イギリスから届いたフレームです。刻印無いので、国籍不明です。イギリスから届いたからイギリス産なのか、生地の色や刻印が無いことからフランスと予測するのか。イギリスであれば、NHSの刻印が無い為、それなりなちょっと良いメガネとして販売されていた物であるはずです。ただし、作りの粗雑さやフレームの特徴の無さから、どうもそれもしっくり来ない判定です。レンズサイズ、レンズの縦横比、蝶番の作りから察するに、60年代後半から70年代頭ごろかと思います。
ブリッジ幅24ミリです。目と目の距離がやや開き気味の方には、目とメガネのポジションは適すると思います。瞳孔間距離67ミリ〜69ミリくらいですかね。ただし、このままでは日本人の鼻幅には合いません。つまり、ちゃんと顔に乗りません。
在庫分ですが、時間がありましたので鼻盛りを行なっています。
これで大体20ミリくらいになりました。
かなり粗雑です。日本のフレームではまず出てこない作りですし、それがまた良いこともあります。
AO等々のアメリカ物にあるフロントとテンプルの合わせ方です。板と棒が組み合わさっただけの、工程を省いたまさにシンプルな作りです。
蝶番金具も真っ直ぐ取り付けられておらず、その為、シューティングの芯も均一にセル生地の中に入っていません。
ただ、生地の色味などが組み合わさって、何とも言えない風情があります。