ワンブリッジ
ヴィンテージのメガネ

18.07.13

トップバーとか言うかもしれません。ワンブリッジですと、ほとんどのフレームが該当しますし。

ツーブリッジの2本目が無い感じのデザインです。2本目が無いだけあって、ツーブリッジ特有の野暮ったさが薄れて、割と掛けやすかったりします。

平たくプレスし、さらにアールを付けてブリッジが付いています。それのお陰で剛性がちゃんとあります。捻れて使いにくい等々の、光学的に支障が出ることはないでしょう。この部分のしっかりさとデザインの良さが、同じようなフレームを比較した時の差です。

色無しで、普通のメガネとして使用の予定です。ニコンのシーマックス搭載です。今回は、フレームもレンズもニコンです。単焦点の一番いいやつ積んでいます。その新旧の融合感も良いです。

増減なし
雑記

18.07.11

銀の丸メガネを販売したときに頂きました。交換ではありませんから、料金+メガネを頂いています。ブルバキももうすぐ一年ですが、ようやく、わらしべ長者感が出てきました。もちろんコレは販売しませんけど。

デザインと、ホワイトゴールドの金張りという点から、20年代かなとも考えられます。ただ、地金のしなやかさとネジのしっかり具合が、大戦後かなとも思います。なんとも言えないところですが、割としっかりと形を保持していますから、使おうと思えば使えるはずです。プレスの模様は、見たことがないパターンでした。ブリッジのアーチの高さ、ブリッジの取付け足の桁の短さからすると、日本人向けでは無さそうです。かけると、どうしてもまつ毛が当たるタイプです。

こういうものを見ますと、リムの全周を彫るのも良さそうだなと改めて感じます。煌びやかに仰々しくはなりそうです。

仰々しいと感じている時点で、自己の存在なのか、現代のファッション観なのか、何かと比較している気配がしますから、そういった要素を出来るだけ排除して、仰々しい等々の、止める方向に向かわせる感情を消去し、物と自分という2者だけの関係に持ち込みたい気はします。そうでもしないと、不変性に辿り着かなさそうですからね。

まずは、自分のフレームで彫るか、在庫で新たに持つか悩みます。どちらにしても、まだ、その余裕は無いですね。年末までには見てもらえる機会を作りたいところです。

デザインの本
雑記

18.07.10

頂き物。1956年のデザイン関連の雑誌です。この時代、デザインの本はどんな人々がページをめくっていたのか、それを考えるだけでも面白いです。

特に面白かったのは、「日本的機能の原型をみる 〜生活の歴史から〜」という項の、豆腐の分析です。

私も、未だ嘗て豆腐を離れて豆腐を考えたことは無いですね…。独白のような書き出しから既に面白いです。

用の美に対して、このように考えたことはありませんでした。これも勉強になりました。用と言われますと、所有者である私にとって有用かそうでないか、そんな風に思っていました。ここに書かれているのは、もっと広義でして、一つの生命が他の生命に奉仕するかしないかという分け方です。メガネにも、メガネ以外にも当てはまる内容で、うんうんと唸りました。

まさかの完売
ヴィンテージのメガネ

18.07.10

80年代、日本のサングラスです。レンズは当店で変えました。個人的な好みですが、基本はグレーのレンズを使いません。理由は単純で、顔が怖く見えるからです。

ただし、このフレームに関しては、絶妙なパステルカラーでして、ビシッと感が0ですから、ブルバキとしては特例で、レンズはピリッとしたグレーでバランスを取りました。取れていないかもしれませんが、バランス取ったつもりです。

色違いも販売となりました。ちょっと驚きです。ブルバキを始めたばかりのときに、シルエットの似たようなフレームが直ぐに販売となりましたから、広義のダサい感じが、カッコいいの最前線になりつつある予兆なのかもしれません。

後を絶たない
修理とメンテ

18.07.10

トムフォードの鼻盛り。レイバンのウェイファーラーもそうですが、フィッティング不良が頻発しながら、それでも尚売れ続けているということは、デザインが優れていることの証明です。対峙出来た時には、一層注意深く観察しなくてはと思っています。デミの方は初めてみました。

テンプルが側頭にあたり、なおかつモダンが浮いて耳に当たっていない場合は、相当ズレやすいのだと思います。バネ蝶番も正しくフィッティングが施されれば快適でしょうが、そうでない場合は、頭部に対して引っかかりが失われますから逆効果でしょうね。

ウェイファーラー
修理とメンテ

18.07.10

最新?レイバンのウェイファーラーのお持ち込み。ウェイファーラーではお決まりの、フィッティング不良です。そう言えば、移転してレイバンのお持ち込みは初めてです。

鼻盛りしましたが、個人的に衝撃的だったのが、ついにアセテートですら無くなったということです。鼻盛りの溶剤が反応しないですし、ついにインジェクションですかね??豊橋の時の、あれは2年前の依頼の物は、ちゃんとくっついたんですけどね。どのタイミングで切り替わったのか…。ちなみにレンズはガラスを維持しています。

そうなりますと、オプチル等々と同じ対応になります。プライマーを噛ませて、瞬間接着剤です。滑らかさが劣りますし、衝撃でポロリもありますから、なんとも言えない惜しさが込み上げます。でもしょうがない。

アモール
ヴィンテージのメガネ

18.07.10

60年代のと、80年代のアモールを並べてみました。

光学的に、フロントに傾斜が付いている必要があります。ただし、周辺の年代のフランスおよびドイツのフレームは、アモールでなくても、そこに美意識が過剰に向けられたような形跡がありまして、頬に突き刺さるくらいの、必要性を超えた角度を成しています。日本人だから突き刺さるというのも一理ありますが、おそらく外人でも擦りはしていると思われる角度です。

フロントバーから角度が変えられれば良かったですが、共に強烈に硬くて断念です。特に80年代の方は、強く掴んでメッキが剥がれるのを恐れ、早めに諦めました。よって、鼻盛りです。

イッセイのライセンスで2年くらい前にアモールが出ましたが、今のところ2人だけです。街と店頭合わせて拝見したのが。ということで、まだまだボストン等々の丸っこいのが根強いですが、それ故にアモールであれば、見る人に新鮮さを提供出来ます。

明日は16時オープンです
営業案内

18.07.06

明日の7月7日の土曜日は、16時オープンにします。検眼の予定が入りました。

すでにご購入いただいた方の受け取り、修理の受け取りは、12時から可能です。

以上、よろしくお願い致します。

金曜日も休みます
営業案内

18.07.04

何だかんだ、ありがたいことに水曜日もちゃんと営業してしまいました。よって金曜日は作業のため休みにします。土曜日の納期が迫ってますので。ご了承ください。

銀の丸メガネが販売となりました。感動し過ぎて、作業に集中出来ないというのもありまして、時間確保のために金曜日は閉めます。銀の販売の為にサラリーマンを辞めたのは真実ですから、その感動は一入です。

年内は、銀の生産が無いかもというところですし、SPMのラウンド(38・40)は次のリピートで入荷が危ういとのことです。今まで希少等々の文言で販売したことはありませんでしたし、これからもするつもりはありません。生産終了ではありませんから。ただ、すでに買って頂いたお客さんに対しては心理的にプラスに作用するのかなと思いまして、それはそれでこの現状を喜ぼうと思っています。一旦、やや珍品です。他の形は、ぼちぼちあるとは思いますが、順に在庫を食っていくかもしれませんね。それらもゆくゆくは珍品です。

銀にしてもSPMにしても、美しいメガネというものが、ここまで受け入れてもらえるとは思っていませんでした。これは昨日の内容にも繋がりますが、美しい物を見ますと、自分が対象に飲み込まれる感覚があります。言葉に出来ない、形容がしづらいというのは、飲み込まれているからだと、私は思っています。自分で自分の個性を説明しづらい感覚と近いと思います。自分の中からは、自分のことを説明が出来ないものです。

銀もSPMも、ヴィンテージ以上に、接客でメガネに関しての何かを話した記憶が無かったりします。お話しして、これらが此処に在る経緯くらいでしょうか。それは、前述のように美しい物は形容しづらいというのも一理ありますし、あとは、自ずと気づいて頂けるというのが理由です。

南の風
ヴィンテージのメガネ

18.07.03

先週の仕入れの中から。Nikon の Southern Wind です。

とりあえず、名前がキザでカッコいいです。正直、そのネーミングセンスとフレームデザインの強烈さが合わさって、笑えるかなとネタで仕入れてみました。

ですが、土日でお客様と掛けたりしてみて、本当に、冗談ではなくカッコいいのでは無いか?という風になっています。今回の仕入れで、一番かもしれません。

80年代のbmxとmtbに乗っていますが、それに合わせると抜群に良いです。たしかに、歩行時に自転車無しで、このサングラスですと、時代錯誤のテクノ感が出ます。ただし、あれらのスポーティな自転車と合わせると、程よく子供っぽくていい感じです。それこそ現代的なキザさが抜けて良いです。モトクロス用のゴーグル風のデザインですので、流石に競技ではないのにバイザーヘルメットを被るわけにもいきませんから、キャップ等々と合わせると、bmxアドベンチャーコスプレが出来て面白そうです。

フレームはポリカ製で、実際はマリンスポーツを意識して作られた商品でした。水に浮くらしいです。

 

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