お客さんのメガネ
目のことレンズのこと

18.03.26

昨日帰還しました。今日からは店で加工をゴリゴリしていきます。

お客さんのメガネ。ご購入品。小ぶりなツーブリッジです。上のバーが端から端に伸びており、それがカッコ良いです。レイバンのエシュロン系のツーブリッジです。

ご希望でガラスのクリア、ノンコートを入れました。70年代のやり方です。今のファッションの「ちょいダサ」の演出の為のツーブリッジではなくて、ゴリゴリでカッコいい方の演出です。映画タクシードライバー寄りのツーブリッジと例えればよいでしょうか。あれはサングラスですが、要はややミリタリーなイメージです。

右レンズ s-4.50 です。フレームの大きさと、瞳孔間距離を考慮に入れて、屈折率は1.52にしました。

屈折率をあげても縁厚で1.0ミリも変化がありませんでした。むしろ中心厚がどんどん増え、さらに比重も増えます。おそらく、1.70以上の屈折率のレンズを積むよりも、軽くなったと思われます。

1.60の方がひょっとしたら軽かったかもしれませんが、縁厚で0.1〜0.2ミリ薄くなり、中心厚は0.1ミリ厚く、比重は変わらないとなりますと、1.52との仕上がりの重さの差は少ないと判断し、1.52のアッベ数の高さを優先しました。

ガラスレンズもプラスチックと同様に、薄ければ(=屈折率が高い)良いってものでは無いです。特にガラスの場合は、削ってみないと重さは分からないので、未だにレンズの選定は難しいなと感じております。値段が大分変わりますから、慎重に選んでいます。

明日と明後日は店に居ません
営業案内

18.03.23

再度、ご連絡です。明日と明後日は、一宮のtree peopleに行きます。店に居ません。ご了承ください。

出張も、これで今年は最後かと思います。店を不在にしてしまう、納期がかかる、行きたいと思った日に行けない等々、最後はお客さんにシワが寄ってしまう感覚がします。申し訳ないなあという思いです。

そして、これは何となくの直感です。店の規模と私の器量というものが相関関係にあると思います。いまは、溢れ出している気がしまして、もう少し緩やかにしようと考えております。

明日は16時まで
営業案内

18.03.22

明日の営業は、16時までにします。すみません、土日の準備をします。

今日も店に籠って作業が出来たら良かったのですが、どうも昨日の夜から突然メガネが触りたく無くなってきてしまい、久々に何もせずに1日を終えてしまいました。金曜日にシワが寄ってますね。

とは言いつつ、さすがに全く何もメガネの為にならない1日というのもダメなので、前々から見たかった映画を。ワンダーウォールです。

とにかく、衣装やらセットやらが綺麗で、曲が良くて、ジェーン・バーキンがいい感じです。そして肝心な、オリバーゴールドスミスのメガネが素晴らしいです。ただ、ちらっとしか映りません…。それが残念すぎます。もう少し見たかったです…。

あらすじのふんわりさが、論理で捉えさせないという意図のように感じられます。こういう映画も良いなあという印象です。特に、今日みたいなボーッとしたい日にはぴったりでした。

USS
修理とメンテ

18.03.21

ネジ抜き後、ロックネジとナットで締め上げて緩みどめしております。ネジが1.3ミリでピッチも違うので、直すとなるとアメリカ物は厄介です。日本は1.2と1.4ミリです。

ドリルでネジの飛び出る先を広げて、貫通させます。

無理やり、1.4ミリをねじ込んで穴を広げる方法もあります。今回は珍しく2回やって2回とも中で捻じ切れてしまったので、ちゃんと拡張してからナットどめしました。

軍物のメガネですし、どこまできっちりさせるかというのも考えるべきでしょうが、腕がパタパタしているのは流石に不快ですから、その処置は行いました。

とりあえず外れました
ヴィンテージのメガネ

18.03.21

レストア中。レンズがキツイかつ、生地が縮んでいます。外すのに苦労しました。ガラスが熱々で、指先にやけどの手前のチクチク感が残っています。

これで、古いバイクに乗ったら最高だなと思います。久々に行灯カブに乗りたくなりました。

レンズは、当時のガラスレンズが入っています。度付きの場合は、サイドガードと色を合わせるために、プラスチックレンズで、見本染色をすれば、ほぼ同じ見た目になるでしょう。もちろん裏面マルチのコーティングがおすすめです。

クワガタみたいなフレーム
ヴィンテージのメガネ

18.03.20

オリバーゴールドスミスの、この感じの物が手に入るとは思っておらず、相当な嬉しさです。全ての仕事を保留にして、とりあえず本日はこのレストアのみ。

イギリスから商品が入りました。ちゃんと販売するものは、明日以降に順次直していきます。とりあえず、嬉しすぎて仕事の順番間違えました。

今週の土日は居ません
営業案内

18.03.20

今週の土日は、一宮に出店に行きます。お店にいないです。その準備もあって、滞っていました。

いつもと逆転させて、8割はメガネの話をしないといけない環境でしょうから、久々の感じです。よそ行き感出ると思います。

ネジ抜き
修理とメンテ

18.03.20

アルミのブローです。アルミが大量に精錬され始めるのが、発電所のパワーが増してきた50年代以降なので、それくらいの年代だと思われます。ブローの形としての表れ始めが40年代の終盤ですから、流行りの形の最新の素材のメガネという位置付けだったのかもしれません。

ネジの固着が酷く、なかなか苦労しました。ネジ穴が潰れ過ぎて、筋がない状態です。ネジ穴の裏は、サビで埋もれています。

冒頭の写真は、ネジ穴(マイナス)を、専用のカッターで作り直した写真です。久々の作業でちょっと楽しい感じです。

裏は以前に載せたようにドリルを突っ込んで、ネジの先が出ている分を除去しています。それにより、ネジの締め上げる力が抜けて、少しの力で回ります。

無事に外れました。

 

お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ

18.03.15

ローデンの金張りです。

昨年末から、ツーブリッジがぼちぼち出ます。私自身も、少なくとも3年以上はエッセルのツーブリッジを掛けています。それを店で掛けていて、まさかカッコいいと言われる日が来るとは思っていませんでした。

 

この度は、薄い色のメガネというお題でした。ということで茶色を入れました。ただ、黄味がかった茶色です。レイバンのアンバーマチックみたいなカラーです。

普通の茶色でも渋くてカッコいいとは思いますが、レンズカラーとフレームの組み合わせがお父さん過ぎますので、ちょっとカッコいい感じに仕上げました。AOのスカイマスターのような、パイロットグラス系の形で、フレームがカッコ良ければ普通の茶色でも良いのでしょう。今回は、元々ファッションに振っていないフレームでしたので、カラー選択は慎重に行いました。

また揃いました
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.03.15

銀のメガネ入れました。メーカーさんが、ちょろっとストックを持ってくださっていました。助かります。

2ヶ月ぶりくらいに、定番が揃った感じです。

 

 

 

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