フロントと、蝶番の合わせが合ってない謎のフレームのレストアです。コマがあっていますし、生地の模様やグラデーション具合も同一ですから、仕掛かり品だったのかもしれません。
初期段階です。
フロントの蝶番部分の幅が広すぎます。上1.5ミリ、下2.5ミリくらいはみ出ています。流石にここまで削って、合口を整えるのは初めてですから緊張しました。台無しになる可能性もあります。
まずは、電動カッターで荒削りです。チェーンソーアートみたいに、刃先をかすらせています。
電動の砂消しで整えます。この時点で綺麗になってきました。
番手を三つ変えて、紙ヤスリでひたすら水研ぎです。何とか上手くいきました。
バフも、番手を二つに分けて施しました。とりあえず、販売出来る状態にはなりました。
60年代ごろの作りをしていますが、この手のレンズシェイプでは珍しく、サイズが46ミリです。FPDは68ミリです。トップの画像のように、濃いめのカラーを入れても、掛けたときに窮屈に見えないです。良いフレームだなと感じましたので、時間をかけて修繕してみました。