1日で読破
雑記

18.06.09

NHKのドキュメンタリーで、ナイキの創業の話がやっていました。撮りためていたものの中にあり、いつの放送かは分かりません。放送のキッカケは昨年に出版された「シュードッグ」という本みたいです。ナイキの創業者が書いた自伝です。

放送が良かったので、本も読んでみました。ここ最近、本を読み切ることが少なかったですが、昨日の丸1日を使い切って読みきりました。暇ならひまで、伝票処理やら次のイギリスのリストを確認するやら、入荷分を綺麗にするやら、沢山やることがありますが、これは後回しに出来ない、退っ引きならないことだなと感じまして、あくまで仕事として読みました。言い訳です。

自分のちっさな人生と、偉大な人の人生を重ね合わせて考えること自体が畏れ多いことですので、何とも感想が言えません。ただ、まだまだこれからだなと、発奮しました。

レンズ変更
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.06.05

何度もしつこい、あのスターリングシルバーのメガネです。レンズの形を変えてみました。カラーは、ブラウンの25パーセントです。

レンズの形が変え放題と申しましたが、ブリッジ幅が16ミリでした。レンズの形や色、または瞳孔間距離等々を加味しますと、ある程度良さそうな形は制限されてきます。

今回は、私の瞳孔間距離65ミリに合うようにしました。これが、おおよそ日本人の男の平均的な値です。よってレンズサイズ49ミリにしてあります。ツーポイントは、ネジが視界に入って気になりやすいので、そもそも程よくレンズが大きい方が良いでしょうね。

初期の細長い、カッコいい感じも残したかったので、横に潰した八角形にしてみました。思った以上に良くなったと思います。

ロジウムのかかっていないK14のホワイトゴールドは、やや黄味がかっていますので、ブラウンのレンズと相性が良いですね。

無理やり、手持ちのCR-39で加工しました。最後の最後に気が緩み、レンズ縁が欠けていますが、本番はちゃんとします。

メガネ枠はローデンストック
修理とメンテ

18.06.05

リチャードの枠入れ中です。リチャードのデザインの良さは、ローデンストックというブランドや、リチャードの知名度を除いても伝わります。眉毛メガネの中でも、頭一つ飛び出てデザインが優れています。レンズのスッキリさと、眉パーツの立体感が決め手でしょうね。

逆に、おじいちゃん感を出したい場合は、リチャードでは無くても良いかもしれません。今回は、リチャードを知らなかった方にご購入していただきました。

カラーレンズ入れました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.06.05

スターリングシルバーのメガネ、在庫品です。サンプルです。銀無垢のフレームに、25%のグリーンレンズを入れました。想像以上に良いです。

流石に、お客さんで銀無垢で色を入れるという話は今のところ無いです。サングラスでは無い、掛けっぱなしで一日中いられるような濃さのレンズを入れるのは、銀無垢でも良いですね。

カラーレンズの場合は、濃茶でセル巻きさせると一層良いかもしれないですね。

プレスの柄が入っています。今年は、銀無垢のラインが動くかどうか分からなくなってきましたし、手彫りの彫金が煌きすぎて、身に付けるとなると派手という認識で嫌がられる傾向にあるので、違いを比較出来るように仕入れました。プレスだと、大分落ち着いた感じです。

個人的な考えですが、これくらいの物になりますと、いつまでもファッションの中で違和感であって欲しいとは考えています。ファッションとして、現段階でドンピシャではまっていれば、いつかは廃れますから。なので私は、ビッカビカに煌めいたほうが好きです。美しいことは、やり過ぎればアンファッションとして認知されますし、その美しさとファッション性が離れるポイントが、一番楽しい気がしてきました。

あとはそうですね、心地よい音楽を聴く、素晴らしい絵を見る、雄大な景色を眺める等々、美しいなあと感じるタイミングは多々ありますが、その感情と直結させたいというのもあります。

つまり、身に付ける物はカッコよさという尺度を用いて、その他諸々は美しさを尺度にするという分離を、極力美しさという尺度で統合したいという、突き詰めたところで特に何も無さそうなことを気にかけています。

おかわり
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.06.02

スターリングシルバーのメガネを、おかわりしました。まだ無くなっていないのに。もちろん、ホワイトゴールドの無垢パッドに変更です。

少々意地の悪い、囲い込みみたいなことをしてみました。このフレーム自体は、たしか2000年前後のモデルです。メーカーさんのオリジナルです。次の生産体制に入ったときに、古いモデルですとリピートをかけないことが予想されましたので、買占めました。と言いましても、合計2本です。金額の重みは相当ですが。

テンプル長の表記が135ミリとなっていますが、フロントの付け根からの測定で140ミリあります。この長さは、現在の標準的な大人のメガネの長さです。バチ先テンプルで重量バランスも良く、摩擦が生まれてメガネが掛かりやすい構造です。これは、オリジナルの一山と同じテンプルエンドです。いずれにしても、プラスチックレンズが組み込まれますから、メガネとしての機能が十分に満たされており、デザインだけでは無いという点も加味して、在庫に踏み切りました。

バタバタして手がつけられていませんが、レンズの形を変えて2本同時にディスプレイしようかなと考えています。あと、年末までに売れなかったら、自分で使わせて頂きます。

今年の銀無垢の生産が、ひょっとすると無いかもという通達を頂いております。過去2年、年1回は工場が動いていましたが、今のところ未定ということで、微力ながらメーカーさんの在庫減らしに協力したいというのも、このタイミングでのストックの理由に挙げられます。苦しいのは皆んな一緒的なやつです。

クリップオン
メガネのはなし

18.06.02

久々に作りました。クリップオンです。

ブルバキの黎明期にはお世話になりましたが、昨年はほとんど作らずでした。色々理由はありますが、一つはクリップフレームの品質の安定しなさがありました。とりあえず、今年の感じは良さそうです。

偏光板ではなくて、プラの1.60で染色をして作りました。その変更で、結構作りが良く見えるようになったのは良かったです。CR-39の場合は、レンズ生地に粘り気がなく割れやすいので、穴を開ける場合は使用不可です。脆くて、捻れると割と簡単に亀裂が入ります。屈折率1.60の平面を使用します。ですからその変更で、ちょっと値段は高くつきます。

仕上げが綺麗なフレームですと、クリップフレームの仕上げの荒さが目立ちますが、USSであれば、むしろそれが合わさって非常にカッコよく仕上がるのも発見でした。

サービスで、マイナスネジに変更です。メガネフレームが舶来品ですので。カルティエのサントスをイメージしております。

トムフォードの鼻盛り
修理とメンテ

18.06.01

トムフォードの鼻盛り。相変わらず多いですね。アジアンフィット的な物も出ていますが、それ以前のフレームで不調を訴える方が多いです。

レンズサイズは、全般的にやや大きめ。トムフォードのメガネは、おそらく70年代くらいのデザインがメインです。黒のフレームをよく見ますが、このグラデーションの茶色は、それこそ70年代のオプチルのディオールやダンヒルのような、妖艶な雰囲気を醸し出しています。色味は結構好きな感じです。

そもそもTのマークがなければ、一瞬70年代のフレームに見えなくも無いです。

最後は、バネに注油して終わりです。

カザール
ヴィンテージのメガネ

18.06.01

カザール感が抑え目なメガネです。でもカザールです。

女性で、化粧品等々付きやすいですから、コーティングは超撥水系の機能重視で。緑の反射光です。

カザールは、90年代に入りますと、SPXに似たよく分からない樹脂が使われていたりします。加工となると、レンズサイズはアセテートと同じで加工すれば良いです。

問題は鼻盛りの時でして、オプチルに似た反応をします。チップがくっつかない時があります。今回は、アセテートのようでして、無事に乗せることが出来ました。良かったよかった。

お先に失礼します。
営業案内

18.05.30

19時半くらいに、これを書いています。ここ最近、来客が続きまして、先週末から終電付近の帰宅を連発しておりました。ありがたいです。

今日は、すみません、遂に暇なんでもう閉めます。また週末お待ちしております。

土日はイギリスから荷物が届いていますから、それも初出し出来るかもしれません。

現在の興味
雑記

18.05.28

名古屋から新栄まで歩いている時に、途中で日動画廊さんを横目にします。何故か、今日は絵が眼に飛び込んできました。

写実絵画、風景画です。建物等の輪郭が、ぼかしているのか何なのか、幻想的までいかなくとも、妙に浮遊感が漂っており、その表現も好きでした。それともタッチが特殊なのかイマイチ判別出来ませんでした。

価格をみて、2019年なら…という感じです。先日の銀のメガネといい勝負でした。もっとするかと思っていました。昨日、一昨日と終電が続きまして、頭にモヤがかかっていましたが、拝見して一瞬でモヤが晴れました。気分が乗ってきたので、ようやくこれを書いています。

穴畑三千昭さんという絵描きさんでした。私より10コほど上です。いまから10年経ったときに、この絵に匹敵する美しさを生み出さないと同じ地点に立てないと考えますと、いまの足場もまだまだですし、辿りつけるのか不安にもなります。ただ、絵は美しく、何も考えなければ癒されます。

いまの店に何か絵を飾るとなると、抽象画の方が合うかなオシャレかなカッコいいかなと考えていました。ですが、自分がメガネを販売するときと同じですね。その制約条件は取っ払えば良くて、美しいと感じるかどうか、その条件で判別すれば良いわけです。むしろ、例えば銀のフレームと感覚をリンクさせるのであれば、美しいかどうかという、その基準で選ぶべきだなと思い始めました。

おかげさまで、ある程度什器も揃いましたし、来年は頑張って絵でも買うかもしれませんし、やっぱりビビってやめるかもしれません。

今日の帰りも、横目で見るのが楽しみです。

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