ドイツのヴィンテージメガネが入荷しました。写真は、マルヴィッツのサーモントフレームです。
サーモントやブローのレストアは、中々大変です。眉部分を外しての磨きとなります。また、眉の生地が縮むので、一旦ネジを外して分解した際に、フロントのネジ穴の位置と眉の部分にある穴の位置が合わなくなります。ですから、多くの場合は、眉の方の穴をドリルで広げて、ネジが通るようにします。1本あたり、1時間くらいはなんだかんだメンテで時間かかります。
写真は、眉を外した画像です。透けて見えることを考慮して、智の部分にプレスで彫金入っています。凝ってますね。また70年代ドイツフレームあるあるの、ノミネジです。レンズを止めるネジが外れないように、横からノミネジと呼ばれる小さいネジを通しております。凄いです。
知れば知るほど、ガッカリするポイントがないと言いますか、むしろメガネの深みにハマりそうになる、良いメガネですね。