ということで
ヴィンテージのメガネ

19.10.05

本日の在庫化は、シルバーカラーのティアドロップのでした。割と影響されやすいタイプです。

ナイロールのティアドロップというのがみそです。今は、ほとんど無いのでは?あるとすれば、マイキータやマルクスTのような、ヨーロッパのシートメタルを多用するメーカーが、過去と未来を合体させた感じで出しているはずです。あれもすごく良いですよね。当時は、これらのナイロールのティアドロップが、最新だったんでしょう。

鉄の棒のね、重なり具合とその立体感が、堪らんです。

掛けたときの美観も実際には良くて、フルリムのティアドロップを断念した方にも、再度挑戦して頂きたいと感じています。頬っぺたにフレームが乗らないと、途端にツーブリッジの類の、あの違和感が無くなります。

これのみ、やや残念なのがネジが無くなっていて、間に合わせでプラスが差してあることと、ネジ頭がスッキリ収まっていないことです。もし販売になりましたら、他の在庫とネジを差し替えますね。この前の入荷の段階で、緑青浮いてダメになったフレームからパーツ採りをしておけば…。今ごろ産廃でしょうね。

一周のはやさ
雑記

19.10.05

先日の時効警察、わたしも見てました。そもそもの12年前にやっていたやつは、大学生の時期と重なるので、私からしても、ついこの前みたいな感じです。ちょっと前に深夜でやっていたやつだよね?みたいな。

ついこの前が、一周回った扱いでリバイバルされるというのが、恐怖でしかないということを実感しました。ぐるっと1世代というと、30年と言われています。辞書でも、そう出るはずです。英単語のgeneration でも、そう出るものがあったはずです。体感としては、もはや、ひと世代15年くらいなのかもしれません。早すぎます。

ドラマで、主人公のオダギリジョーさんがアメリカから帰ってきたときの格好が良いです。アルミジップのM65に、銀のティアドロップにヒゲでした。男臭過ぎる格好なんですけど、顔が涼しいので差し引きで爽やかなのがズルかったです。

着用している時計も相変わらずで、カシオの電卓付きの時計の金色、とても懐かしかったなぁ。そのときも流行ったなと。自分もガサゴソ過去をほじくり返していたら、出てきました。完全に真似せず、やや違うものを狙うというひねくれ具合も相変わらずです。

シチズンのアナデジテンプ。ごちゃごちゃしたもの、カクカクしたもの、相変わらず好きですね。

古書市にて
雑記

19.10.04

そういえば、先週の古書市に行ってます。これ買いました。

メガネを掛けているひと目当てだったんですけど、ほとんど載っていないですね。ブルバキの商品たちは、まさにこの年代だったりするので、実際を見たかったです。それは無くとも、かなり楽しい本でした。

定価より、やや高くなっていました。まあでも、お祭りって事で、お値打ちプライスなのかなと思って買ってみました。自分が出店者だったら、ラッキーだったときのあの高揚感を味わってもらうためにそうするなぁと思って。

プレ値ついた本を買うのは人生初でした。

さっそくのパール
ヴィンテージのメガネ

19.10.04

ヴィーナスガードコートのパールの例です。クリアレンズではなく、ブルーの15パーセントに対して、上記のコーティングをかけています。

普通のレンズのような、緑の反射がカラーの上に乗らない為、青がはっきりと、且つより透き通って出ています。

標準装備にするかも
目のことレンズのこと

19.10.04

そういえば、sft-iceのコーティングが終わりました。次世代改良版として、ヴィーナスガードコートの白色反射のが出ていました。ヴィーナスガードのパールです。ネーミングは前の方がカッコ良かったです。

標準にするかも。かなり良いです。耐傷の性能もsftから更に上がるんですけど、それよりも帯電防止機能がプラスで付くのが良いんですよ。花粉の時期は、結構違います。例えばその時季、ガラスレンズだと目がショボ付くときも、帯電防止機能が付いているときは、割とスカッといけてしまうくらい違います。

左から、粗砂で600回振動、スチールウールで擦る(回数不明)、微粒子まみれの布で拭きまくり粒子の付着をみる(20回)、それぞれテストした結果です。今までのsoft-iceは真ん中の段で、今度は上から二番目の段で、反射光が白にも出来ちゃうという話です。反射が白色?なんじゃそりゃ、気にしたこともないわ、という感じかもしれません。ただそれだけで、フレームと合わせたときの全体の雰囲気がグッと良くなります。

見違えました
ヴィンテージのメガネ

19.10.04

浮かして撮るのがマイブームです。クリアフレームの透き通った感じがよく分かりますね。フロントがカーキ、テンプルが茶色です。とにかく色の取り合わせが良かったです。リベットも、よく分からない王冠なのも良しです。

擦れまくってガッサガサの状態でしたが、ようやく直せました。入荷して一年以上経っていますし、その状態でお客さんに見せているので申し訳無かったなと思っています。

下から見上げると、お椀みたいな曲面2枚を真ん中のブリッジで繋いだようになっていることが分かります。全体が丸っこくて柔らかい雰囲気です。ゴツいのに。カーブレンズと合わせると、お面みたいになります。顔にピタッと張り付くような感じになります。

締め上げた感覚で、ネジの締まりが心許ないので花型ナットで共締めしました。これなら大丈夫。

何に
雑記

19.10.03

定休だったんですけど、例のごとく加工で籠っていました。

お渡し前の最終の磨きと、側頭幅の予めの準備です。リムカーブ0で納品されているので、カーブレンズを入れると恐ろしく側頭幅が縮まります。蝶番に軽くヤスリを入れて開いています。現代っ子は顔幅が小さいので男性だけど150ミリに。レンズはグレーにして良かったです。自分がミラーで失敗こいたのを教訓にしました。グレーで引き締まった感じが羨ましいくらいカッコいいです。

問い合わせが止まらない一日でした。なぜか、お二方続けてブログの日時を指して在庫確認等々して頂いたんですけど、全然どのフレームか覚えていなかったです。それに、2ヶ月前の記事を遡ろうとして、6ページも移るとは思ってませんでした。やや自分に引きますね。書きすぎて何にも覚えていません、ごめんなさい。

あと、銀無垢の価格の問い合わせがありまして、正直にお答えしたら、高っ!と。理想を言えば、値段はやっぱり見て感動した後で良いかもしれませんね。その上で妥当かどうかは判断して頂ければ。先に値段が入っちゃうと、値段からくる純度に欠けた感動になる場合もありますし、値段が邪魔して感動出来ない場合もあります。もちろん、遠方だと交通費がかかるので、そうはいかないんでしょうけど。あくまで理想です。

そういえば、すみませんご検討くださいって言ったんですけど、今になって何に謝っていたのか。店頭でも、よくこうやって謝っている気もしてきました。

メガネも、本気出したら二桁はちゃんと超えます。大人がたくさん関わって、頑張っていますからね。それはちゃんと伝えたいと思っています。

教えてくれないから
雑記

19.10.02

インスタグラムのプロアカウントってのがあるんですね。サイト分析みたいなのが付加するようなアレです。誰も教えてくれなかったので、今さらやってみました。

結構見てるのね。まあでも、びっくりするよね。インスタからジャンプしたら分けわからん、村上春樹を読んだ感想だったりした日には。今は大体、インスタで告知してウェブでがっちり紹介orサクッとウェブ販売のように、連動させるのが王道でしょうからね。

改めまして
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

19.10.02

毎回毎回、いつも最高なんですけど、今回は特に。もう、工業製品のネジ周りの作りでは無い、異常な光沢です。言ってしまえば、SPMはただの合金ですが、ここまで美しくなるものかと感嘆します。

無垢で再現して、ひと1人の人生よりも長いスパンで保存できるようにした、あのブリッジです。実は、初期ロットでフルリムを片手程度作りましたが、まだちょこっとだけ、ブリッジのみ残っていました。来年以降、どの玉型を作ろうかなと考える中で、あれこれ試してみようと思っていましたが、やめました。ツーポを作りました。

といっても、お客さんのご要望からスタートしておりますから、既に販売先が決まっております。在庫分がありません。一般販売は来年以降です。来年、SPMのラインが動けばなんですけどね。

初めは、載せるつもりは無くてですね、お客さんと私でニヤニヤして終えるつもりでした。ですが、あまりにもメーカーが想像を超える仕上がりで完成させてくれましたから、やはりちゃんと世間様に見てもらう努力をしないと、メーカーが報われないなと思いまして、ブルバキの職務を全うすべく、載せることにしました。

今年の7月頃に特注製作の依頼をかけましたが、納期未定・価格未定、全てが出来てからのお楽しみ状態でした。それで注文して下さるお客さんも、よく考えたら凄いですよね。

今回、載せようと心変わりしたのは、特に横です。こちらが指示をしていない部分に、アレンジを加えて、より1920年代のフレームに近づくようなディテールを追加してくれています。その上で、蝶番の面を合わせ、現代的な透き通る美しさを付加しているわけです。

無垢のパッド作らないと。もう一押し突き詰めたいですね。

平凡パンチ1966年
メガネのはなし

19.09.30

この平凡パンチの、「ベストドレッサーの男性的センスを盗め!」のコーナーでは、メガネにフォーカスが当たっていません。小物類というので一括りです。ライターと同列というのが面白いですね。そもそもファッションのコーナーで、身につけて常に表に出さないライターが項目にあることが、オシャレな気もします。現代に置き換えると、スマホとかが当てはまりそうですけど。

それにしても、まだ一三時代の伊丹十三のアドバイスが、真言密教的で、厳しすぎて笑えますね。

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