かなり暇です。年末ぶりくらいに、お客さん0の予感がしております。ということで、割と時間の要する作業に徹しています。
先日のドイツ入荷分、ヴィンテージメガネの鼻盛りをしております。オリジナルパーツ云々あると思いますが、掛けられなかったら意味がないですし、初めから日本人には難しいと分かっていて、そのままの状態で販売するのも気が引けます。試着の段階で、掛け心地と掛けた位置がちゃんとしているとイメージがしやすいので、時間が割ければ修正をしております。
そもそも日本向けに、あらかじめフレームに鼻盛り加工がしてあって、品番の最後に‘J’が付いたりすることもあります。そういった事情もあって、あんまり鼻の部分をオリジナルで保つことに価値を感じていないのかもしれません。
まずは、写真の二本から。先日ご紹介したペルソールも含まれております。
取り付け方で非常に迷いましたが、手間がかかる斜めに取り付けました。鼻パッドを斜面に合わせて削りました。頂間距離(レンズと目玉の距離)が出すぎると、折角のゴーグル感が無くなってカッコ悪いですし、鼻幅も狭まり切らないです。時間は要しますが、レスカのときと同様に取り付けました。
続きまして、ドイツのフレームです。鼻幅が24ミリです。瞳孔間距離が68ミリ前後の方(男性平均よりちょっと開き気味)には良いと思いますが、そうしますと日本人は鼻幅が余ります。よって、これも在庫分ながら鼻盛りです。
このフレームは、USS(米軍支給品のメガネ)に形が似ております。それも好きなのですが、さらにこいつは生地の色が綺麗で野暮ったくなり過ぎないので採用しました。他所の店の商品を載せる訳にはいかないので、気になればUSSで検索してみて下さい。