お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ

18.01.27

一年ぶりの再会です。豊橋時代に販売したメガネです。色々あって、その時は珍しくレンズ無しの伊達メガネで販売しました。基本は、度無しでも型崩れ防止でプラスチックレンズを入れてお渡しします。

くすみの除去と、鼻盛り、あとはブラウン50%のレンズを入れてサングラスで仕上げました。もちろん裏面マルチです。

このフレームは、自分が欲しかったのでよく覚えています。セルの柄が美しいです。茶色ではなく、カーキの様な色味です。柄の入り方は鼈甲風ではなく、ストライプっぽい柄の入り方です。それが、野暮ったくなりがちな大きめの四角のフレームを、スッキリとかっこ良くしているのでしょう。

また、フロントからテンプルにかけての角の落とし方が綺麗です。ゴツさを中和しています。

今見ても、相当ぐらっと来ます。いいフレームでした。

今回は、デモレンズの傷が入ってきて使い辛くなったカザールのレンズ入れ替えも行いました。変色してきたシリコンパッドも交換しています。

この振り幅があってメガネを楽しんでいらっしゃる、そういう方に渡って良かったなと思いますし、それのおかげで自分の欲求は抑えられています。行くべきところに行くという感じです。

周辺
雑記

18.01.27

大体、ヴィンテージのメガネですと70年代〜90年代の範囲が当店でのメインです。その周辺の事情、例えば服とか車とか街並みとか髪型とかが気になります。

そして、自分で店を構えるようになってからは、やはり空間が気になるようになりました。

ということで、ヤマハの家具のカタログを買いました。閲覧用です。70年代です。ぼちぼち集め始めて什器で使っていますが、大正時代の物か、そのリプロです。この時代のモダンなやつもいいですね。

家具そのものも良いなぁと思いますが、雑貨の合わせ方や、絵画の飾り方もグッときます。中でも一番共感したのは、照明の合わせ方です。

チテックス再び
メガネのはなし

18.01.23

チテックスネタです。他のヴィンテージ眼鏡界隈では相手にもされないフレームです。

前も書きましたが、Titex(チテックス)-BのFB880Tが、いま在庫であります。

ニコンブランドの元、フルチタンのフレームの開発が70年代末から進められました。81年にNikonブランドでTitex-Aの品名で販売されました。その時の品番がFB440Tです。引用した博士論文では、チテックスBはFB481Tで同時に販売されたと記載があり、在庫の880Tは、80年代の後期かなと考えていました。

ですが、今日手に入れた82年2月の宣伝用の新聞に拠れば、440Tと880Tが同時に並べられています。単純に、発売順に品番を振っていたというよりは、桁数に意味を持たせて管理していた形跡があります。在庫のチテックスが、初期型に限りなく近そうということが掴めるだけでも、かなり重要な資料と言えます。

OG風
ヴィンテージのメガネ

18.01.23

OG風という表現は、OGにもこのフレームにも失礼なんでしょうけど、それしか思いつかないのでお許しください。

スウェーデンのフレーム。個人的には、今回の中で一番かもしれません。久々にメガネで衝撃が走りました。物としてカッコ良く、似合うかどうか分からんですが、関係なしに掛けたくさせるデザインでした。サイズは48◻︎16-145で、テンプルに刻印が無ければ、60年代のOGで通りそうな雰囲気が出ています。

面の取り方、ボリュームの緩急のつけ方が綺麗です。特に智の部分が綺麗です。

検品完了しました
ヴィンテージのメガネ

18.01.23

ドイツからの荷物の検品が終わりました。

ペルソールです。レイバンもペルソールも、そんなに乗り気では無いのですが、このモデルは好きなのでやります。一本じゃ寂しいので、他に型違いで3本くらいあります。もちろんRATTIです。

レスカとペルソールがくっついた、欲張りセットみたいでいい感じです。鼻幅が広い、且つレンズがデカイのでガラスは諦めた方が無難です。形状的には、鼻盛りせずに、ゴーグルみたいにピッタリくっ付くくらいで掛けるとカッコ良いのでしょうが、殆どの日本人が無理っぽいです。鼻がパス出来ても、頬が当たりそうです。それにめげずに、何とかする予定で取っています。

本日も
営業案内

18.01.22

昨日の余波がありまして、本日も17時ごろには閉めます。すみません。昨日は、検眼以外のことを2連発で喋りすぎました。

ドイツから仕入れしました。日本の物だけで完結させたいところですが、新鮮さにどうしても欠けるので、久々に入れました。それの準備も今日から早速します。週末にはバッチリ見てもらえると思います。

明日の営業について
営業案内

18.01.20

明日日曜日は、オープン直後と夕方くらいに検眼の予定が入りました。

明日は、お渡し予定がある方のみ、営業します。商品は受け取れます。すみません、それ以上は私のキャパオーバーです。

戦利品
雑記

18.01.19

昨日は、大須の骨董市でした。次の開催日となる28日は、日曜日なので行きやすいと思います。

昨日は割と本気といいますか、私的にはお笑いなしのカッコいい物しか買って無いです。特にホッチキスは、2年くらいのんびりとこんな感じのを探していたので、非常に嬉しかったですね。パテントとJISマークが入っているだけなんですけどね。

どうしても、金属の塊に手が伸びます。重ければ重いほど好きです。銀のメガネも、そういう趣向が反映されていると思います。インディアンジュエリーとか買っていた時も、2択で迷ったら、デザインではなくて重さで決定していました。重い方がカッコいいという感覚です。そういう病気でしょうね。

水曜日から金曜日ですが、1月31日から2月2日は休みになるので、ご来店予定の方はアレコレ予定を織り交ぜてお越しくださると嬉しいですね。

根強い人気です
ヴィンテージのメガネ

18.01.19

レスカのお持ち込み。元々はG15系の、グリーングレーのレンズが入っていました。写真はレンズ変更済みです。グレーの50%、ハードコート、フラットレンズです。フレームカーブを落とすのに苦労しました。

実寸のレンズサイズが43ミリで、濃度80%くらいのレンズが入ると、シャネルズ感がどうしても出ます。良いか悪いかというよりは、好みです。一般的には、濃さを落とした方が使いやすいと思います。

鼻盛り前。実寸で24ミリ。日本人だと、18ミリ〜20ミリくらいまで詰めないと、かけられないでしょうね。

鼻盛り後です。19ミリまで詰まりました。これなら鼻に乗るでしょう。

テンプルの開き。一旦150ミリまで開いています。男性なら150ミリ〜160ミリくらいで収まることが多いです。初期値は120ミリでした。これだとおそらく、掛けた瞬間から下がっていたと思います。

野暮ったい感じが薄まって、程よいです。ミラーまでいかない、自然な光の反射です。

それにしても、どうやって販売しているのか気になりますね。それに、買ってちゃんと使えていない人が多そうです。皆さんどうしているのでしょうね。それが原因で、メガネが煩わしい物という認識になってしまうと悲しいです。作業しながら、いつも思います。

ブリッジ特注品
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.01.19

SPMのフレームです。上が、年末に特注をかけて、届いた品です。下が通常品。ブリッジを狭めて、パッド足を取り付けました。

お客さんの目と目の距離が57ミリです。レンズだけ小さくしても、鼻付近の余白が出来てしまいますから、今回はブリッジから詰めました。フレームサイズとしましては、43◻︎18です。レンズを1サイズ詰めても良かったのですが、女性のお客さんなので、かっちりし過ぎる印象にしても…という判断です。レンズサイズはいじらなかったです。

フレームのバランスだけ見ますと、KOOKIのジュニアフレームみたいです。ナードな可愛らしさというよりは、幼い感じが出ている気配がします。ただし、フレームの美しさによって、全体としては引き締まった凛とした印象が保てているのではないかと思います。一安心です。茶系でセル巻きしても良さそうです。

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