俗に言う、40’s franceないしフレンチヴィンテージです。お持ち込みでした。枠入れと鼻盛りです。
写真では分かりにくいですが、右のフロントと鼻盛りパッドの接地面に、ヒビが入っています。鼻パッドの下、フロントの中に皺が入っていますので、接着剤を塗布した後にヒビが入ったと思われます。
今まで無かったケースですが、そういえばこの2週間ほど前にも、この界隈のフレームで鼻盛りをした際に、内部にヒビが出来ました。使用上は、そのヒビに対して接着剤が染み込みますし、上から乗せた鼻パッドがジョイントの役割を果しますし、リム切れ等々は起こさないとは思います。ただし、不安ではあります。今年の乾燥が関係でもしているのでしょうか?
他の年代のヴィンテージでは、今のところその症状は無いです。現行品の鼻盛りも相変わらず多いですが、同じような症状は見受けられません。
実際にフレームを触り、メガネとちゃんと関わってきますと、特にヴィンテージ品ですが、状態として完璧ということが稀だなとつくづく感じます。稀といいますか、存在しないのかもしれません。ヴィンテージは上質で最高峰ではなくて、ただ単に何となくカッコいいくらいの方が、捉え方としては正しいような気もしてきます。