昨日、ほぼほぼ完製品を見てきました。5月ごろから着手とは聞いていたので思ったより早いなと思いつつ、開発に関わっていると言えば大袈裟かつ偉そうなんですけど、一応そんな感じなので一番に仕上がりを見たいなということで鯖江に行きました。来週の東京のI.F.F.に間に合わせるべく、先に2本だけということでした。製品はもう少しお待ちください。
素人なので、いまいち図面から想像が出来ていませんでしたが、この智の部分は超デカイです。世界で一番デカイ一個智なんじゃないかなくらいデカイです。それに対して、眉パーツの空間を作るために上から切削が入っています。メガネを使用していく中で、その起伏に黒ずみの濃淡が加わったら最高でしょうね。
ブリッジの厚みも相当です。重量は、眉を除いて30グラムくらいだそうです。納品されたらまた計量してみます。ずっと店で展開している一山の銀無垢シリーズの1.5倍くらいあります。ガラスレンズを避ければフィッティングは問題無いです。それを確かめるため赴いたというのもありまして、やはりバチ先のテンプルエンドの重みと摩擦が相当あるため問題無しでした。フィッティングでメガネが後ろに引っ張られるような感覚は実現可能です。業界の一部ではマグネット効果と呼んでいましたが、それは十分発揮出来るので安心しました。そこが蔑ろになってしまえば、メガネ店が開発から関わることの意味が薄れますからね。
何も書かないで発売まで待とうかなと考えていましたが、さすがに要所だけ書きました。でもこんな感じで細かく見なくても、パッと見ただけで銀の塊だなって思います。時計とかスマホとか車とか電車とか、金属の塊ってカッコいいじゃないですか。生命とあまりに異質な存在だからなのか何なのか分からないですけど。メガネを見るというよりかは、それらを見る感覚に近い気がします。