
銀の面白さは、くすんで味が出るだけではありません。意外なことに、全金属中で一番の光の反射率なのも見どころです。
大気中の硫黄にも反応して黒ずんできますので、光の輝きは永遠ではありませんが、一瞬しか維持できない最大の輝きというのは儚く魅力的です。
16.12.21
例えば、違う人と中身が入れ替わったとして。前のブログで多分書きましたが、記憶の在り処は問わず、ちゃんと記憶とか意識が連続していたと仮定して。話を続けます。
昨日の話を持ち出せば、表象がお互いに違うとか(脳の中の映像)がありえますので、入れ替わったと感じるのではなく、夢の中だと認識して気づかないままの可能性はありますね。見える世界が違いすぎて、現実と判断出来ないことも考えられますね。そもそも他人と入れ替わる訳がないというツッコミは無しです。
実際、色覚は人それぞれ千差万別であり、ポジとネガくらいの極端な反転は無くとも、ある色を感じる?感じない?の差はあります。細かく調べると、全く同じ色の感じ方の人はいないようです。
ここまで来ますと、逆に悲観的ではないと思います。各人の世界の認識は、ちょっとずつ異なる可能性があるのにも関わらず、違う人同士が共感が出来るということの不思議さが際立つと感じます。
16.12.20
例えばの話ですし、私の検眼のイメージです。
チョコが好きな人が目の前にいます。その人はトマトが嫌いです。そして、私はチョコが嫌いで、トマトが好きだとします。
この2人がチョコとトマトについて話合えば、好き嫌いの一致はしませんが、会話はちゃんと成立します。
ここで、このように思考実験をします。ひょっとして、人間が嫌いと判断する味覚は共通しており、私にとってのチョコの味が、相手にはトマトの味と認識しているのでは無いかと。
検眼はこの例に似ていると、私は思います。輪っかがどの方向に開いているかを聞くことは、あくまで手段であって、その手段を用いて相手の表象が、脳の中の映像がどうなっているのか想いを馳せる行為だと捉えております。
先ほどの例ですと、味がお互いでテレコになっていること(検眼で言えば相手の映像を垣間見る)は、認識出来ないです。だからこそ、検者と被験者の歩み寄りが生まれ、検眼にはやり甲斐と面白さが生じると思っております。
16.12.18
本日まで、金・銀・サンプラチナのフレームが沢山並べてあります。明日以降は、オリジナルの銀のメガネのみの販売に戻ります。次回のメーカーさん在庫の披露は未定です。
ぜひ、美しいフレームを見て頂きたいですね。お待ちしております。
16.12.14
APCと書きましてもアーペーセーのことではなくて、素材の方を書こうと思います。エーピーシーと呼びます。
Ag(銀)とPd(パラジウム)とCu(銅)の合金です。2:2:1の割合です。パラジウムはプラチナ系の貴金属です。ちょっとお高めの合金です。
今回はAPCのメガネもあります。変色せず、プラチナに近い透き通った白色の反射をします。硬くてフィッティングしやすいですが、手での彫金は硬すぎるが故に出来ません。型での彫金模様は入れれます。綺麗な光沢が続きます。女性にオススメです。
サンプラチナのメガネと見比べてもらえれば嬉しいですね。