黒から茶色へ、レンズを移植です。界隈では枠替えというやつです。
この黒の方も、もとはこちらで入れたガラスのフラットです。サイズ感とコバの処理は怠っていないので、割と外すのは簡単です。ガラスだから割らないと外れないとかは無いです。むしろ、今回はそもそもノンコートでしたが、コーティングごとヒーターに掛けられます。それのおかげでリムの温まり方が均一で、するんと外しやすい気もします。
枠替えは、物理的にレンズが大きい方から小さい方への入れ替えが可能です。可能なんですけど、レンズの大きさ、鼻幅、天地幅、それぞれの条件が異なりますから、光学中心がドンピシャにその人に合うかどうかは、移し替え先に依ります。
今回は、44□22から、42□24に入れ替えです。つまり、fpd66で同一かつ、レンズ幅が2ミリ小さいのに対してブリッジが2ミリ長いというのがミソで、光学中心もそのままの配置でいけました。
光学中心がズレちゃう場合も、どの方向にどれだけズレるか、元の度数はいくつか?とか色々考えるんですけど、若い人は、それなりにいけるでしょうね。
入れ替え前のはじめ。茶色の方は、テンプルが二段階の曲げになっています。曲げ点が不鮮明で時間経過とともに下がりやすいです。その場合の耳の痛さは、上部付け根がヒリヒリ痛い感じです。ですから、トップの画像では、一旦真っ直ぐ気味に戻して、これからのフィッティングに備えています。