DIY
雑記

17.08.02

移転準備のため、8月30日まで休業中です。ご迷惑をおかけします。

あれこれ色々直さないといけませんが、このカーペット剥がしが一番大変かもしれません。糊の除去作業がまだ終わらずです。のこり30パーセント。

フロアカーペットですと、あまりにもオフィス感が強くて外すことにしました。そのカーペットは30センチ四方のカーペットを組み合わせるタイプではなく、一枚のカーペットをフロアに敷き詰めているので、剥ぐのにまず一苦労でした。

その後、写真のような接着剤を剥がす作業です。まずは、カッターのような刃先のスクレイパーで硬い部分を取り除きます。その後、剥がし液を染み込ませながらひたすら雑巾掛けです。

Pタイルの、ビアンキ的な良い感じの緑が見え始めてきました。

 

実質、明日まで
営業案内

17.07.27

片付け中です。土曜日の朝に引っ越しなので、実質明日までですね。お世話になりました。

8月は準備して、9月から新たに開けます。ちょっと時間をくださいませ。

明日はお休みです
営業案内

17.07.25

明日7/26(水)は、アナログさんがお休みの為、ブルバキも休みとなります。何卒、ご容赦くださいませ。

移転に向けて、準備に時間を割こうかなと思っております。

迂回
雑記

17.07.21

後世への最大遺物の前に、久々の小林秀雄さんの本です。中学か高校で取り扱って読んだ気がしたけど、多分違いました。

「モオツァルト・無常という事  (新潮文庫)」

やっぱり、ブルバキは喋り過ぎですね。折角の「美しい」と、お客さんの感じるタイミングを先に潰している可能性がありますね。 メガネの良さは、メガネを掛けた瞬間にあって、言葉になる前ということなので、1年半を振り返って、反省しています。

パーツ選定から感じること
ヴィンテージのメガネ

17.07.21

久々に、メガネのことを書きます。

レンズカラーが分かりやすいように、セーム革の上にのせてみました。フレームカーブを0にして、フラット(プラ)のグリーンを入れました。レンズサイズが大きいので、メガネ用に製造されていたとは思いますが、少し濃いめのレンズカラーにしてサングラスにすることで全体の印象を締め、バランスを取ってみました。鼻パッドは、チタンパッドに変更することで、ちょっとだけ今っぽい感じにしております。

80年後半から、90年頭にかけてのフレームです。

講釈垂れていますが、私的な見所は、写真の上から3枚目〜5枚目です。クラシックな感じを追求するために、智(テンプルの可動部)の作りが大事になってくるわけですが、スパルタ智が採用されることが大半のなか、これは一個智です。レンズ留めとテンプル留めのネジが別です。テンプルの開閉で、リムネジ(レンズ留めネジ)が緩まないようになっています。

この一個智をもう少し詳しく見たのが、4枚目と5枚目です。テンプルの開閉に関わる部分であり、パッと上から見える部分は、マイナスネジで綺麗に見えるようにしてあります。また、マイナスネジは、締め上げる時にドライバーが舐めるので締めにくい欠点があります。一方、ネジ頭のブロックが1/2と大きくなるため、プラスネジよりも潰れにくい利点があります。テンプルは、メガネを使っていけばどうしても緩みます。その都度ネジを締めますが、美観と耐久性を考慮したネジのチョイスが良いです。

それとは対照的に、5枚目のリムネジですがプラスネジが入っています。テンプルネジとリムネジがプラスとマイナスで使い分けているのは、今まででこのフレームとこれの玉型違いだけです。

リムネジは開閉しやすさを考慮して、ドライバーが滑ってレンズを傷つけないようにプラスネジが選ばれているのだと思います。ネジの頭は、プラスネジは1/4ブロックずつになるので、舐めると潰れやすいですが、レンズ交換の頻度は高くないため、ドライバーが滑りにくいプラスのネジを採用してある方が、こちらとしては大変助かります。

メガネの良さは様々にありますが、今回はパーツの選定から込められた意図を、妄想してみました。美観と耐久性と、加工のしやすさの3点かなと、個人的には思っています。個性を打ち出すというよりも、配慮に重きを置いている感じが、古い物には多い気がしています。

論語と算盤
雑記

17.07.20

一人で居ますと、自分を律するのが難しいです。上司も居ないですし、師匠が付きっきりというわけにもいきません。

5月6月、7月頭と忙しく、ようやく落ち着いてきましたし、ようやく新たなスタートを切る準備として、本を読んでいます。言い訳ですが、自分を律する為です。準備の一環です。

写真のこの本は2回目。良い本は、何度も読みます。この後は、内村鑑三の『後世への最大遺物』です。それは、10年間で15回くらい、とくに大きな選択を迫られる直前なんかは、大体読んでいます。偉人の本は、読みますと、「バカヤロウ」と頭を叩かれた気分になって、不安は増大します。ですが、これしか選択肢は無いんだなと思いますと、粛々と続ける決意といいますか、それよりも柔らかい感情に最後は満たされて、なんとなくいい感じになります。

そろそろ準備します
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17.07.19

ついになのか、ようやくなのか、念願のなのかよく分かりませんが、7月28日の金曜日で、一旦豊橋での営業が終わります。お越し頂いたみなさま、本当にありがとうございました。小生、1年半の借り暮らしを終えて、新天地で箱を構えようという次第です。29日は、引っ越しの作業のため、アナログさんには居ます。

検眼重視のメガネ屋があって、一方ではフレームデザイン重視のメガネ屋があって。そもそもメガネは、フレームとレンズ、検者の考えと被検者であるお客さんの感覚が融合した物です。融合して、本来は不可分であるべきという考えから、どれを重視するかではなくて、強いて言えばメガネを重視し過ぎるあまり、気付いたら一人で店を始める流れになっていました。前にも書きましたが、みなさまがやや怪しいメガネ屋を信じて頂き、今が在ります。ありがとうございます。

11月終わりから年末くらいには、銀無垢のフレームがあがります。昨年の2倍の本数をオリジナルで作ることが出来そうです。ようやく、定番の形は、店頭に常設していつでも見ていただける状況を作ることが出来ます。なんだかんだ、2年くらいお客さんをお待たせしてしまいました。すみません、こっちもようやくスタートという感じです。

8月は準備して、予定では9月1日に開ける予定です。まだ詳細は確定していませんが、作り込むためにかける資本も無いので、8月中にはやれることはやり切っちゃって、開くんじゃないかなと予想しております。そのときは、ちゃんと告知します。

忙しくなりそうです。ひょっとして、ご迷惑をおかけするかもしれません。何卒、ご理解くださいませ。今後ともよろしくお願い致します。

あまり意識していなかったこと
雑記

17.07.17

先日も、お客さんに言われました。

「ヴィンテージマニアですよね?」

一応、自分では否定していますし、メガネに限らずヴィンテージでなくてはいけないと思ったことはないです。例えばヴィンテージのメガネ屋ですが、現行の銀無垢もやってます。

元々は、古いメガネも、古着も古本も興味はありませんでした。ただ興味のある分野の、現行の商品を見渡したときに、そこに至るまでの経緯を知ろうと思うと、大体どの分野も100年くらい遡ることになると思います。そうしますと、必然的にヴィンテージと現行品をハイブリッドして好きになるという感じです。これは、村上隆さんの芸術起業論でも触れられていた気がします。第一次世界大戦以降の歴史が、今を把握する上で大事的なニュアンスだったと憶えております。ちょっと詳細は忘れました。メガネはまさに、1920年〜の歴史をおさえておけば、大体どれ見ても面白く感じられます。

なので、私でお答え出来る範囲でメガネの話をする事も好きですし、感覚で選んで頂き喜んで頂ければ、あれこれの詳細は良いのかなと思って、商品の背景を説明をしないこともあります。女性の方に多いですね。物のスペックよりも、どの服に合うか、どのシーンで使うかの方が大事ですから。

それぞれにブルバキの解釈をして頂ければ幸いです。

古書市
雑記

17.07.17

古書市、丸栄でやってます。18日まで。名古屋市博物館で開催されているときに一回行って、今回のマルエイのやつは初めてでした。

大須界隈の古本屋は巡回しているので、別に必要ないかなと思いましたが、割と収穫がありました。メガネ関連は無しなのが、唯一の残念なところ。広告の束も探しましたが、当時物の広告は無かったです。腕時計ならあるのに。

 

条件
目のことレンズのこと

17.07.13

明日まで、引き続きお休みします。何卒ご容赦下さいませ。

メガネ屋側の話ですが、プリズム処方の際に、基準みたいなものがあります。その存在も知りつつ、お客さんの状況、主に仕事内容と現在の目の症状を鑑みて、ある程度の量を処方していました。レンズに組み込む場合もありますし、焦点間の距離を操作することで(目とのズレを意図的に作り出して)処方する場合もあります。

例えば基準の一つとして、シェアードの基準というものがあります。こちら側のアレなんで、特に内容は書きません。たまたま、50歳真ん中くらいの方に、「シェアードの基準って、何時くらいからありました?」とお尋ねしたところ、少なくとも専門学生時代から既に存在していたということでした。ということは80年代には、統計的な結果として用いられていたようです。そして、私の認識の仕方がちょっと違っており、あくまでのこの基準は、処方値を決定する際に、上限値として用いるとのことでした。

引っかかるのは、この基準が「80年代」に作られた統計的な基準というところです。全く当てはまらないと思っているわけではなく、当てはまらない事例が増えてきそうということです。パソコンやスマホ等々の電子機器の存在と、仕事の内容も画面を注視する仕事が増えてきたことなど、当時と今とでは生活環境が相当に変わっているはずです。

ちょっと前のブログにも通じますが、答えだけではなくて、プロセスが大事的なことを書きました。数学でも、定理だけが大事ではなくて、どの条件(仮定)のもとに、それが成り立つかが大事なんです。プロセスと、もっと遡って積み上げる土台となる前提条件を重視します。そのときに、条件を緩めたり変えた際に、結果がどのように変容するかが楽しみなわけです。ひょっとしたら、成り立たなくなるかもしれません。

業界の宝としてあの基準があります。同じように、それがどのように変容していくのか楽しみです。前提条件が違ってきています。お客さんの反応からも、何となく変化を感じます。

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