一年ぶりの再会です。豊橋時代に販売したメガネです。色々あって、その時は珍しくレンズ無しの伊達メガネで販売しました。基本は、度無しでも型崩れ防止でプラスチックレンズを入れてお渡しします。
くすみの除去と、鼻盛り、あとはブラウン50%のレンズを入れてサングラスで仕上げました。もちろん裏面マルチです。
このフレームは、自分が欲しかったのでよく覚えています。セルの柄が美しいです。茶色ではなく、カーキの様な色味です。柄の入り方は鼈甲風ではなく、ストライプっぽい柄の入り方です。それが、野暮ったくなりがちな大きめの四角のフレームを、スッキリとかっこ良くしているのでしょう。
また、フロントからテンプルにかけての角の落とし方が綺麗です。ゴツさを中和しています。
今見ても、相当ぐらっと来ます。いいフレームでした。
今回は、デモレンズの傷が入ってきて使い辛くなったカザールのレンズ入れ替えも行いました。変色してきたシリコンパッドも交換しています。
この振り幅があってメガネを楽しんでいらっしゃる、そういう方に渡って良かったなと思いますし、それのおかげで自分の欲求は抑えられています。行くべきところに行くという感じです。