つい、インスタグラムみたいな写真を撮ってしまいました。
スニーカーが賑わっているのは、各種さまざまなところで聞きますから、何となくその世界が気になっていました。なぜ今、スニーカーなんだと。ということで、試しに買ってみました。昨日、初めてネット抽選というものを行い、初めて落選し、思った以上に悔しいと感じる自分がいました。写真で履いているこれは、たまたまその日の夜に入った店の棚にあったので、買って履いています。あまりこの色は人気無いんですかね?
いずれにしましても、今月の13日と14日に行われる大会、24時間100キロウォーク用(その日は店は休みます)の靴を買わないといけない状況でしたから、落選後は気持ちを切り替えてウォーキングシューズとして普通のフライニットのヴェイパーマックスを買おうと決心していました。そもそも、そんなファッションのスニーカーを買う余裕は無いと。私はウォーキングシューズを買わなくてはいけないと。しかし、お店に行ったら諦めていたものが予期せずあり、いきなりドンっと目の前に現れたものですから、冷静な判断を欠いてこれを買ってしまいました。資金難により、肝心なウォーキングシューズは買っていません。大会はどうするんでしょうね。
そもそも、ヴェイパーマックスという新機構を含めて、それらは本気のウォーキング用なのかどうかが分かりません。エアーという機構とは改めて何なんでしょうか?考えだすと面白いです。単なる装飾にしては本気過ぎますし、実際各種マラソン大会にしても、本気のレースで使用されているのをあんまり見ません。でも、ただただひたすらカッコいいですし、そして清潔感があって綺麗です。
小学校低学年のときに憧れていたあのスニーカーを、今履いているという何とも言えない喜びと、冷静になると今必要では無い物を本当に買ってしまった罪悪感と、コレで100キロ歩いたらやっぱりアホかなという謎の期待が入り混じっています。そして、いまは履いていても狩られないという安堵感もあります。この時代に、現実世界でのラッキーが残されているということにも驚きましたし、ワクワクしました。
ハイテクスニーカーを体験したいと思い立ち、ここ2ヶ月くらいスニーカー界隈をネットで徘徊しておりました。実際調べていたのは絞ってナイキだけでしたが、それだけでも物凄い勢いでリリースがあることに今更驚きです。そして、デザインが豊かでどれを見ても楽しいです。徘徊していますと、やはりこの楽しいと感じた心のままに自分も体感し、その体感から生まれた考えを持たなくてはダメだなと、買う為の言い訳が形成されていきます。ローテクの方が服に合う云々はこの際全部忘れて、デザインとテクノロジーに溺れるべきだなということを強く感じます。これだけ種類が豊富で勢いがあり、なおかつワクワクが絶えず面白ければ、そりゃハマるよなぁというのが私の実感でした。1社でこれほどワクワクするということは、アディダスもニューバランスもプーマもその他諸々、ブランドのダッドスニーカーも含め、本当はもっともっと面白いのでしょうね。
ヴィンテージのメガネ屋が、しかも最新のスニーカーが良かったみたいなことを書いていてどうしようもない訳ですが、久々に時間があったので書きました。買うまでのプロセスやラッキーも含めて楽しかったことを振り返り、自分の店でメガネを買うことが、ここまで面白いと感じてもらえているのかどうか、とても不安にもなりました。スニーカーよりも、大きな金額が動いている事実もありますからね。とにかくいまは、スニーカーはすごい界隈だなと、身銭をきることで真に理解し、それによって打ちひしがれた感じです。
また、エアマックス95という存在に関して、20年以上前にも一大ムーブメントを起こし、今のスニーカーブームでもトップクラスの人気があるということを鑑みますと、スニーカーデザインの何か「本物さ」みたいな要素が秘められていることは間違いなさそうです。ヴィンテージメガネですと、アーネルとかリチャードとかカールトンとかウェイファーラーとか、品名と形が結びついた面々が挙げられます。
そんなスニーカーを自分の好き嫌いという小さい領域で判断し、排除してはダメだなという考えも、今回の勢いに任せて手にした理由です。正直、履いて1日経ちましたが、未だに上から見たデザインはやや苦手です。横と後ろは綺麗だな、カッコいいなと思っています。バンズのチャッカの方が服に合わせ易いなとも思っています。でもそういうアレコレが、全部どうでもよくなっちゃうところが、あのデザインの凄みの証明なんでしょうね。メガネだと、個人的にはカザールとの近さを感じました。