明日は15時から開けます
営業案内

19.04.23

いつも通り、明日は検眼がありますので15時からあけます。

ちなみに飛び込みの検眼が不可ではなくて、予告を頂いたのなら時間を確保しようという、そんな心持ちです。完全予約制にして、今さらプレミアム感も出すのもお互いむず痒そうですし、特に決まっていないです。

ちなみに、27日の土曜日も同じくです。また、5月5日は昼から2件の検眼がありまして、おそらく終わったらそのまま店閉めます。夕方にはゼーゼーになっていると思うので、満足な接客を提供出来ない恐れがある為です。先のことですが、5月15日は同じく予約で休みです。

鳩しか来ない日もありますので、(正確には購入・修理が0件で、受け取りは1件お越し頂いていました)相変わらず低空飛行で暇だったりもするのですが、予め判明しているところだけ、先にご連絡です。

レンズ替えました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

19.04.23

銀無垢とK14ホワイトゴールドのメガネ。度数が変わって、今のところ不具合は無さそうなので作り直しになりました。いつものカザールは金欠でレンズ交換出来ず、まだ保留です。

インスタのニコルのフレーム、店頭でもよく聞かれましたが、あれは他人が掛けていたやつです。あまりにもカッコ良かったので、記念撮影させてもらいました。あと、今までピンときていなかった薄い緑が品があってカッコよいと感じましたので、その組み合わせも試しています。

ただ、そのままそっくりも面白くないので、シルバーミラーをかけています。ここ半年くらいは、どんなメガネでもミラーさえかけておけば、何でもカッコ良くなる気がしております。今回も最高でした。ただただ見た目に眩しいメガネが出来上がりました。

あとは、ガラスとプラスチックで収差の具合を体感してみたくて作りましたが、確かにプリズム入れると割と鈍感な私でも違いが分かりました。ケバケバした感じがやや出ますね。

こっちの方が色が分かりやすいかも。まだ在庫が1本残っています。

箱足取り付け
修理とメンテ

19.04.23

ネイティブサンズのメガネ。ブルバキも、とうとうアパレルの流れが来はじめましたかね。初です。ウェイファーラー系なんですけど、リムの緩急のつけ方と横幅を小さくすることで、ウェイウェイ感が控えめでカッコいい感じになっています。リベットもゴツくていい感じです。

で、問題はこれを女性がつけているということです。男向けで鼻幅が21.5(ボクシング表記で0.5というのは初めてかも)、さらに腕が145ミリです。

鼻盛りのご依頼でして、プラスチックを付けようか足を付けようか迷いましたが、足にしました。

修正前です。水平になるようにテンプルを置いた時に、鼻パッドの方向が鉛直方向に向いていません。お客さんの要望の中に「フロントが重たい」というのがありました。テンプルの添わせがありませんでしたから、フィッティング不良による重量バランスの崩れも考えられます。それともう1つはこのパッドの方向です。掛けた時に鼻パッドが鉛直方向を向いていない場合、鼻で支えきれません。懐かしい、物理のモーメントが発生します。それでメガネが飛び出ます。重量バランスは一層崩れ、重みを感じる訳です。

このフレームのカッコよさは、横にも潜んでいました。テンプルの傾斜もウェイファーラーみたいにキツくかかっています。頬っぺたに触れれば化粧が落ちるので、そこも回避したいところです。そうなりますと、やはりフロントとの距離を確保しつつ、鼻パッドの方向を鉛直方向に持っていくべく箱足の装着となります。

もうちょっと鼻パッドの角度をつけてもいいかも。とりあえずほぼ鉛直方向に向きました。確かに箱足をつけますと、セルフレームのスッキリとした醍醐味が失われますが、昨今はチタンパッドがあるおかげで、さほど野暮ったくなりません。箱足の取り付けも、必要であれば積極的に施していきます。

雑記中の雑記
雑記

19.04.22

本日も私より7こくらい下の子と話してましたけど、普通に接してくれるのが有難いなと思います。サラリーマンだったら、上司と部下ですもんね。それか小学生と中学生の差。お酒の場だったら、逆にこっちがお金払わないとですよね。

最近は、あらゆる流れが硬化することに怖さを覚え始めました。そんなこんなで、この前の東別院の骨董市では、初めてファイヤーキングを買ってみました。

ずっと、あの有名なジェダイが綺麗で良いなと思っていましたが、コップにあの値段はどうなんだ的な考えがありました。さらに最近ですと、あまり周りで耳にしなくなったから、もうイケてないのかな的な、一抹の不安で購入欲を抑えていました。

まあでも、自分にとって始まってもいないのに、実感の無い世間のあれこれから、恰も自分も同意見と思い込み、ついには終わったものとして蓋をしてしまう、それって自分にとって未開の物への態度としてどうなんだ?みたいな風に考え直しまして、勢いで買ってみました。今は、既に皿が欲しいです。ちゃんとハマりました。

若さといいますか、柔軟さみたいなあれこれをどうやって維持していくのか、店を名古屋に構えてからずっと心配ですね。お店でも、話す時間が長くて聴く時間が短くなってきているので、自分が硬化していく感覚が凄まじいです。

サイドガード
ヴィンテージのメガネ

19.04.22

オプチルの、サイドガード風の装飾は見たことが無かったです。厚みの差や奥行きが出ますから、型の精度が一層求められて製作は難しそう。ディオールというのがまた良い訳です。

デザインソースとしては、この辺のゴーグルなのでは?と、睨んでおります。

デザインの妙だなと見れば見るほど感じます。女性が何気なく掛けていたら、ゴーグル感なさそうですからね。結果、お蝶夫人感はあります。つまりゴージャス感は出ますけど、ゴーグルのような粗野で男っぽい雰囲気は微塵も感じさせないのに、細部を詳しく眺めると、やはりゴーグルに見えてきます。

素材の特性も上手く取り入れておりまして、オプチルの透明感あってこそ、このバランスで成り立っているのだと感じます。

フレーム上部の茶色は塗装です。やや塗装部にスレや1ミリ以下の小さな剥がれが見受けられますが、十分綺麗な状態だと思います。

明日は13時オープン
営業案内

19.04.19

明日は13時ごろに開けます。半年に一度開催される東別院の骨董市を覗いてきます。5月頭にはいつもの吹上の骨董市も控えていますから、ほどほどに余力残しながら見てきます。

ぜひ皆さんも。

もう4年
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

19.04.19

サラリーマン辞めて、そういえばもう4年かと。気がつくとサラリーマンが2年と11ヶ月続いたので、眼鏡屋の方が長くなってました。ふーんって感じです。

そんなことを考え始めたのは、このフレームの持ち込みをして頂いたからです。開けていれば、そういうこともあるか。そんな風に、わりと穏やかに眺めることが出来ています。弱小ながら、皆さんのおかげで立つことが出来ているからだと思います。

綺麗にレンズを入れるにはどうしたら良いか、普通でしたらそこまで悩まなくても、削り上がったレンズに綺麗に処理を施せば良いだけの話で終わります。これに関しては、角が多すぎて、カーブのレンズを入れると、角のところで浮きます。どっかを基点にチルトをかけても、結局どっかが浮きます。それか、リムの前面のどこかが異常に前に迫り出すことを許すかの二択です。ですから、今回は見た目というよりも物理的な側面でフラットレンズを選択して、カーブを前面倣いにしました。そうすることで、前面にレンズが迫り出さず、尚且つ角も浮かずにビチッと決まります。

ネジを殺さないように、ここもビチッと。レンズサイズが大きくて、無理矢理締め込むと、ちゅるんとネジ頭を舐めてしまいがちです。

もちろん面取りは入念に。コバ磨きもして、欠けが生じないように処理します。

最後は、自分が3年ほど使っている銀無垢と記念写真。遠方から持ち込んでくれたお客さんに感謝ですね。この4年の厚みが、目の前の2つのメガネによって現れています。

よくある修理
修理とメンテ

19.04.19

鼻のところが、ゴキッと捥げちゃうパターンです。この手の時代のものは、全然全ての観点において最強最高でも何でも無くて、金属は柔らかくロー付け部分は弱いです。気を付けないと、こうなっちゃいます。熱処理なのか何なのか、金属の鍛え方は、今のほうが当然優れています。だからこそ、これはフルビューの保護メガネタイプでしたが、なんとか堅牢さを付加するためにリムも智も全部太くゴツくしてあって、それが現代には無いカッコ良さを秘めているという感じでしょう。

オススメ修理は、両方箱足に変える、です。どうせベークライトの鼻パッドもいつかは割れてしまいます。交換パーツを手に入れることは、まず難しいでしょう。そしてロー付け箇所が、また折れる可能性もあります。であれば、交換パーツの供給が豊富で、尚且つ折れにくい現行の箱足に変えた方が、長く付き合えると思います。

やや、刻印部分にはみ出してロー付けが。
交換後。チタンパッドがチラリしてます

古っぽさと、堅牢さが売りのフレームですから、チタンパッドは素材としては最新ですが、堅牢さを加えるにはもってこいです。色付きのパッドが差してあれば、遠目で古っぽく見えますから、これくらいで良しとしています。

頂き物
雑記

19.04.18

こういう本が、ちょうど欲しかった。来年は買います。

メガネ界隈は、10月に一番大きな展示会が東京でありますから、そのタイミングでどこで何がやっているのか一目でわかります。去年は、デュシャンを諦めてヴィンテージのメガネを見ちゃいましたが、今年こそは美術館に行こうかなと。あと、いつも通りドーバーでお上りさんするのもセットでしょうね。

それとか、8月の盆休み周辺と条件を固定したときに、見たい展示から行きたい県を決めるのにも有効そうです。そんな余剰あるかなー。

顔幅
修理とメンテ

19.04.18

未だ、ネットはすごいなと感じるタイミングがありまして、それは入店早々「鼻盛りして下さい」と伺うときです。業界用語が、さも標準語のように浸透しているのは、ちょっと考えると凄いことです。むしろフレームの方を盛っているのに、それでも鼻盛り。フレームの鼻当ての部分を盛るから鼻盛りか。

暖かくなってくると、メガネが下がる季節です。本当にややこしくて説明しにくいですが、何だかんだ鼻だけ直して、メガネが下がるのが解決出来ないことが多々です。もっと複合的です。

トップの写真は、修正後です。顔幅(業界では側頭幅)140ミリに修正しました。この修正も、腕の付け根の部分をこちょこちょ弄って曲げただけでは無くて、レンズサイズを小さくして、リムも曲げています。正確には、初期のレンズサイズが0.3ミリくらい大きく、尚且つ非球面レンズで1.5カーブくらいの割と平らなレンズをちょっと無理矢理嵌め込んだ感じでした。それに従って、フロントが開いてしまったのでしょう。解決すべく、レンズを小さくして、フレームのカーブを元に戻した感じです。

今の若いひとたちは、総じて顔が小さいです。平均でマイナス10ミリ、男の人で150ミリくらいかなと思います。今回、フレームが下がり易かったのも、耳後ろの添わせの不良で摩擦が足りずに滑り落ちるのもありますが、もう一つ原因は折角のバネが活かしきれていない状態でした。

まつ毛が当たることもあって、鼻盛りも行なっています。バフがけもして、気持ちよくリスタート出来るように準備しました。

_170831bk

pageTopLink