6月末くらいから休んでばっかりでしたが、来月は平常運転出来そうです。ご迷惑をお掛けしました。
今月号が面白そうなので買ってみました。久々のニュートンです。ちょっと前は、コンビニでも見かけましたが現在はどうでしょうね。今回は本屋で買いました。
相変わらず面白いです。特集の「死とは何か」も良いですが、個人的なお目当は「空間は幻かもしれない 〜注目浴びる「ホログラフィー原理」とは?」でした。70ページより抜粋しますと、
「異なる次元をもつ二つの世界でおきた別々の現象が、“同じ”(等価)だとみなせる、という原理です…」
が、ホログラフィー原理の要約です。特に、ホログラムの性質との類似性から命名されており、「次元の低いものから、次元の高いものを再現する」ことが念頭に置かれています。
次元が高い低い、低いと良くなさそうなイメージですが、実際は“決め事の数”くらいなイメージですから、多くても少なくてもそれぞれに良さそうな気がします。決めごとが多い中で成り立っていれば、他者に影響されにくく、自分を律することが出来そうです。決めごとが少なくて成り立っていれば、自由度が高く可塑性があって良さそうです。
他人から見たらどうかは置いておきまして、私の感覚としては、派手なものが好きという感覚も、シンプルな物が好きという感覚もほとんど無いです。あんなメガネ掛けていてよく言うわ、といった感じでしょうが、シンプルだから良い派手だから悪いで判断していないのは確かです。
そんなことを頭の中で転がしていた時に、ホログラフィー原理に出会ったわけです。シンプルと派手は等価かもしれず、だからこそ同じような感情を惹き起こさせるのかもしれません。諸処の条件を無視して無理にでもそう考えてみますと、ある程度の明瞭さは得られます。
先日もお客さんと、シンプルだから無属性で何にでも合うのでは無くて、シンプルだからこそ何にも合わない物があるということを話していました。通常、この手の話は、派手な物に対してなされる事が多いですが、確かにシンプルなものにも当てはまる気がしています。シンプルなのに無難では無いという事象も、きっと何処かにあるのでしょう。