ケースその2
目のことレンズのこと

21.04.04

コレクションボックスです。これまた、感じの良い物が出ていました。

日本製で、これまた値段がそれなりに高いです。でも、物はやっぱり良いです。色々コレクションボックスを見てきた中では、ダントツのぴっちりとした角が決まった作りです。各パーツの合わせ具合もぴっちりきっちりでした。

表面は東レのウルトラスエードで人工皮革です。ちなみに、いまどき木枠です。日本製で木枠のコレクションボックスという肩書きだけでも惹かれます。

ちなみにブルバキは銀無垢とサンプラチナの、ショーケースに入り切らない分の保管用に、まず買ってみました。

スタッキングした時の縦横の合わさり具合が気持ちいいです。ピシッと揃います。個人的には、高くても良いのでこういうのを探していました。

ティファニーブルーっぽいので、銀無垢を収納してみました。

紺色は、凛としたイメージなのでサンプラチナを収納してみました。他にも、アイボリーとオレンジとパープルがあるそうです。内張は全て共通でアイボリーです。

一軍の収納にどうぞ。

ケースその1
メガネのはなし

21.04.03

オリジナルでケースとなると、布やらなんやらの持つ量が凄まじいし型代もあるしという金銭面での難しさと、あとはこっちの方がドンズバの理由ですけど、いい感じの小物をプロデュースするのは、めちゃくちゃ難しいという理由で避けてました。いつも、感じの良い雑貨屋さんで感じの良いものを買ってくださいとお伝えしていたと思います。

ブルバキを始めて5年以上経ちましたが、ようやく自分が欲しいの見つかったということで、仕入れしてみました。木のケースです。価格がなかなかで雑貨屋さんは避けると思うので置いてみます。よくあるゴージャス感を出す為の外装の桐箱とは違って、メガネ本体を収納するケースです。お出かけ用です。

テンプル長145ミリの銀無垢のラウンドを入れてみました。合わさると一層感じが良いです。無垢物の付属品として、セットにしてしまうという手もあるんですけど、それはしないことにします。眼鏡1本だけ所持でそれを掛けっぱなしで、尚且つサングラスを使わない人にはとって眼鏡ケースは外出時に不要なものです。要らないからその分値下げしてって感覚じゃないですかね。なのでセットはしない方向です。

セルもそれなりの大きさまで入ります。

素材は山桜です。大体こういうのはウォルナットで決まりやろ的な現代の風潮の中、敢えての山桜でした。個人的にはここにも惹かれていまして、本居宣長が好きだったらしいと、小林秀雄が仰っておりました。それは桜の花についてなんでしょうけど。つまり山桜も色々と良いことづくめで素敵な素材です。

手垢でコテコテにしたら、かなりカッコ良さそうですね。

綺麗に合わさっています。

教えて下さりありがとうございます
修理とメンテ

21.03.29

耐磁ピンセット最高でした。ノミネジのときに威力抜群です。つかみ放題です。

テクニシャンも同様みたいです
修理とメンテ

21.03.29

いまの状況を鑑みますと、DITAのマックスピティオンの復刻は早かったですね。今になって欲しいなという方も多いでしょうね。あれこれ似たような物も出てきているしで、復刻の中でも復刻の元祖つまりは準本物みたいな感じになってます。

磨き後
磨き前
磨き後
磨き前(撮る方向間違えました)
磨き後
磨き前

とにかく、面を意識してそこが崩れないように気をつけて磨いています。中古のお持ち込みでした。この辺も、無くなるとすごい値段になるんですね。頑張って綺麗にして、デッドストックに負けないように仕上げてみました。

元のイメージを保持しつつ、程よく鼻幅が縮まっています。テンプルが細くて曲げ点をちゃんと決めることが可能です。ヘビーなフロントでもフィッティングがしっかり実現できるところが眼鏡としてのポイント高しです。

今回の中古は、残念ながらテンプルだけヒビが若干残っています。フィッティングで完全に亀裂が入るのかどうかは不明です。フィッティングをして、亀裂が入り切らないのであれば、ヤスリでヒビの部分を落としてツルピンにすることも可能です。

ちなみに、politicianは英語の綴りでフランス語綴りはpoliticienでした。政治家がフランス語でポリティシャンじゃなかったら危ないところでした。

土曜日は15時から開けます
営業案内

21.03.26

土曜日は、15時くらいまで検眼でこもっています。

日曜日は、今のところ何もないので普段通りオープンです。

もう一本手入れ
ヴィンテージのメガネ

21.03.24

ストレートテンプルで、雰囲気ややスポーティーです。レンズの形は先程と同じような紡錘形です。そこは、やや不気味な感じです。それが良かったりします。

作りとしては、ガーゴイルとか呼ばれている辺りに近く、フロントは厚みの無い、そしてブリッジ以外に起伏を設けていないデザインです。

濃い色のレンズを入れてサングラスとして提案するのは決定だなと、見た瞬間に考えていました。あとは、フロントのぺったんこな感じをどう活かすかということが気になります。

フロントがぺったんこに対して、レンズもぺったんこというのも、組み合わさった物のイメージとしては、フェイスガードみたいな一枚のフィルムが顔面にあるという感じになりそうで、それはそれで良さそうです。ポルシェデザインの、ポリカのサングラスみたいな。画像検索で、「オノ・ヨーコ ポルシェデザイン」で調べると、あぁーってなります。

とは言いつつ今回は、むしろめちゃくちゃ湾曲したレンズを入れてみました。横から見るとレンズの突出が目立ちます。有機的な、人間ではない何か別の生命体のような、ちょっとだけギョッとする雰囲気を足してみました。

手入れ
ヴィンテージのメガネ

21.03.24

かなり久々に、在庫化に向けて磨き等々の修正をしていました。半年ぶりかそれ以上です。お持ち込みの修正が続いていまして、それはそれで中々お目にかかれない物にも遭遇できるので面白いです。ですがやっぱり、自分で仕入れした物を触るのが一番面白いですね。

ということで久々のレストアですし、次にここまで時間が取れるのもいつか分からないので、直したかった順に着手しました。まずはこれです。あれほどちょっと前にヘルシーだなんだ言っていましたが、すみませんいきなりの真逆な感じでした。触っているうちにちょっと調子出てきて楽しくなってしまって、めっちゃ濃い紫のレンズにしてみました。完成度は高まったと思いますが、ヘルシーから一層遠のきました。

リムの余白の作り方と、削る面の設け方が独特です。

レンズの形は、紡錘形です。クチビルみたいな感じです。裏から撮るとよく分かります。

土曜日は休みです
営業案内

21.03.19

明日、土曜日は休みます。お店にも居ないので、受け取りも不可です。

日本製のおかげ
修理とメンテ

21.03.17

クロムハーツですね。日本製のおかげで、あれこれメンテがしやすいので助かります。

おそらく前のレンズの枠入れの段階で、結構引っ掻いていたようです。私の仕事と思われても嫌なので、普通のアセテートですし削ってラインを整えて、これから磨きます。

ゴツいパーツが付いています。ここが銀ですね。フロント側はステンレスのコマっぽいです。

テンプルにパタパタの症状があります。ネジを閉めても直らない場合は、無理しない方がよいです。プラスネジはナメやすいですから。ネジの緩みとは別に問題があります。

今回はヒンジにワッシャーが噛んでいまして、それか土台のどちらかの摩耗でした。これの交換も、日本製の日本の規格のパーツなので簡単です。助かります。

普通の段付きワッシャーです。厚みを0.1ミリから0.15ミリに変更しています。そうすることで、ネジが閉まりきる手応えを得られます。パタパタが解消されます。

あとは、最近のクロムハーツの眼鏡も、樹脂が巻きついたレッドネジが差してありました。緩みにくいネジです。そこで今回はついでにそれに差し替えています。

レンズが届いたら枠入れです。枠入れ前の準備の方が、作業時間としては長いかもです。

フランス物はこうやってこうです
修理とメンテ

21.03.17

70年代のフランスのです。今っぽい多角形です。そもそも今が、ヴィンテージの流れを汲んで多角形を出し始めたんですかね。今の多角形系の元ネタと言う方が良いかもです。まあ、どっちでも良いことですね。

金張りがどうのこうのとか、この時代のフランスのエスプリがどうのこうのは、おそらくネット上に数多散見しておるはずなので割愛です。

この年代のこの手のフレームあるあるです。今の日本のフレームの規格のような鼻パッドの角度・向きに合わせることが販売側に求められます。フィッティング前のスタートラインに立たせるのに苦労します。そうしないと、お客さんが楽に掛けられないので。

(パッド面を上に広い、逆ハの字に直した後です。たまに、今回のもでしたが、八の字になっているときがあります。どういう鼻が顔面に付いている想定なんだ??と、突っ込みたくなります。)

とりあえず、これくらいで顔に乗りはじめると思います。あとは本番のフィッティングで触ればよいです。

あと困るのは、大体テンプルが謎に短いです。現行の先セルで伸ばしてあげると、男の人は掛けられるようになると思います。

クリアのタイプもあります。今回は、ガラスのブラウンのレンズに合わせて、クリアブラウンの先セルを選択しました。変色が気になりにくいのがミソです。

_170831bk

pageTopLink