カテゴリー:修理とメンテ

オールチタンの鼻パッドに交換できます
修理とメンテ

16.10.03

鼻パッドも交換できます。オールチタンのソリッドの鼻パッドもありますよ。もの凄くカッコいいです。比較するとよく分かります。

メガネは、70年代のフランスの金張り(14ホワイト)のメガネです。この年代は、メタルフレームの形が多様です。現行ですと、クラシックなメタルフレームのイメージは、ラウンドかオーバルかボストンの3種がイメージとして湧くのでしょうね。そうではない、ちょっとした変化球ですが、大きく今の時流から逸れすぎない、程よいさじ加減のいいフレームです。

こういったタイプのメガネは、初メタルフレームの人にはオススメです。丸とかより抜け感が出過ぎず、ちょっと上品な感じにスタイリングを振っても、バッチリ合うと思います。

ヴィンテージも、ちょっと改造するとより一層よくなる時があります。手を掛けて送り出しています。

フルレストア メガネの再メッキ
修理とメンテ

16.09.29

お客さんのメガネです。上の写真は、レストア後です。20年くらい使い続けたオリバーピープルです。おそらく、最近限定モデルと称して、または復刻モデルとして出ているものと同じ型です。ただし、こちらの方がカーキのセルとアンティークゴールドの組み合わせで渋いです。また、クリップオンのレンズカラーが、かなり遊びが効いています。リムがアセテートなので、縮みも無くテンプルとの隙間が生じず、ガタつきもなくて良好です。かなりグッときます。

①セルの磨き

②フレームの再メッキ

③クリップオンのレンズ交換

④先セル交換

⑤クリップオンカバーの交換

をしております。

①に関しては、表面がくすんでいるだけで問題なしです。本当に劣化しているときは、アセテートの場合、ビネガーシンドロームと呼ばれる酸っぱい匂いがします。あとは、水が浮き上がってきます。

②に関して。あまり知られていないかもしれませんが、メガネは再メッキ出来ます。綺麗に出来ます。

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元々は、アンティークゴールドのメッキでしたが、剥がれて銀色の地金が見えております。

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メッキ後。見事に全体が復活しました。

③レンズに関して。今回の紫のカラーは、現行のレンズメーカー共通のカラーパレットに無いモノでした。ただ、これもあまり知られていないかもしれませんが、プラスチックレンズは特注でどんなカラーでも作れます。

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見分けが付かないほど同じように染めています。日本のメーカーは凄いですね。今回はサングラス感を大事にする為、ハードコートにして白の反射光まで再現しました。

④ちょっと前の記事をご参照下さい。

ブログ:先セルの交換

⑤黄ばんでいるので、こちらも交換です。④での写真の黄色の虫みたいなのが交換したシリコンチューブです。

今回もお持ち込みでのご依頼でした。もちろん、大歓迎です。メガネだって、長く使ってあげたら良いですよね。その為には、ある程度直しがきく素材のメガネということになってくると、ちょっと良いメガネということになるのでしょう。あとは、わたしたちメガネ業界人の姿勢も大事になってきますね。修理を試す前から、お断りするケースも多いでしょうから。

オプチルのヴィンテージメガネ
修理とメンテ

16.09.24

茶色のレンズを入れてみました。透明で、メガネとして使っても良いかと思います。オプチルという素材です。70年代に多く使われます。型で作れるようになった、初めての素材です。透明感や発色性がよく、素材も強くて軽いです。独特なツヤツヤ感は、この素材ならではでしょう。男らしいフレームですが、粗野すぎずいいバランスです。ティアドロップまでは冒険できないけど、なんかワイルドなメガネもいいなと感じている方には適していると思います。

ちょっと困ったことに、このフレームは鼻側に隙間があります。カザールとかその他でも見かけたことのあるディテールです。当時流行ったんですかね。

デモレンズがあれば、それを用いてトレースをしてレンズ加工を行います。今回はデモレンズが無いため、型板を使って自分でデモレンズを作ります。

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まずは、フレーム自体の型を直し、歪みを取りさらねばなりません。幸い、オプチルは形状記憶性もあるので、加熱してあげると自然に元の形に戻ります。不思議です。メガネ上部のラインは、真っ直ぐかと思いきや、やや吊り目でした。

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紙でレンズパターンを写し取ります。隙間の部分は想像で繋げます。この瞬間、オリジナルが入ります。基本は滑らかに解析接続です。

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あとは、切り取ってヤスリをかけてすべすべにしたら終わりです。

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良さそうですね。初めの写真は、この右レンズの型板を元にレンズ加工をしたものです。

状態が良くても、こういったひと手間がいることも多々です。送り出すまでに時間はかかりますが、こちらとしてもやり甲斐があります。

お渡しまでの間に行うこと
修理とメンテ

16.09.19

およそ、レンズの発注から1週間でお渡ししております。それは、レンズが特注になると切削やカラー処理、コーティングの蒸着に時間がかかるので、レンズだけでも日数がかかるからです。

その間ブルバキでは、再磨きや、プレフィッティング時の側頭幅に合わせて、腕の開きをヤスリで広げたり、鼻盛りしています。

デザインの良いメガネは掛け心地があまりよろしくないという認識がチラホラあるようですが、基本的には現行のものもヴィンテージも、適切にフィッティングしてあげれば、装用感は改善できます。

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鼻盛り後。さらに腕の開きをヤスリで広げました。たくさん削ると、フロント部分と接するところに段差が出来てしまうので、そのフロントの段差も削り、これからバフで磨きの仕上げをするところです。

手間をかけてお届けしております。お待たせすることになりますが、ご容赦下さいませ。

先セルの交換
修理とメンテ

16.09.15

メガネの耳のところの、特に先っぽのプラスチック部分を、先セルとかモダンとか呼びます。

もちろん交換可能です。全く同じものということでは無いですが、近いモノで交換です。それなりにカラーバリエーションがあります。

修理ご依頼品です。早速磨いてみましたが、さすがに光沢が戻りませんでした。

今回交換する幅が広い先セルの方が、摩擦がより多く発生し、メガネが下がりにくく掛け心地が良くなります。フィッティングの観点から、交換することもあります。

メガネの修理 鼻盛り
修理とメンテ

16.09.12

ビフォアフターです。上が鼻盛り後です。これでずれないです。

基本、ブルバキでは一旦もともとのパーツを切り取って、新しい物を融着させています。

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切り取り後。

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磨いて、フレームの板だけの状態。

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気泡が入らないようにのせて、くっついたらひたすら磨いて終わりです。内側のことなので見えないわけですが、掛けるときにテンションが下がる故、キレイに仕上げることを心がけております。

新旧問わず、鼻盛りは承ります。ご相談ください。

プラスチックメガネの修理方法の研究
修理とメンテ

16.09.09

ヴィンテージのメガネは入荷時に検品しています。その際ダメだった物(今回はリム切れ)を使って、修理の練習やら改善をしております。

いままで、アセテートとセルロイドの接合は

①溶かして継ぐ

②中に芯材を入れて溶かして継ぐ

の2パターンでした。リム(レンズ周辺)の場合は、レンズを嵌め込む際に力がリムと垂直に入るので、②の芯材を入れていました。

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くっつきますが、ちょっとでも力が変に入ると、表面に薄っすら溝が出るのが気になっていました。接合が完全に切れるわけでは無いですが、もっと綺麗に仕上げたいなと。

ということで、上から透明なプラ板を貼り、融着させて表面をコーティングしてみました。

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それをギリギリまで削り落とします。

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バフ磨きをしていない状態です。曲げと捻りに強くなったと思います。軽く押したり捻ったりしましたが、亀裂は生じていません。

ある程度、色々試してみる必要もありそうです。今回はセルロイドで、割と融着していて透明な部分がわからないほどでしたが、アセテートだとまた違う結果かもしれません。なかなか良いくっつきをしているので、手応えは感じていますね。

鼻の調整 ヴィンテージメガネの鼻盛り
修理とメンテ

16.09.04

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鼻盛り出来ます。お持ち込み歓迎です。

上の例は、盛りで鼻幅や高さが足りないため、パッド足をつけたバージョンです。チタンの塊のパッドにしてあげれば、そこまで野暮ったくならず、ヴィンテージのメガネの雰囲気を壊さないと思います。

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もともとはこんな感じでした。

一般に海外のフレームは、初期の鼻幅が広いので、なかなか日本人の鼻幅に合わず、メガネが下がる原因になっている時もありますね。今回は日本のフレームでしたが、縦に長くて頬に当たるので、足の取り付けで解決しました。

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