検眼の講演会も聞いてきました。
よくブルバキでもお伝えしている、視覚が脳の情報処理能力のかなりの割合を占めてしまうということを簡単に確かめる方法が眼から鱗でした。
例えば、手順としては
①ボールペンの先を両眼でしっかり見る。
②ボールペンの先を、ペン先が1つに見える限界まで顔に近づける(2つに分かれて見える少し手前に引き戻す。)
③その状態で、昨晩何を食べたのか思い出す。
いかがでしょうか。私は、③が上手く履行出来ないです。まず状態②のときに、深く考えることが出来ないことに気づきます。
そこで無理矢理でも思い出すように努めると「2つに見え」始めます。それはつまり、鮮明な視覚情報を維持することを諦め、思い出すことに脳の処理の比重を傾けた証拠だと考えられます。結果、眼筋が緩んで複視が生じます。
無意識に、考える量、考えられる量、集中力その他諸々、眼から影響されています。眼によって脳の空き容量が侵食されている可能性があると考えると、わりと恐ろしいです。これは、以前にご紹介した立体視とも関連してきます。
他にも今日のエキスパートは、そもそも視覚というものを終始動的に捉えていて感動しました。今日から、まず何を頑張ろうかしら、、、という、若干途方に暮れる感じだったりもします。
とりあえず、眼と脳の関係について、簡単な実感する為の方法がありました。試してみると面白いですよ。